馬場康雄
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馬場 康雄(ばば やすお、1948年 - )は、日本の政治学者(欧州政治史・イタリア政治史・比較政治学)。東京大学名誉教授。東京都生まれ。
経歴
[編集]- 1971年6月 東京大学法学部卒業
- 1973年3月 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了
- 1974年4月 東京大学社会科学研究所助手
- 1980年1月 同助教授
- 1985年7月 東京大学法学部助教授
- 1988年6月 同教授
- 2012年3月 東京大学を退職[1]
著書
[編集]共編書
[編集]- (犬童一男・山口定・高橋進)『戦後デモクラシーの成立』(岩波書店, 1988年)
- (犬童一男・山口定・高橋進)『戦後デモクラシーの安定』(岩波書店, 1989年)
- (犬童一男・山口定・高橋進)『戦後デモクラシーの変容』(岩波書店, 1991年)
- (岡沢憲芙)『イタリアの政治――「普通でない民主主義国」の終り?』(早稲田大学出版部, 1999年)
- (岡沢憲芙)『イタリアの経済――「メイド・イン・イタリー」を生み出すもの』(早稲田大学出版部, 1999年)
- (奥島孝康)『イタリアの社会――遅れて来た「豊かな社会」の実像』(早稲田大学出版部, 1999年)
- (平島健司)『ヨーロッパ政治ハンドブック』(東京大学出版会, 2000年 第2版 2010年)
- (大瀧雅之)『政治・経済』(東京学習出版社,2007年)(文部科学省検定済教科書高等学校公民科用186東学政経015)
訳書
[編集]- パオロ・ファルネーティ『危機と革新の政治学――イタリアのデモクラシー』(東京大学出版会, 1984年)
- ノルベルト・ボッビオ『イタリア・イデオロギー』(未來社, 1993年)
論文
[編集]- 「ジョリッティ体制の危機――形成期のイタリア民主政をめぐって(1・2)」『社会科学研究』31巻2号、31巻4号(1979年-1980年)
- 「イタリア議会政治の危機とファシズム――第5次ジョリッティ内閣を中心に」東京大学社会科学研究所編『ファシズム期の国家と社会(7)運動と抵抗』(東京大学出版会, 1979年)
- 「"歴史的妥協"か"権力掌握"か――第二次大戦後のイタリア」篠原一編『連合政治――デモクラシーの安定をもとめて(2)』(岩波書店, 1984年)
- 「政治変動としての明治維新」坂野潤治・宮地正人編『日本近代史における転換期の研究』(山川出版社, 1985年)
- 「イタリア議会政治における普通選挙権問題――第4次ジョリッティ内閣成立前史」『國家學會雑誌』101巻5・6号(1988年)
- 「遅れて来た『豊かな社会』の政治変容――1980年代のイタリア」東京大学社会科学研究所編『現代日本社会(2)国際比較〔1〕』(東京大学出版会, 1991年)
- 「女性と現代政治」『東京大学公開講座(57)性差と文化』(東京大学出版会, 1993年)
- 「日本とイタリア――戦後50年の比較」『年報・日本現代史』創刊号(1995年)
- 「20世紀の政治文化」『東京大学公開講座(64)文化としての20世紀』(東京大学出版会, 1997年)
- 「歴史現象としてのファシズム」『岩波講座世界歴史(24)解放の光と影 1930年代-40年代』(岩波書店, 1998年)
- 「トラスフォルミズモ再考」北村暁夫・小谷眞男編『イタリア国民国家の形成――自由主義期の国家と社会』日本経済評論社 2010
脚注
[編集]- ^ 東京大学学内広報1423号(2012年4月4日閲覧)