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県庁おもてなし課

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
県庁おもてなし課
作者 有川浩
日本の旗 日本
言語 日本語土佐弁有)
ジャンル 社会小説(政治行政分野)
発表形態 新聞連載小説
初出情報
初出 高知新聞
刊本情報
刊行 角川書店ISBN 978-4048741828
収録 角川文庫ISBN 978-4041007846
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県庁おもてなし課』(けんちょうおもてなしか)は、有川浩著作の日本小説。および小説を原作とした日本映画2011年3月29日角川書店より発売。文庫本は2013年4月5日に発売された。雑誌『ダ・ヴィンチ』の“ブック・オブ・ザ・イヤー2011”総合・恋愛ランキング部門で第1位を獲得した。

概要

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有川浩本人の出身地である高知県を舞台とした小説で、自身が高知県から観光特使を依頼された際の体験から書き起こされた。本編あとがきなどによれば、高知県から観光特使を依頼され、有川もこれを承諾したものの以降の連絡がなく、事の成り行きを案じた有川が問い合わせたところ、実質は何も定まっていなかったという。このエピソードは本編冒頭で再現され、物語はこのエピソードをきっかけとしてスタートする。

題材となるのは実際に高知県観光振興部に2007年度に設置された「おもてなし課」である[1]。物語は「おもてなし課」内の人間関係、また「おもてなし課」をオブザーバー的立場でサポートする清遠一家の人間関係を中心として展開しつつ、舞台となる高知県の特色を押し出している。

なお、高知県観光振興部おもてなし課は2022年度の機構改革による統廃合で消滅し、業務は地域観光課や国際観光課などに振り分けられ、観光政策課に「おもてなし室」が新設されることになった[1]

あらすじ

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登場人物

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映画

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県庁おもてなし課
監督 三宅喜重
脚本 岡田惠和
原作 有川浩
出演者 錦戸亮
堀北真希
関めぐみ
甲本雅裕
松尾諭
高良健吾
船越英一郎
音楽 吉俣良
主題歌 関ジャニ∞
ここにしかない景色
製作会社 東宝映画
配給 東宝
公開 日本の旗 2013年5月11日
興行収入 6億9000万円
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2013年5月11日公開[2]。配給は東宝[2]。主演は錦戸亮[2]。作品名にもあるおもてなし課は、実際に高知県庁に存在する。この実在のおもてなし課をモデルとして物語が作られた。

全国293スクリーンで公開され、2013年5月11、12日の初日2日間で興収1億2,439万2,200円、動員9万8,076人になり、映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第3位となった[3]。最終興収は6億9000万円[4]

あらすじ

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高知県庁に「おもてなし課」とよばれる新部署が観光促進のために設けられた。やる気がありすぎる若手職員・掛水(錦戸亮)はバイトで働き始めた多紀(堀北真希)と共に、一般人の目線に立っておもてなし課を動かしていく。

キャスト

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スタッフ

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Blu-ray / DVD

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2013年11月22日発売。発売元は角川書店、販売元は東宝。

  • 県庁おもてなし課 スタンダード・エディション(1枚組)
    • 映像特典
      • 特報・劇場予告編・TVスポット集
    • 封入特典
      • ロケ地まるごとマップ
  • 県庁おもてなし課 コレクターズ・エディション(3枚組)
    • ディスク1:本編ディスク(スタンダード・エディションと同様)
    • ディスク2:特典DVD1
      • ビジュアルコメンタリー(錦戸亮×堀北真希×船越英一郎×監督:三宅喜重)
    • ディスク3:特典DVD2
      • メイキング
      • 宣伝キャンペーン映像集(高知出発式、官公庁訪問、東京一日観光)
      • 舞台挨拶映像集(完成披露試写、初日舞台挨拶、大ヒット舞台挨拶)
      • 公開前特番「ようこそ僕らの街へ! 全国おもてなし行脚」(特番の再編集)
      • オフィシャルインタビュー集(錦戸亮、堀北真希、船越英一郎)
    • 封入特典
      • 有川浩による原作サイドストーリー『サマーフェスタ』(60P)
      • 特製ブックレット(20P)
      • ロケ地まるごとマップ(スタンダード・エディションと同様)
    • 特製アウターケース付きデジパック仕様

脚注

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外部リンク

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