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2022年北京オリンピックのスピードスケート競技

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

2022年北京オリンピックのスピードスケート競技国際スケート連盟(ISU)の管轄の下、2022年2月5日から19日までの期間、国家速滑館で開催された。

概要

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男女合わせて166名の選手が出場資格を得る[1]

出場国・地域

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2021-22シーズンのISUスピードスケート・ワールドカップの成績やタイムにより、団体追い抜き(男女各8チーム)の出場資格と個人種目ごとの出場枠(3名または2名まで)がNOCに与えられる。獲得した出場枠の数により、各NOCから派遣できる選手の人数の上限(男女とも最大9名)が決まる。ただし、派遣される選手は種目ごとに定められたタイムを2021年7月1日から2022年1月16日までに満たす必要がある[2]。2021年12月、ISUより各NOCから派遣できる選手の最大数が公表された[3]。2022年1月、ISUは最終的に確定した各NOCから派遣される選手の人数を公表した[4]。日本は男女全ての個人種目の出場枠と女子団体パシュートの出場資格を獲得した結果、男子7名、女子8名を派遣することができる。2021年12月、日本スケート連盟は派遣選手団を発表した[5]

NOC 男子 女子
当初 確定 当初 確定 当初 確定
アルゼンチン アルゼンチン 1 1 1 1
オーストリア オーストリア 1 1 2 1 3 2
ベルギー ベルギー 6 2 1 1 7 3
ベラルーシ ベラルーシ 2 1 8 4 10 5
カナダ カナダ 8 8 8 8 16 16
中国 中国 6 6 8 8→7 14 14→13
コロンビア コロンビア 1 1 1 1
チェコ チェコ 7 2 7 2
デンマーク デンマーク 2 2 2 2
エストニア エストニア 2 1 2 1
ドイツ ドイツ 7 3 4 2 11 5
イギリス イギリス 2 1 1 1 3 2
イタリア イタリア 8 6 4 1 12 7
日本 日本 7 7 8 8→7 15 15→14[6]
カザフスタン カザフスタン 3 3 6 2 9 5
ラトビア ラトビア 1 1 1 1
オランダ オランダ 9 9 9 9 18 18
ニュージーランド ニュージーランド 1 1 1 1
ノルウェー ノルウェー 7 7 8 5 15 12
ポーランド ポーランド 5 5 6 5 11 10
ROC ROC 8 8 8 8 16 16
ルーマニア ルーマニア 1 1 1 1
韓国 韓国 6 6 4 4 10 10
スウェーデン スウェーデン 2 1 2 1
スイス スイス 2 1 1 1 3 2
チャイニーズタイペイ チャイニーズタイペイ 1 0 3 1 4 1
アメリカ合衆国 アメリカ合衆国 7 7 5 5 12 12
Total: 27 NOCs 103 87 104 79 207 166→164

競技日程

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時間は現地時間(CST

日程 日付 時間 種目
1日目 2/5 16:30-18:05 女子 3000m
2日目 2/6 16:30-18:25 男子 5000m
3日目 2/7 16:30-18:05 女子 1500m
4日目 2/8 18:30-20:00 男子 1500m
6日目 2/10 20:00-21:30 女子 5000m
7日目 2/11 16:00-18:05 男子 10000m
8日目 2/12 16:00-17:45 女子団体パシュート(予選)
男子 500m
9日目 2/13 21:00-22:50 男子団体パシュート(予選)
女子 500m
11日目 2/15 14:30-17:15 男子団体パシュート(決勝)
女子団体パシュート(決勝)
13日目 2/17 16:30-17:55 女子 1000m
14日目 2/18 16:30-17:50 男子 1000m
15日目 2/19 15:00-17:35 男子マススタート
女子マススタート

競技形式

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団体パシュート

1チーム3名の選手がレースに出場する。2つのチームがリンクの手前と反対側から同時にスタートする。男子は8周、女子は6周を滑り、3名のうち最後尾の選手のタイムを競う。タイムトライアル方式の準々決勝以外は、相手チームを追い抜くことでもレースに勝利することができる[7]

マススタート

多数の選手が一斉にスタートし、16周のレースを行う。最終の1着、2着、3着の選手にそれぞれ60、40、20ポイント、4、8、12周目の上位3名の選手にそれぞれ3、2、1ポイント(中間スプリントポイント)が与えられ、合計ポイントで順位が決まる[7]

競技結果

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男子

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種目
500m[8] 中国 高亭宇
中国 (CHN)
34.32 OR 韓国 チャ・ミンギュ
韓国 (KOR)
34.39 日本 森重航
日本 (JPN)
34.49
1000m[9] オランダ トマス・クロル
オランダ (NED)
1:07.92 カナダ ローラン・デュブルイユ
カナダ (CAN)
1:08.32 ノルウェー ホーバル・ホルメフィヨルド・ロレンセン
ノルウェー (NOR)
1:08.48
1500m[10] オランダ キエルド・ナウシュ
オランダ (NED)
1:43.21 OR オランダ トマス・クロル
オランダ (NED)
1:43.55 韓国 キム・ミンソク
韓国 (KOR)
1:44.24
5000m[11] スウェーデン ニルス・ファン・デル・プール
スウェーデン (SWE)
6:08.84 OR オランダ パトリック・ルスト
オランダ (NED)
6:09.31 ノルウェー ハルゲイル・エンゲブローテン
ノルウェー (NOR)
6:09.88
10000m[12] スウェーデン ニルス・ファン・デル・プール
スウェーデン (SWE)
12:30.74 WR オランダ パトリック・ルスト
オランダ (NED)
12:44.59 イタリア ダビデ・ギオット
イタリア (ITA)
12:45.98
マススタート[13] ベルギー バート・スウィングス
ベルギー (BEL)
63 韓国 チョン・ジェウォン
韓国 (KOR)
40 韓国 イ・スンフン
韓国 (KOR)
20
団体パシュート[14] ノルウェー ノルウェー (NOR)
ハルゲイル・エンゲブローテン
ペーダー・コングスハウグ
スベレ・ルンデ・ペーデルセン
3:38.08 ROC ROC (ROC)
ダニール・アルドシュキン
セルゲイ・トロフィモフ
ルスラン・ザハロフ
3:40.46 アメリカ合衆国 アメリカ合衆国 (USA)
ケイシー・ドーソン
エメリー・レーマン
ジョーイ・マンティア
イーサン・セプラン[注 1]
3:38.81

女子

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種目
500m[15] アメリカ合衆国 エリン・ジャクソン
アメリカ合衆国 (USA)
37.04 日本 髙木美帆
日本 (JPN)
37.12 ROC アンゲリナ・ゴリコワ
ROC (ROC)
37.21
1000m[16] 日本 髙木美帆
日本 (JPN)
1:13.19 OR オランダ ユッタ・レールダム
オランダ (NED)
1:13.83 アメリカ合衆国 ブリタニー・ボウ
アメリカ合衆国 (USA)
1:14.61
1500m[17] オランダ イレイン・ブスト
オランダ (NED)
1:53.28 OR 日本 髙木美帆
日本 (JPN)
1:53.72 オランダ アントワネット・デ・ヨング
オランダ (NED)
1:54.82
3000m[18] オランダ イレーネ・スハウテン
オランダ (NED)
3:56.93 OR イタリア フランチェスカ・ロロブリジーダ
イタリア (ITA)
3:58.06 カナダ イザベル・ワイデマン
カナダ (CAN)
3:58.64
5000m[19] オランダ イレーネ・スハウテン
オランダ (NED)
6:43.51 OR カナダ イザベル・ワイデマン
カナダ (CAN)
6:48.18 チェコ マルティナ・サーブリーコヴァー
チェコ (CZE)
6:50.09
マススタート[13] オランダ イレーネ・スハウテン
オランダ (NED)
60 カナダ イバニー・ブロンダン
カナダ (CAN)
40 イタリア フランチェスカ・ロロブリジーダ
イタリア (ITA)
20
団体パシュート[14] カナダ カナダ (CAN)
イバニー・ブロンダン
バレリー・マルテ
イザベル・ワイデマン
2:53.44 OR 日本 日本 (JPN)
佐藤綾乃
髙木美帆
髙木菜那
3:04.47 オランダ オランダ (NED)
マレイケ・フルーネヴァウト
イレーネ・スハウテン
イレイン・ブスト
アントワネット・デ・ヨング[注 1]
2:56.86

国別メダル獲得数

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国・地域
1 オランダ オランダ (NED) 6 4 2 12
2 スウェーデン スウェーデン (SWE) 2 0 0 2
3 カナダ カナダ (CAN) 1 3 1 5
日本 日本 (JPN) 1 3 1 5
5 ノルウェー ノルウェー (NOR) 1 0 2 3
アメリカ合衆国 アメリカ合衆国 (USA) 1 0 2 3
7 ベルギー ベルギー (BEL) 1 0 0 1
中国 中国 (CHN)(開催国) 1 0 0 1
9 韓国 韓国 (KOR) 0 2 2 4
10 イタリア イタリア (ITA) 0 1 2 3
11 ROC ROC (ROC) 0 1 1 2
12 チェコ チェコ (CZE) 0 0 1 1
合計 14 14 14 42

脚注

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注釈

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  1. ^ a b 決勝未出場だが、メダルを獲得。

出典

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  1. ^ QUALIFICATION SYSTEM FOR XXIV OLYMPIC WINTER GAMES, BEIJING 2022”. 2021年12月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年1月20日閲覧。
  2. ^ Communication No. 2405”. 2022年1月28日閲覧。
  3. ^ Communication No. 2449”. 2021年1月21日閲覧。
  4. ^ Communication No. 2452”. 2022年1月28日閲覧。
  5. ^ 第24回オリンピック冬季競技⼤会(2022/北京) スピードスケート派遣選手団”. 2022年1月28日閲覧。
  6. ^ スケート小坂 4年後へ「この景色目に焼きつけ、絶対に強くなる」:北海道新聞 どうしん電子版”. 北海道新聞 どうしん電子版. 2022年2月27日閲覧。
  7. ^ a b 日本放送協会. “スピードスケート 見どころ & ルール等”. NHKニュース. 2022年2月20日閲覧。
  8. ^ Speed Skating Schedule & Results - February 12” (英語). olympics.com (2022年2月12日). 2022年2月12日閲覧。
  9. ^ Speed Skating Schedule & Results - February 18” (英語). olympics.com (2022年2月18日). 2022年2月18日閲覧。
  10. ^ Speed Skating Schedule & Results - February 8” (英語). olympics.com (2022年2月8日). 2022年2月8日閲覧。
  11. ^ Speed Skating Schedule & Results - February 6” (英語). olympics.com (2022年2月6日). 2022年2月6日閲覧。
  12. ^ Speed Skating Schedule & Results - February 11” (英語). olympics.com (2022年2月11日). 2022年2月11日閲覧。
  13. ^ a b Speed Skating Schedule & Results - February 19” (英語). olympics.com (2022年2月19日). 2022年2月19日閲覧。
  14. ^ a b Speed Skating Schedule & Results - February 15” (英語). olympics.com (2022年2月15日). 2022年2月15日閲覧。
  15. ^ Speed Skating Schedule & Results - February 13” (英語). olympics.com (2022年2月13日). 2022年2月13日閲覧。
  16. ^ Speed Skating Schedule & Results - February 17” (英語). olympics.com (2022年2月17日). 2022年2月17日閲覧。
  17. ^ Speed Skating Schedule & Results - February 7” (英語). olympics.com (2022年2月7日). 2022年2月7日閲覧。
  18. ^ Speed Skating Schedule & Results - February 5” (英語). olympics.com (2022年2月5日). 2022年2月5日閲覧。
  19. ^ Speed Skating Schedule & Results - February 10” (英語). olympics.com (2022年2月10日). 2022年2月10日閲覧。

外部リンク

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