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ラストレシピ〜麒麟の舌の記憶〜

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
麒麟の舌を持つ男から転送)
ラストレシピ〜麒麟の舌の記憶〜
著者 田中経一
発行日 2014年6月26日
2016年8月5日(文庫)
発行元 幻冬舎
日本の旗 日本
言語 日本語
ページ数 336
333(文庫)
コード ISBN 978-4344025981
ISBN 978-4344424982文庫本
ウィキポータル 文学
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ラストレシピ〜麒麟の舌の記憶〜』(ラストレシピ きりんのしたのきおく)は田中経一の小説作品。2014年に『麒麟の舌を持つ男』のタイトルで幻冬舎より刊行され、2016年に文庫化された際に改題された。2017年には同作を原作とした映画が公開された。

あらすじ

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顧客の「人生最後に食べたい料理」を再現して高額の報酬を得る佐々木充は、絶対味覚を持つ最期の料理人である。しかし、彼は今、料理への情熱を忘れかけていた。その時、かつての満洲国の料理人・山形直太朗が考えて作り上げた「大日本帝国食菜全席」のレシピを再現するために立ち上がる。

映画

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ラストレシピ〜麒麟の舌の記憶〜
監督 滝田洋二郎
脚本 林民夫
原作 田中経一
製作 亀山慶二
藤島ジュリーK.
吉崎圭一
市川南
見城徹
秋元伸介
木下直哉
沖中進
浅井賢二
二木清彦
樋泉実
荒波修
製作総指揮 早河洋
出演者 二宮和也
西島秀俊
綾野剛
伊川東吾
笈田ヨシ
竹野内豊
宮崎あおい
音楽 菅野祐悟
撮影 浜田毅
編集 李英美
制作会社 パイプライン
配給 東宝
公開 日本の旗 2017年11月3日
上映時間 126分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
興行収入 11.4億円[1]
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2017年11月3日公開。主演は二宮和也[2]

登場人物

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戦後〜現代

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佐々木充 - 二宮和也(3歳 - 高野景大、15歳 - 吉澤太陽
通称「最期の料理人」。
「麒麟の舌」と呼ばれる絶対味覚の持ち主で、全ての味を記憶・再現することができる。依頼人が「最期に食べたい料理」を再現して報酬を得る。
幼少期に両親を亡くして施設で育っており、自らの才能を用いて起業するも失敗、多額の借金を抱え込む。
柳澤健 - 綾野剛(15歳 - 小野寺晃良
大衆中華料理店の店長。
幼少期に親に捨てられ、充と同じ施設で兄弟同然に育った。充の才能を最初に見抜いた人物。
楊晴明 - 笈田ヨシ
中華料理界の重鎮。
かつて満洲国で日本人の料理人が考案した伝説のフルコース「大日本帝国食菜全席」の再現を充に依頼する。
鎌田正太郎 - 伊川東吾
かつての直太朗の助手。現在は山の中にある料理店「萃香庵」の店主。
鈴木太一 - 大地康雄(幼少期 - 佐藤結良)
児童養護施設「すずらん園」の園長。天涯孤独の身の充を3歳の時に施設に引き取り、育てていた。
ダビッド・グーデンバーグ - ボブ・ワーリー
ハルビン・スラバホテルのオーナー。ヨーゼフの息子。
山形幸 - 広澤草
直太朗と千鶴の娘。
吉田加奈 - 菜葉菜(15歳 - 山本花織
「すずらん園」の職員。充・健と同時期に施設で育った。
辰巳静江 - 青山眉子
割烹料理店の女性。直太朗と宮内省で同僚だった辰巳金太郎(演 - 真田五郎)の妻。
劉泰星 - 張天翔
楊の秘書。
山下 - 団時朗、山下美子 - 筒井真理子
充に「島津亭のオムライス」を再現してもらった夫婦。
宮内庁職員 - 城戸裕次
充が直太朗の事について尋ねに行った際に対応した人物。

1930年代

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山形直太朗 - 西島秀俊
「麒麟の舌」の持ち主。
かつては宮内省で天皇の料理番を務めていたが、「大日本帝国食菜全席」を作成するために満洲国へ渡航する。
太平洋戦争開戦の直前に、レシピとともに姿を消す。
山形千鶴 - 宮崎あおい
直太朗の妻。
夫を支えるため、ともに満洲国へ渡る。レシピ集の作成にも携わる。
鎌田正太郎 - 西畑大吾 (関西ジャニーズJr.)
直太朗の助手として雇われた料理人。
三宅太蔵 - 竹野内豊
満洲国ハルビン関東軍司令部の大佐(後に少将)。
日本の威信を諸外国に示すため、直太朗を満洲へ招き、「大日本帝国食菜全席」の作成を命じる。
楊晴明 - 兼松若人
中国人の料理人。直太朗の調理助手として雇われた。
山形幸 - 庄野凛
直太朗と千鶴の娘。1933年生まれ。
ヨーゼフ・グーデンバーグ - グレッグ・デール
ハルビン・スラバホテルのオーナー。
日本人の事は嫌っていたが、直太朗の料理に感心し、直太朗と親交を結ぶ。
ダビッド・グーデンバーグ - マキシム・ネチャイ
ヨーゼフの息子。1937年当時8歳。
鈴木料理長 - 竹嶋康成
直太朗が働く満洲国の官舎厨房の料理長。
田中 - 森優作
佐藤 - 松永拓野
助産師 - 小柳友貴美
中国人 夫 - 螢雪次朗
軍人 - 座間富士夫

スタッフ

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脚注

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  1. ^ 2017年興行収入10億円以上番組 (PDF) - 日本映画製作者連盟
  2. ^ ラストレシピ 〜麒麟の舌の記憶〜”. 東宝. 2017年5月15日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年10月23日閲覧。

外部リンク

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