市川南 (映画プロデューサー)
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いちかわ みなみ 市川 南 | |||||
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生年月日 | 1966年7月22日(58歳) | ||||
出身地 | 日本 東京都 | ||||
職業 | 実業家、映画プロデューサー | ||||
配偶者 | 有 | ||||
著名な家族 |
市川喜一(父) 関千恵子(母) | ||||
事務所 | 東宝ほか | ||||
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備考 | |||||
東宝株式会社取締役専務執行役員 |
市川 南(いちかわ みなみ、男性、1966年(昭和41年)7月22日[1][2][3] - )は、日本の実業家、映画プロデューサー。東宝取締役専務執行役員・エンタテインメントユニット映画本部長[4]、TOHOシネマズ取締役会長、TOHOマーケティング取締役会長、東宝東和取締役、東宝芸能取締役、ビーエスフジ取締役。
経歴
[編集]東京都出身。父は映画プロデューサーの市川喜一[5]。母は女優の関千恵子[5]。東宝「シンデレラ」オーディション審査員。
1989年に学習院大学文学部卒業、同年4月に東宝入社[6]。宣伝部で『千と千尋の神隠し』などを担当した。2001年より映画調整部に異動し、配給作品の編成および自社製作作品のプロデュースを担当した[6]。代表的な作品には『世界の中心で、愛をさけぶ』『いま、会いにゆきます』など。2006年4月より映画調整部長を担当。2011年に取締役。2012年に東宝傘下の東宝映画社長に就任した[7]。2021年5月取締役常務執行役員、2022年5月取締役専務執行役員に就任。
2004年に『世界の中心で、愛をさけぶ』の製作で第24回藤本賞[8]、2005年にエランドール賞プロデューサー賞:児井・田中賞[9]、2013年に『永遠の0』の製作で第33回藤本賞[10]を受賞している。
作品リスト
[編集]プロデューサー
[編集]- 模倣犯(2002年)アソシエイトプロデューサー
- 竜馬の妻とその夫と愛人(2002年)
- 阿修羅のごとく(2003年)
- 世界の中心で、愛をさけぶ(2004年)
- いま、会いにゆきます(2004年)
- 笑の大学(2004年)
- ローレライ(2005年)
- 春の雪(2005年)
- THE 有頂天ホテル(2006年)
- 県庁の星(2006年)
- 愛の流刑地(2007年)
- 椿三十郎(2007年)
- 十三人の刺客(2010年)
エグゼクティブプロデューサー
[編集]- 電車男(2005年)
- サイレン 〜FORBIDDEN SIREN〜(2006年)
- ラフ ROUGH(2006年)
- 7月24日通りのクリスマス(2006年)
- アンフェア the movie(2007年)兼企画
- 眉山(2007年)
- そのときは彼によろしく(2007年)
- Life 天国で君に逢えたら(2007年)
- クローズド・ノート(2007年)
- スマイル 聖夜の奇跡(2007年)
- 陰日向に咲く(2008年)
- 隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS(2008年)
- デトロイト・メタル・シティ(2008年)
- ホームレス中学生(2008年)
- ハゲタカ(2009年)
- 真夏のオリオン(2009年)
- ゼロの焦点(2009年)
- ゴールデンスランバー(2010年)
- 劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル(2010年)
- 告白(2010年)
- 悪人(2010年)
- SPACE BATTLESHIP ヤマト(2010年)
- 岳-ガク-(2011年)
- 神様のカルテ(2011年)
- エイトレンジャー2(2014年)
企画
[編集]- マリと子犬の物語(2007年)
- チーム・バチスタの栄光(2008年)
- ザ・マジックアワー(2008年)
- ジェネラル・ルージュの凱旋(2009年)
- ウルルの森の物語(2009年)
- 食堂かたつむり(2010年)
- プリンセス トヨトミ(2011年)
- ステキな金縛り(2011年)
- ロック 〜わんこの島〜(2011年)
- ロボジー(2012年)
- 終の信託(2012年)
製作
[編集]- あしたのジョー(2011年)
- 星守る犬(2011年)
- アンダルシア 女神の報復(2011年)
- アンフェア the answer(2011年)
- モテキ(2011年)
- DOG×POLICE 純白の絆(2011年)
- カイジ2〜人生奪回ゲーム〜(2011年)
- 映画 怪物くん(2011年)
- 源氏物語 千年の謎(2011年)
- friends もののけ島のナキ(2011年)
- ALWAYS 三丁目の夕日'64(2012年)
- 日本列島 いきものたちの物語(2012年)
- 逆転裁判(2012年)
- ライアーゲーム -再生-(2012年)
- 僕等がいた 前篇・後篇(2012年)
- テルマエ・ロマエ(2012年)
- ガール(2012年)
- 宇宙兄弟(2012年)
- 映画 ホタルノヒカリ(2012年)
- BRAVE HEARTS 海猿(2012年)
- おおかみこどもの雨と雪(2012年)
- アナザー Another(2012年)
- あなたへ(2012年)
- ツナグ(2012年)
- 悪の教典(2012年)
- 任侠ヘルパー(2012年)
- 綱引いちゃった!(2012年)
- 今日、恋をはじめます(2012年)
- 映画 妖怪人間ベム(2012年)
- 劇場版 HUNTER×HUNTER 緋色の幻影(2013年)
- ストロベリーナイト(2013年)
- 脳男(2013年)
- プラチナデータ(2013年)
- だいじょうぶ3組(2013年)
- 県庁おもてなし課(2013年)
- 奇跡のリンゴ(2013年)
- 映画 謎解きはディナーのあとで(2013年)
- 少年H(2013年)
- ガッチャマン(2013年)
- 謝罪の王様(2013年)
- 陽だまりの彼女(2013年)
- 潔く柔く(2013年)
- 清須会議(2013年)
- カノジョは嘘を愛しすぎてる(2013年)
- 永遠の0(2013年)
- 劇場版 HUNTER×HUNTER -The LAST MISSION-(2013年)
- トリック劇場版 ラストステージ(2014年)
- 土竜の唄 潜入捜査官REIJI(2014年)
- 神様のカルテ2(2014年)
- チーム・バチスタFINAL ケルベロスの肖像(2014年)
- テルマエ・ロマエII(2014年)
- 悪夢ちゃん The 夢ovie(2014年)
- WOOD JOB! 〜神去なあなあ日常〜(2014年)
- 青天の霹靂(2014年)
- 万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳-(2014年)
- 春を背負って(2014年)
- 舞妓はレディ(2014年)
- クローバー(2014年)
- 蜩ノ記(2014年)
- 神さまの言うとおり(2014年)
- MIRACLE デビクロくんの恋と魔法(2014年)
- 寄生獣(2014年)
- アオハライド(2014年)
- バンクーバーの朝日(2014年)
- 映画 ST 赤と白の捜査ファイル(2015年)
- ジョーカー・ゲーム(2015年)
- ストロボ・エッジ(2015年)
- 風に立つライオン(2015年)
- 暗殺教室(2015年)
- 寄生獣 完結編(2015年)
- 脳内ポイズンベリー(2015年)
- イニシエーション・ラブ(2015年)
- バケモノの子(2015年)
- HERO(2015年)
- 進撃の巨人 ATTACK ON TITAN(2015年)
- アンフェア the end(2015年)
- 進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド(2015年)
- バクマン。(2015年[11])
- ギャラクシー街道(2015年)
- 杉原千畝 スギハラチウネ(2015年)
- orange(2015年)
- 信長協奏曲(2016年)
- ちはやふる 上の句(2016年)
- 暗殺教室〜卒業編〜(2016年)
- アイアムアヒーロー(2016年)
- ちはやふる 下の句(2016年)
- 世界から猫が消えたなら(2016年)
- 高台家の人々(2016年)
- TOO YOUNG TO DIE! 若くして死ぬ(2016年)
- シン・ゴジラ(2016年)[3]
- ルドルフとイッパイアッテナ(2016年)
- 青空エール(2016年)
- 君の名は。(2016年)
- 後妻業の女(2016年)
- 四月は君の嘘(2016年)
- 怒り(2016年)
- グッドモーニングショー (2016年)
- 何者(2016年)
- ボクの妻と結婚してください。(2016年)
- 海賊とよばれた男(2016年)
- ぼくは明日、昨日のきみとデートする(2016年)
- 土竜の唄 香港狂騒曲(2016年)
- 恋妻家宮本(2017年)
- 本能寺ホテル(2017年)
- ひるなかの流星(2017年)
- サバイバルファミリー(2017年)
- 帝一の國(2017年)
- 追憶(2017年)
- 昼顔(2017年)
- メアリと魔女の花(2017年)
- 君の膵臓をたべたい(2017年)
- ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章(2017年)
- 打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(2017年)
- 関ヶ原(2017年)
- 奥田民生になりたいボーイと出会う男すべて狂わせるガール(2017年)
- 亜人(2017年)
- ナラタージュ(2017年)
- ミックス。(2017年)
- ラストレシピ〜麒麟の舌の記憶〜(2017年)
- 火花(2017年)
- DESTINY 鎌倉ものがたり(2017年)
- 未成年だけどコドモじゃない(2017年)
- 嘘を愛する女(2018年)
- ちはやふる 結び(2018年)
- いぬやしき(2018年)
- となりの怪物くん(2018年)
- ラプラスの魔女(2018年)
- のみとり侍(2018年)
- 恋は雨上がりのように(2018年)
- OVER DRIVE(2018年)
- コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-(2018年)
- センセイ君主(2018年)
- 検察側の罪人(2018年)
- フォルトゥナの瞳(2019年)
- 君は月夜に光り輝く(2019年)
- コンフィデンスマンJP -ロマンス編- (2019年)
- アルキメデスの大戦(2019年)
- 天気の子(2019年)
- コンフィデンスマンJP -プリンセス編-(2020年)
- 思い、思われ、ふり、ふられ(2020年)
- 思い、思われ、ふり、ふられ(アニメ映画)(2020年)
- 浅田家!(2020年)
- 新解釈・三國志(2020年)
- 約束のネバーランド(2020年)
- 劇場版ポケットモンスター ココ(2020年)
- ブレイブ 群青戦記 (2021年)
- 奥様は、取り扱い注意(2021年)
- 劇場版シグナル 長期未解決事件捜査班(2021年)
- 100日間生きたワニ(2021年)
- 燃えよ剣(2021年)
- シン・ウルトラマン(2022年)
- 七人の秘書 THE MOVIE(2022年)
- Dr.コトー診療所(2022年)
- ブラックナイトパレード(2022年)
- 映画 イチケイのカラス(2023年)
- 湯道(2023年)
- わたしのしあわせな結婚(2023年)
- 映画刀剣乱舞 -黎明-(2023年)
- 怪物(2023年)
- キングダム 運命の炎(2023年)
- ミステリと言う勿れ(2023年)
- アナログ(2023年)
- ゆとりですがなにか インターナショナル(2023年)
- ゴジラ-1.0(2023年)
- ゴールデンカムイ(2023年)
- 劇場版 君と世界が終わる日に FINAL(2023年)
- 変な家(2024年)
- 四月になれば彼女は(2024年)
- ディア・ファミリー(2024年)
- 映画 おいハンサム!!(2024年)
- キングダム 大将軍の帰還(2024年)
- もしも徳川家康が総理大臣になったら(2024年)
- スオミの話をしよう(2024年)
- あの人が消えた(2024年)
- ふれる。(2024年)
- 室井慎次 敗れざる者(2024年)
- 劇場版 ACMA:GAME 最後の鍵(2024年)
- 室井慎次 生き続ける者(2024年)
- 六人の嘘つきな大学生(2024年)
- 劇場版ドクターX FINAL(2024年公開予定)
- ふしぎ駄菓子屋 銭天堂(2024年公開予定)
- 聖☆おにいさん THE MOVIE〜ホーリーメンVS悪魔軍団〜(2024年公開予定)
- アンダーニンジャ(2025年公開予定)
- ファーストキス 1ST KISS(2025年公開予定)
製作指揮
[編集]共同製作
[編集]- 劇場版 ATARU THE FIRST LOVE & THE LAST KILL(2013年)
- SCOOP!(2016年)
- すずめの戸締まり(2022年)
- きみの色(2024年)
参考文献
[編集]- 『ジブリの仲間たち』鈴木敏夫、新潮社、2016年6月16日、156 - 161頁。ISBN 4-106106-74-4。
脚注
[編集]- ^ 『ゴジラ』が尖兵、東宝が描く海外戦略(2014年8月1日)、東洋経済Online、2014年8月1日閲覧。
- ^ 「役員の状況」『東宝株式会社 有価証券報告書 ‐ 第135期』
- ^ a b 野村宏平、冬門稔弐「7月22日」『ゴジラ365日』洋泉社〈映画秘宝COLLECTION〉、2016年11月23日、198頁。ISBN 978-4-8003-1074-3。
- ^ 企業概要、東宝、2023年11月12日閲覧。
- ^ a b “第7回:映画監督の仕事を意識したのが『時計じかけのオレンジ』でした。”. otoCoto (2016年9月16日). 2018年7月23日閲覧。
- ^ a b 東宝(株)映像本部映画調整部 市川南部長に聞く!(2011年1月29日)、文化通信.com、2014年2月8日閲覧。
- ^ 東宝(株) 市川南取締役が語る!(2013年2月04日)、文化通信.com、2014年2月8日閲覧。
- ^ 藤本賞 第30回〜第21回、映画演劇文化協会、2014年2月8日閲覧。
- ^ エランドール賞歴代受賞者一覧、日本映画テレビプロデューサー協会、2014年2月8日閲覧。
- ^ 藤本賞 第31回〜 映画演劇文化協会、2014年6月5日閲覧
- ^ “漫画「バクマン。」が実写映画化 - 主人公コンビは佐藤健&神木隆之介、『モテキ』の大根仁が監督”. Fashion press. 2015年9月6日閲覧。