阿波 (津山市)
阿波 | |
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国 | 日本 |
都道府県 | 岡山県 |
市町村 | 津山市 |
地域 | 阿波地域 |
設置 | 2005年(平成17年)2月28日 |
面積 | |
• 合計 | 42.07 km2 |
人口 (2019年1月1日現在) | |
• 合計 | 505人 |
• 密度 | 12人/km2 |
等時帯 | UTC+9 (JST) |
郵便番号 |
709-3951 |
阿波(あば)は、岡山県津山市の大字。旧苫田郡阿波村に相当する。面積は42.07km、住民基本台帳による2019年1月1日現在の人口は505人。郵便番号は709-3951(加茂郵便局管区)。
地理
[編集]津山市内北辺にあたり、中国山地の山間部に位置する。大字阿波のみで市内の地域区分のひとつである阿波地域にあたり、津山市役所阿波出張所が管轄にあたる。市内加茂町地域の加茂町倉見・加茂町青柳・加茂町知和・加茂町山下・加茂町河井・加茂町物見および鳥取県鳥取市佐治町余戸・用瀬町江波・用瀬町屋住、鳥取県八頭郡智頭町波多・宇和と隣接する。1,000メートル級の山に囲まれ、地内の94%が山林で占められている[1]。地内には8集落があり、一部には茅葺屋根の民家や水車・棚田などが残る集落も存在する[1]。過疎化が進行しており、高齢化率は40.1%にのぼる。少子高齢化による地域活動の存続が深刻化しており、若者の定住促進が課題である[1]。地内には推定樹齢500年を越える尾所の山桜やアルカリ性単純泉の阿波温泉がみられる。
河川
[編集]中央部を南北に、吉井川支流である加茂川が流れ、阿波落合川、尾所(おそ)川、西谷川、廻(めぐり)川などが合流する。流域では滝や渕が点在する[2]。
歴史
[編集]1889年(明治22年)の町村制施行以来独立した阿波村であったが、2005年(平成17年)2月28日 に苫田郡加茂町、久米郡久米町、勝田郡勝北町とともに津山市に編入した。現支所は旧村役場であった。旧阿波村は大字が設定されていなかったため、旧村域が1大字となった。
沿革
[編集]- 1872年(明治5年) 西下組・東下組・大畑組・尾所組・大杉組が合併し阿波村となる。
- 1889年(明治22年)6月1日 町村制施行により東北条郡阿波村となる。
- 1900年(明治33年)4月1日、郡の合併により苫田郡阿波村となる。
- 2005年(平成17年)2月28日 苫田郡加茂町、久米郡久米町、勝田郡勝北町とともに津山市に編入される。
産業
[編集]主産業は農業・林業である。山林の70%は、杉・檜を中心とする人工林である[2]。また、鬼の門で知られる大ヶ山、阿波伝説に由来するお夏の墓で知られる深山渓谷、川・阿波山滝(布滝・白髪滝・大滝)など風光明媚な景観を生かした催事や観光誘致が行われている他、津山市が実施する「住民自治協議会モデル事業」に選定されており、若い住民を中心に地元ならではの商品開発なども行われている[1]。
交通
[編集]道路
[編集]- 岡山県道117号鱒返余戸線 - 県境に未開通区間がある。
- 岡山県道118号加茂用瀬線 - 県境に未開通区間がある。
- 鳥取県道303号大高下口波多線の起点は岡山県側にあるが、岡山県側は全区間未供用であり、岡山県道として認定されていない[3]。
バス
[編集]- 津山市営阿波バス(旧・阿波村営バス)
施設
[編集]- 津山市役所阿波出張所 −(平成27年3月までは、阿波支所)
- 阿波公民館
- 津山市立阿波小学校(旧・阿波村立阿波小学校)- 2014年(平成26年)3月閉校、津山市立加茂小学校に統合。
- 阿波幼稚園
- 阿波森林公園 - 阿波渓流釣り場が置かれ、ニジマス・アマゴ釣りが行える。
- 竹之下レインボー園地
- 釜森公園
- 一ノ渡公園
- もえぎの里 - 公営温泉施設。
- 高福寺
- 八幡神社 - 花祭りが県指定無形民俗文化財
祭事
[編集]脚注
[編集]- ^ a b c d 阿波地域(津山市) - おかやま元気!集落応援ネット - 岡山県の中山間地域に関する情報発信・交流サイト - | 岡山県中山間地域協働支援センター
- ^ a b 阿波まちづくり協議会
- ^ “目安箱12月提言意見”. 道の認定について. 岡山県 (2003年12月). 2013年6月20日閲覧。 “鳥取県道大高下口波多線は詳細不明だが昭和51年に鳥取県が認定しただけで、岡山県は認定する予定がない路線である。”