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多良政司

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
たら まさし
多良 政司
生年月日 (1951-05-19) 1951年5月19日
没年月日 (2019-11-03) 2019年11月3日(68歳没)
出生地 長野県
国籍 日本の旗 日本
職業 録音技師
ジャンル 映画
活動期間 1975年 -
事務所 東宝ポストプロダクションセンター
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多良 政司(たら まさし、1951年5月19日[1] - 2019年11月3日)は、日本録音技師日本映画・テレビ録音協会理事[2]東宝スタジオサービス取締役[3][4]長野県出身。

経歴

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1975年東京映画に入社。1977年2月に本社の移転。その後1978年に同映像部を吸収により東宝録音センターに移籍、代表の西尾昇の補佐をする形で日本で初のドルビーステレオ方式を採用、国産光学録音機によるステレオ光学録音や伊福部昭の要求した同スタジオでの収録実現、ドルビーデジタル5.1chサラウンドフォーマットを取り入れ等に尽力[3]2002年にはHD24Pダビングを手がける。2003年に総額50億円をかけてスタジオ第1次改造計画として東宝ポストプロダクションセンター建設に携わる[5][6]

代表作

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映画

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公開年月日 作品名 制作(配給) 役職
1977年 4月29日 若い人 東京映画
サンミュージックプロダクション
(東宝)
調音
6月4日 八甲田山 橋本プロダクション
東宝映像
シナノ企画
(東宝)
7月30日 HOUSE ハウス 東宝映像
(東宝)
10月29日 姿三四郎 東宝映画
東宝映像
(東宝)
12月17日 惑星大戦争
1978年 2月11日 女王蜂 東宝映画
東宝映像
角川春樹事務所
(東宝)
4月29日 愛の嵐の中で 東京映画
サンミュージックプロダクション
(東宝)
8月12日 火の鳥 東宝映画
東宝映像
手塚プロダクション
(東宝)
11月3日 英霊たちの応援歌 東京12チャンネル
(東宝)
11月23日 ブルークリスマス 東宝映画
東宝映像
(東宝)
12月23日 燃える秋 東宝映画
東宝映像
三越
(東宝)
1979年 4月28日 黄金のパートナー 東宝映画
東宝映像
(東宝)
乱れからくり
5月26日 病院坂の首縊りの家 東宝映画
角川春樹事務所
(東宝)
8月4日 トラブルマン 笑うと殺すゾ 東宝映画
東宝映像
(東宝)
11月3日 神様なぜ愛にも国境があるの
遠い明日
12月22日 関白宣言
1980年 2月9日 天平の甍 芸苑社
TBS
日本中国文化交流協会
中華人民共和国文化部
北京映画制作所
上海映画制作所
西安映画制作所
(東宝)
8月30日 地震列島 東宝映画
東宝映像
(東宝)
1981年 2月11日 帰ってきた若大将 東宝映画
東宝映像
加山プロモーション
東宝
青春グラフィティ スニーカーぶる〜す 東宝映画
東宝映像
(東宝)
7月11日 ブルージーンズメモリー BLUE JEANS MEMORY
8月8日 連合艦隊[3]
10月10日 幸福 東宝映画
フォーライフ
(東宝)
11月7日 駅 STATION 東宝映画
東宝映像
(東宝)
1982年 2月16日 あゝ野麦峠 新緑篇
5月22日 南十字星 新日本映画
サザンインターナショナルフィルム
(東宝)
8月7日 ハイティーン・ブギ 東宝映画
東宝映像
(東宝)
10月16日 海峡
12月18日 ウィーン物語 ジェミニ・YとS
三等高校生 東宝映画
東宝映像
ジャニーズ事務所
(東宝)
1983年 4月9日 小説吉田学校 角川春樹事務所
フィルムリンク・インターナショナル
(東宝)
5月21日 細雪 東宝映画
東宝映像
(東宝)
7月2日 プルメリアの伝説 天国のキッス
8月4日 嵐を呼ぶ男 東宝映画
東宝映像
ジャニーズ事務所
(東宝)
12月24日 エル・オー・ヴィ・愛・N・G
1984年 3月17日 さよならジュピター 東宝映画
東宝映像
イオ
東宝
4月14日 F2グランプリ 東宝映画
東宝映像
(東宝)
7月7日 夏服のイヴ 東宝映画
東宝映像
サンミュージックプロダクション
(東宝)
8月11日 零戦燃ゆ 東宝映画
東宝映像
(東宝)
10月6日 おはん
12月15日 ゴジラ[3]
1985年 1月26日 愛・旅立ち フィルムリンクインターナショナル
ジャニーズ事務所
研音
(東宝)
2月9日 菩提樹の丘 集英社
東宝映画
東宝映像
(東宝)
4月13日 カリブ・愛のシンフォニー 東宝映画
東宝映像
サンミュージックプロダクション
(東宝)
6月1日 グリニッチ・フィルム
ヘラルド・エース
東宝
4K版音響監修
8月31日 夜叉 東宝映画
東宝映像
グループ・エンカウンター
(東宝)
調音
11月9日 春の鐘 東宝映画
東宝映像
(東宝)
12月21日 姉妹坂
雪の断章 -情熱-
1986年 7月12日 子猫物語 ムツプロ
フジテレビ
電通
東京コマーシャルフィルム
東亜国内航空
(東宝)
7月26日 子象物語 地上に降りた天使 東宝映画
東宝映像
ビックウエスト
(東宝)
9月20日 鹿鳴館 MARUGEN-FILM
東宝映像
(東宝)
11月15日 落葉樹 丸井工文社
(近代映画協会)
12月13日 恋する女たち 東宝映画
東宝映像
(東宝)
1987年 1月17日 映画女優
8月1日 トットチャンネル
19ナインティーン 東宝映画
東宝映像
ジャニーズ事務所
(東宝)
9月26日 竹取物語 フジテレビ
東宝映画
東宝映像
(東宝)
12月19日 「さよなら」の女たち 東宝映画
東宝映像
(東宝)
ゴルフ夜明け前
1988年 5月21日 つる -鶴- 東宝映画
東宝映像
(東宝)
5月28日 嵐が丘 西友
西武百貨店
セゾングループ
MEDIACTUEL
(東宝)
10月8日 パンダ物語 学習研究社
田中プロモーション
四季会
パンダスタンプ
IMAGICA
(東宝)
1989年 4月15日 冬物語 東宝映画
東宝映像美術
フィルム・フェイス
(東宝)
YAWARA! 東宝映画
東宝映像美術
MYCAL
(東宝)
5月13日 マイフェニックス 東宝映画
東宝映像美術
東急エージェンシー
(東宝)
7月22日 ガンヘッド 東宝映画
東宝映像美術
サンライズ
バンダイ
角川書店
IMAGICA
(東宝)
11月3日 あ・うん 東宝映画
東宝映像美術
(東宝)
12月16日 ゴジラvsビオランテ[3]
1990年 5月25日 黒澤プロダクション
東宝映像美術
ワーナーブラザース
12月15日 山田ババアに花束を フィルムフェイス
トレジャ・アイランド
(東宝)
1991年 8月31日 波の数だけ抱きしめて 小学館
フジテレビ
山田洋行ライトビジョン
(東宝)
11月16日 超少女REIKO 東宝映画
東宝映像美術
(東宝)
12月14日 ゴジラvsキングギドラ[3] 東宝映画
東宝映像美術
ファーストウッド・エンターテインメント
(東宝)
1992年 12月12日 ゴジラvsモスラ 東宝映画
東宝映像美術
(東宝)
1993年 5月1日 国会へ行こう! バンダイビジュアル
ライトヴィジョンエンタテイメント
M.M.I
(東宝)
12月11日 ゴジラvsメカゴジラ[3] 東宝映画
東宝映像美術
(東宝)
1994年 7月9日 ヤマトタケル 東宝映画
東宝映像美術
ASATSU
ライトヴィジョンエンタテイメント
(東宝)
12月10日 ゴジラvsスペースゴジラ 東宝映画
東宝映像美術
(東宝)
1995年 12月9日 ゴジラvsデストロイア
12月16日 渚のシンドバッド 東宝映画
ぴあ
ぴあフィルムフェスティバル
(東宝)
1996年 12月14日 モスラ 東宝映画
東宝映像美術
(東宝)
1997年 4月19日 傷だらけの天使 吉本興業
電通ヤング・アンド・ルビカム
(松竹)
(松竹富士)
5月31日 香港大夜総会 タッチ&マギー ジャニーズ事務所
日本テレビ
日本テレビ音楽
vap
東宝映画
アミューズ
アミューズ香港
ゴールデン・ハーベスト
(東宝)
6月7日 誘拐 東宝映画
東宝映像美術
(東宝)
6月21日 東京夜曲 衛星劇場
近代映画協会
(松竹)
(松竹富士)
11月8日 ラヂオの時間 フジテレビ
ブルミエ・インターナショナル
(東宝)
12月13日 モスラ2 海底の大決戦 東宝映画
東宝映像美術
(東宝)
1998年 6月6日 絆 -きずな-
12月12日 モスラ3 キングギドラ来襲
1999年 3月6日 ガメラ3 邪神覚醒 大映
徳間書店
日本テレビ
博報堂
日本出版販売
(東宝)
12月11日 ゴジラ2000 ミレニアム 東宝映画
東宝映像美術
(東宝)
2000年 1月22日 雨あがる 黒澤プロダクション
角川書店
テレビ東京
博報堂
住友商事
スタッフ東京
IMAGICA
日本カルミック
サミー
東宝映像美術
アスミック・エース
(東宝)
7月22日 風を見た少年 The Boy Who Saw The Wind 日立マクセル
プルミエ・インターナショナル
ブレインズ・ベース
ブエナ・ビスタ・インターナショナル
12月16日 ゴジラ×メガギラス G消滅作戦 東宝映画
東宝映像美術
(東宝)
2001年 11月10日 冷静と情熱のあいだ 角川書店
フジテレビ
シネバザール
東宝
12月15日 ゴジラ・モスラ・キングギドラ 大怪獣総攻撃 東宝映画
東宝映像美術
(東宝)
2002年 6月8日 模倣犯 小学館
日本テレビ
TOKYO FM
博報堂DYメディアパートナーズ
日販
毎日新聞
スポーツニッポン
東宝映画
東宝映像美術
(東宝)
9月14日 竜馬の妻とその夫と愛人 東宝映画
東宝映像美術
博報堂
(東宝)
12月14日 ゴジラ×メカゴジラ 東宝映画
東宝映像美術
(東宝)
2003年 2月1日 わらびのこう 蕨野行 特定非営利活動法人 日本の原風景を映像で考える会
(山形県映画センター)
6月14日 スパイ・ゾルゲ 表現社
テレビ朝日
セガ
日本情報通信コンサルティング
オービック
IMAGICA
カルチュア・パブリッシャーズ
サミー
フィールズ
東宝
アスミック・エース
9月13日 ロボコン 小学館
NHK
TOKYO FM
日販
NHKエンタープライズ21
ゼネラル・エンタテイメント
東宝映画
東宝映像美術
高等専門学校協会連合会
(東宝)
12月13日 ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京SOS 東宝映画
東宝映像美術
(東宝)
デジタル光学録音
2004年 2月7日 赤い月 日テレ
よみうりテレビ
電通
電通テック
読売新聞
日販
スターダストピクチャーズ
中国電影集団公司
中国電影合作制片公司
中国電影集団公司第二制片分公司
中共黒河市委員会
東宝映画
東宝映像美術
(東宝)
5月8日 世界の中心で、愛をさけぶ 小学館
TBS
MBS
博報堂DYメディアパートナーズ
S・D・P
東宝映画
東宝映像美術
(東宝)
12月4日 ゴジラ FINAL WARS 東宝映画
東宝国際
東宝映像美術
電通
中国電影集団公司
中国電影合作制片公司
中影集団連合影視有限公司
(東宝)

博覧会

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期間 テーマパーク名 主催 担当パビリオン 製作会社、スポンサー 役職
1994年3月18日 1998年7月1日 サンリオピューロランド 安田火災海上保険 夢のタイムマシン・怪獣プラネットゴジラ 調音

受賞歴

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受賞年 受賞名
1994年(平成6年) 第47回日本映画技術賞録音特別賞
2014年(平成26年) 第38回日本アカデミー賞協会特別賞[7]
2016年(平成28年) 第14回文化庁映画賞映画功労録音賞[8]

脚注

[編集]

注釈

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出典

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参考文献

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  • 富山省吾『ゴジラのマネジメント プロデューサーとスタッフ25人の証言』KADOKAWA/アスキー・メディアワークス、2015年3月7日。ISBN 4048690000 

外部リンク

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