鳥羽海上保安部
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鳥羽海上保安部(とばかいじょうほあんぶ、Toba Coast Guard Office)は三重県鳥羽市にある海上保安庁第四管区海上保安本部の海上保安部。
概要
[編集]- 所在地:三重県鳥羽市鳥羽一丁目2838番地28 鳥羽運輸総合庁舎3階
- 浜島分室所在地:三重県志摩市浜島町浜島1161番地6
- 管轄区域:三重県のうち伊勢市、松阪市、鳥羽市、志摩市、多気郡(大台町を除く)、度会郡(大紀町を除く)
- 担任海域:伊勢湾南部、熊野灘東部、遠州灘西部
沿革
[編集]- 1947年(昭和22年)9月 - 東海海運局鳥羽海上保安事務所として発足[1]
- 1948年(昭和23年)5月1日 - 名古屋海上保安本部鳥羽海上保安署として発足。
- 1950年(昭和24年)4月27日 - 鳥羽海上保安署庁舎(大蔵省普通財産)を東海財務局から所管換。
- 1950年(昭和25年)
- 1951年(昭和26年)
- 1952年(昭和27年)
- 1955年(昭和30年)
- 1957年(昭和32年)4月1日 - 通信所を設置。
- 1960年(昭和35年)
- 1964年(昭和39年)4月1日 - 鳥羽海上保安部尾鷲海上保安署を尾鷲海上保安部に昇格。
- 1975年(昭和50年)3月31日 - 鳥羽運輸総合庁舎が完成。
- 1976年(昭和51年)12月13日 - 気象標識の設置工事が完了[2]。
- 1977年(昭和52年)12月1日 - 通信所を廃止、東海統制通信事務所(桑名市)へ統合。
- 2001年(平成13年)4月1日 - 鳥羽航路標識事務所と大王埼航路標識事務所を廃止、鳥羽海上保安部へ統合。航行援助センターを設置[3]。
所属船艇
[編集]巡視船
[編集]番号 | 船名 | 型 | 配属期間 | 前配属 | 後配属 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
愛知丸 | 在来型 | 1950.04.?? - 1956.07.03 | 名古屋海上保安本部 | 清水海上保安部 | ||
こうず | 450トン型 | 1951.12.08 - 1976.02.12 | 就役 | 福江海上保安部 | ||
さよちどり | ARB型 | 1952.02.21 - 1954.08.11 | 高松海上保安部 | |||
はまちどり | ARB型 | 1954.08.11 - 1968.12.28 | 高松海上保安部 | 解役 | ||
はつかり | 駆特型 | 1955.02.15 - 1960.01.20 | 解役 | |||
やはぎ | 350トン型 | 1956.07.31 - 1958.04.25 | 就役 | 仙崎海上保安部 | ||
あさま | 特130トン型 | 1956.07.31 - 1976.03.04 | 就役 | 萩海上保安部 | ||
いすず | 改350トン型 | 1976.03.10 - 2009.??.?? | 就役 | 解役 | ||
PM28 | いすず | 2009.03.26 - | 就役 |
巡視艇
[編集]浜島分室所属巡視艇
[編集]番号 | 船名 | 型 | 配属期間 | 前配属 | 後配属 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
CR14 | ももやま | ????.??.?? - 1971.02.05 | 解役 | 1952年竣工 | ||
きよしも | 1971.02.?? - 1979.08.17 | 衣浦海上保安署 | 解役 | |||
CL87 | いせかぜ | 1979.08.17 - 1994.03.07 | 四日市海上保安部 | 解役 | ||
CL39 | いせかぜ | 1994.03.24 - 2022.02.28[4] | 就役 | 解役 | ||
CL203 | いせかぜ | 2022.03.01[5] - | 就役 |
歴代保安部長
[編集]代 | 氏名 | 階級 | 在任期間 | 出身校 | 前職 | 後職 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
鳥羽海上保安署長 | |||||||
伊東博文 | 1949.10.05 - | ||||||
鳥羽海上保安部長 | |||||||
柳田修 | 1953.08.10 - 1954.02.01 | 釧路海上保安部長・釧路港長 | 厳原海上保安部長・厳原港長 | ||||
松崎忠典 | 一等海上保安正 | 1954.02.01 - 1955.08.16 | 運輸技官 | 横浜海上保安部長・京浜港長 | |||
久原雅彦 | 1955.08.16 - 1958.03.15 | 小樽海上保安部長・小樽港長 | |||||
荷宮文次郎 | 1958.03.15 - 1963.04.01 | 高松海上保安部長 | 門司海上保安部長・関門港長 | ||||
平岡達雄 | 1963.04.01 - 1965.04.03 | 塩釜海上保安部巡視船おじか船長 | 函館海上保安部巡視船宗谷 | ||||
江原正大 | 1965.04.03 - 1966.04.01 | 福岡海上保安部長・博多港長 | 燈台部燈台補給船若草船長 | ||||
根本孝彦 | 二等海上保安監 | 1966.04.01 - 1967.08.15 | 警備救難部救難課長補佐官 | 六管警備救難部長 | |||
秋山修三 | 1967.08.15 - 1968.12.01 | 秋田海上保安部長・秋田船川港長 | 横浜海上保安部士官予備員 | ||||
林藤吉常 | 1968.12.01 - 1973.04.01 | 八戸海上保安部長・八戸港長 | 横浜海上保安部士官予備員 | ||||
福島弘 | 二等海上保安監 | 1973.04.04 - 1974.04.01 | 警備救難部管理補佐官 | 三管警備救難部長 | |||
澤田末治 | 1974.04.01 - 1976.04.01 | 一管燈台部長 | 高知海上保安部長・高知港長 | ||||
別府亀男 | 1976.04.01 - 1977.09.01 | 十管警備救難部長 | 門司海上保安部長・関門港長 | ||||
鈴木正隆 | 二等海上保安監 | 1977.09.01 - 1979.01.16 | 警備救難部救難課補佐官 | 四管警備救難部長 | |||
吉本義 | 1979.01.16 - 1980.11.25 | 九管警備救難部長 | 下田海上保安部長 | ||||
上野政久 | 1980.11.25 - 1982.11.22 | 石垣海上保安部長 | 舞鶴海上保安部長・舞鶴港長 | ||||
石川浪自 | 1982.11.22 - 1985.04.01 | 尾鷲海上保安部長 | 辞職 | ||||
岡本尚士 | 1985.04.01 - 1987.04.01 | 函館海上保安部巡視船りしり船長 | 横浜海上保安部巡視船のじま船長 | ||||
谷水長生 | 二等海上保安監 | 1987.04.01 - 1988.04.01 | 鳥羽海上保安部次長 | 定年退職 | |||
高木紀 | 1988.04.01 - 1990.04.01 | 海上保安学校門司分校長 | 辞職 | ||||
高橋迪 | 二等海上保安監 | 1990.04.01 - 1992.04.01 | 警備救難部航行安全課補佐官 | 七管警備救難部長 | |||
加藤純次 | 1992.04.01 - 1994.04.01 | 海上保安学校教官 | 九管警備救難部長 | ||||
松岡賢次 | 1994.04.01 - 1996.04.01 | 海保大教授 | 六管総務部長 | ||||
土屋誠 | 1996.04.01 - 1998.04.01 | 海上保安学校教官・教育訓練部長 | 海保大事務局長 | ||||
濱田喜代治 | 1998.04.01 - 2000.04.01 | 海保大教授 | 十一管巡視船くだか船長 | ||||
宮本一志 | 2000.04.01 - 2001.04.01 | 海保大教授 | 四管警備救難部長兼マリンレジャー安全推進室長 | ||||
小川泰治 | 二等海上保安監 | 2001.04.01 - 2003.04.01 | 小松島海上保安部巡視船くわの船長 | 六管警備救難部長 | |||
谷義弘 | 2003.04.01 - 2005.04.01 | 六管警備救難部企画調整官 | 三管交通部長 | ||||
金安宏二 | 2005.04.01 - 2007.04.01 | 二管仙台航空基地長 | 六管交通部長 | ||||
永山哲弘 | 2007.04.01 - 2009.04.01 | 十管警備救難部企画調整官 | 一管警備救難部長 | ||||
勢良俊也 | 二等海上保安監 | 2009.04.01 - 2011.04.01 | 四管警備救難部企画調整官 | 三管警備救難部長 | |||
柳田誠治 | 2011.04.01 - 2013.04.01 | 長崎海上保安部五島海上保安署長 | 宮崎海上保安部長 | ||||
野久保薫 | 2013.04.01 - | 十管警備救難部次長 |
脚注
[編集]- ^ 鳥羽市史編さん室 編 1991, p. 348.
- ^ 鳥羽市史編さん室 編 1991, p. 1331.
- ^ 「航行援助センター設置 鳥羽海上保安部内」中日新聞 2001年4月1日 朝刊 26面 伊勢志摩版
- ^ “鳥羽海保所属の巡視艇「いせかぜ」が退任 海難救助など28年間活躍:中日新聞Web”. 中日新聞Web. 2024年2月1日閲覧。
- ^ “船艇・航空機紹介”. 第四管区海上保安本部. 2024年2月2日閲覧。
参考文献
[編集]- 『30年の歩み』1978年5月、第四管区海上保安本部
- 『伊勢湾及びその周辺海域における海上保安の現況(附 第四管区海上保安本部40年の歩み)』1988年9月、第四管区海上保安本部
- 鳥羽市史編さん室 編『鳥羽市史 下巻』鳥羽市役所、1991年3月25日、1347頁。