高沖陽造
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高沖 陽造(たかおき ようぞう、1906年4月25日 - 1999年10月15日)は、日本の文芸評論家、翻訳家。
略歴
[編集]広島県生まれ。正則英語学校卒業。1933年から西洋の文芸思想の紹介を始める。戦後は民主主義科学者協会に所属、マルクス主義芸術理論を研究、紹介した。
著書
[編集]- 『欧洲文芸の歴史的展望 ダンテからゴーリキイまで』(清和書店) 1934
- 『ニイチェと現代精神』(清和書店) 1935
- 『芸術学』(ナウカ社) 1936
- 『文芸思想史』(三笠書房、唯物論全書) 1936
- 『芸術学』(美瑛堂) 1937
- 『戯曲論』(霞ケ関書房) 1947
- 『芸術哲学』(山本書店) 1947
- 『欧洲文芸思潮史 ダンテよりジイドまで』(北斗書院) 1948
- 『美学』(季節社) 1948
- 『世界文学 ダンテからジイドまで』(評論社) 1949
- 『ニイチェ破壊より建設へ』(古明地書店) 1950
- 『芸術学小辞典 人間が芸術にもとめるもの』(厚文社) 1953
- 『悲劇論』(創樹社) 1994.1
- 『喜劇論』(創樹社) 1997.1
- 『治安維持法下に生きて 高沖陽造の証言』(太田哲男ほか編、影書房) 2003.6
翻訳
[編集]- 『ドイツ古典哲学の進歩性』(ハインリツヒ・ハイネ、栗原佑共訳、改造社、改造文庫) 1933
- 『ニイチエとジイド』(アンリ・ドラン、淀野隆三共訳、建設社) 1934
- 『キァンディド』(ヴォルテール、春陽堂) 1934、のち文庫
- 『装甲巡洋艦 海戦小説』(フランツ・シアウウェッカー、拓南社) 1942
- 『決戦下の健民厚生 ナチス国民厚生団(N.S.V)の戦時活動』(ハンス・ベルンゼー、国際日本協会) 1943
- 『世界政治宣伝史 シーザーよりガンディまで』(A・シュテゥルミンガア 、岡倉書房) 1943
- 『決戦下のドイツ婦人 銃後活動の全貌とその業績』(イルゼ・ブレツシユリーベ、国際日本協会) 1943
- 『売られた農民 ブラジル原始林における売られた兵隊の後日物語』(エルヴィン・ヘッス、国際日本協会) 1943
- 『国民科学としての文芸学』(ペェタァゼン、大観堂出版) 1944
- 『平和革命論』(レーニン、野坂參三編著、三和書房) 1946.9
- 『パンセ』(パスカル、白鳳書院) 1949
- 『エンゲルス芸術論』(マルクス、評論社) 1949
- 『トォマス・ミュンツァー 虹の旗をもてる男』(フリードリッヒ・ヴォルフ、創樹社) 1999.5
参考文献
[編集]- 『日本近代文学大事典』
- 新聞の死亡記事