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魚津市立図書館

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
魚津市立図書館
施設情報
前身 魚津文庫
→魚津図書館
→町立魚津簡易図書館
→魚津町立図書館
→町立魚津図書館
専門分野 総合
事業主体 魚津市
管理運営 魚津市
延床面積 2,789[1] m2
開館 1900年(明治33年)1月
所在地 937-0805
富山県魚津市本江1940番地
位置 北緯36度49分2.7秒 東経137度24分7.3秒 / 北緯36.817417度 東経137.402028度 / 36.817417; 137.402028座標: 北緯36度49分2.7秒 東経137度24分7.3秒 / 北緯36.817417度 東経137.402028度 / 36.817417; 137.402028
ISIL JP-1001476
統計情報
蔵書数 約27万5000冊[1](2018年時点)
貸出数 約9万4000冊[1](2018年)
条例 魚津市立図書館条例
公式サイト https://www.uozu-lib.jp/
地図
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プロジェクト:GLAM - プロジェクト:図書館
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魚津市立図書館(うおづしりつとしょかん)は、富山県魚津市本江1940番地にある公共図書館。かつて魚津市民会館があった場所にある。

沿革

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新川県庁舎土蔵時代
  • 1900年明治33年)1月 - 木村松次郎、室清次郎、五十里櫂右衛門、植木伊三郎により魚津文庫を創立し、事務所を本村松次郎宅に置く。5月、町営魚津図書館に改称し、旧新川県庁舎の土蔵にて開館[2][3]。1926年(大正15年)4月28日には、町立魚津簡易図書館となる[4]
下新川郡公会堂時代
  • 1926年大正15年)
    • 4月 - 町立魚津簡易図書館設立[5]
    • 6月 - 下新川郡公会堂の階下を改装して、魚津町立図書館を開館[2]
田方町時代
  • 1928年昭和3年)4月 - 田方町98番地に移転。町立魚津図書館となる[5]
  • 1932年(昭和7年)5月 - 西田源次郎寄贈による書庫が落成[6]
  • 1952年(昭和27年)4月1日 - 魚津市立図書館に改称。
旧館時代
  • 1960年(昭和35年)
  • 9月 - 多東清吉[注 1]の申出(1959年(昭和34年)12月1日[7])により、沖田割の旧鴨川べりに新図書館が着工[8]。1961年(昭和36年)10月13日に竣工[7]
  • 1961年(昭和36年)11月15日 - 新図書館が開館。鉄筋コンクリート造回廊式2階建てで床面積741.665㎡、最大収蔵冊数6万冊を目標としていた[8]。多東記念館を併設した。総工費約1500万円。
  • 1964年(昭和39年)8月 - 魚津ロータリークラブから前月に寄贈されたマイクロ型移動図書館「ふみかぜ」運行開始(1976年4月に休止)[8]
  • 1975年(昭和50年)5月 - 木村喜見城の川柳碑が図書館前に設置される[9]
  • 2004年平成16年)11月1日 - 現行館への移転作業および旧図書館の解体の為、長期休館[10][11]
現行館時代

施設

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鉄筋コンクリート一部3階建て、床面積2,789㎡、開架部分最大収容冊数は10万冊、閉架部分最大収容冊数は30万冊[15]。建物はたてもんをモチーフとしており、日差しや騒音を遮る『蜃気楼スクリーン』などが設けられている。食品廃材再利用の壁紙やガラス廃材使用の外部舗装材などを使用し、夜間電力を利用した氷畜熱空調システムなど、環境に配慮した構造となっている[14]。総事業費は11億4,340万円[18]

設計は日立建設設計、施工は山形建鐵、谷口建設JV[19]

第36回富山県建築賞入選[19]

1階
事務室、サービスカウンター、一般書架コーナー、ヤングアダルトコーナー、マルチメディアコーナー、絵本コーナー、AV資料コーナー、雑誌コーナー、こどもコーナー、参考書コーナー、郷土資料コーナー、くつろぎコーナー、など
2階
学習室、視聴覚室、研修室、ランチスペース、ボランティアルームなど

交通アクセス

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脚注

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注釈

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  1. ^ 1890年(明治23年)8月24日富山県下新川郡魚津町(現・魚津市)に生まれた。1913年(大正2年)、24歳の時に北海道に渡り、多東建設株式会社を設立した。太平洋戦争後には東京都に進出したが、1959年(昭和34年)8月、妻とともに故郷の魚津市に戻り、魚津市村木に居を定めた。1960年(昭和35年)9月には多東の寄付によって魚津市立図書館の新館が開館し、館内には多東記念館が設けられた。また、多東育英会を設立するなど、各種の社会貢献事業に取り組んだ。魚津市立図書館には1961年(昭和36年)7月建立の銅像が建っている。

出典

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  1. ^ a b c 『日本の図書館 統計と名簿 2018』日本図書館協会、2019年、p. 82
  2. ^ a b 『魚津市史 続巻 現代編』p. 452
  3. ^ 『富山県図書館協会創立80周年記念誌』(2012年2月23日、富山県図書館協会編集・刊行)12「頁。
  4. ^ 『目で見る 魚津・黒部・下新川の100年』(1993年7月24日、郷土出版社発行)161頁。
  5. ^ a b 『富山県図書館協会創立80周年記念誌』(2012年2月23日、富山県図書館協会編集・刊行)13頁。
  6. ^ 『富山県図書館協会創立80周年記念誌』(2012年2月23日、富山県図書館協会編集・刊行)14頁。
  7. ^ a b 『魚津市広報 市制10年記念特集号』昭和37年5月15日発行、2ページ『魚津市10年間の出来ごと』より。
  8. ^ a b c 『魚津市史 続巻 現代編』p. 453
  9. ^ 『魚津市史 続巻現代編』(2012年3月31日、魚津市教育委員会発行)563ページ。
  10. ^ 『広報うおづ』第707号(2004年10月、魚津市発行)19頁より。
  11. ^ a b 『富山県図書館協会創立80周年記念誌』(2012年2月23日、富山県図書館協会編集・刊行)33頁。
  12. ^ 『富山県図書館協会創立80周年記念誌』(2012年2月23日、富山県図書館協会編集・刊行)27頁。
  13. ^ a b 『富山県図書館協会創立80周年記念誌』(2012年2月23日、富山県図書館協会編集・刊行)31頁。
  14. ^ a b 『広報うおづ』第713号(2005年4月、魚津市発行)6頁『新しい図書館がオープンしました』より。
  15. ^ a b 『魚津市史 続巻 現代編』p. 454
  16. ^ a b 『とやまの図書館ガイドブック』(2023年3月31日、富山県図書館協会発行)14頁。
  17. ^ 3/31(水)うおづ電子図書館がスタートします!(魚津市、2023年9月12日閲覧)
  18. ^ 『広報うおづ』第713号(2005年4月、魚津市発行)7頁より。
  19. ^ a b 平成17年度 第36回富山県建築賞受賞作品(公益社団法人富山県建築士会、2012年9月11日)

参考文献

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  • 魚津市史編纂委員会『魚津市史 続巻 現代編』魚津市教育委員会、2012年

関連項目

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外部リンク

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