鼓 (春秋)
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不詳 - 紀元前520年 | |
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国都 | 河北省石家荘市晋州市の西 |
最後の君主 | 鼓子鳶鞮 |
滅亡原因 | 晋により滅亡 |
史書の記載 | 『春秋左氏伝』昭公十五年 |
周朝諸侯国一覧 |
鼓(こ)は、先秦の小規模な諸侯国。現在の河北省石家荘市晋州市の西に位置する。白狄によって建国された。一説では祁姓である。
紀元前527年、晋の荀呉は軍を率いて鮮虞を伐し、鼓を包囲した[1]。荀呉は鼓の一人も殺さずに、将の鼓子鳶鞮を連れて帰国した[1]。晋は鼓の地を占取すると、鼓子を廟に供えてから帰国させた。鼓子は帰国すると、晋を叛し、鮮虞に帰属した[2]。紀元前520年六月、荀呉は東陽を視察し、米の搬入を装い、甲を荷として、昔陽の門外で休息を取った[2]。鼓を襲って、滅ぼし鼓子鳶鞮を連れ帰り、渉佗に鼓の地の監視を命じた[2]。戦国時代、鼓は下曲陽邑となった。
脚注
[編集]参考資料
[編集]- 《中国歴史大辞典》