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2024年のFIA-F4選手権 は、2024年 5月3日 -4日 に富士スピードウェイ で開幕し、11月2日 -3日 にモビリティリゾートもてぎ で閉幕する予定の全14戦のシーズンである。
本年度よりシャシーが東レ・カーボンマジック・MCS4-24 に、エンジンはトヨタ・M20A-FKS をベースとしたトムス・TMA43に変更される。
ドライバー・チームランキングともにチャンピオンクラスと、ジェントルマンドライバーを中心としたインディペンデントクラスの2クラス制へと変更される[ 1] 。
ラウンド1(第1戦・第2戦)では、複数の車両で原因不明のエンジントラブルが発生。プロジェクトリーダーの服部尚貴 によれば「7基のエンジンにトラブルが出た」「4気筒のうち1気筒が壊れてしまう現象が起きた」とのことで、現場では急遽エンジンの最高回転数を落とす・燃料噴射量を増やしてエンジン温度を下げる等の暫定対策がなされたが、「安全対策としては不十分」と主張するTGR-DC RS/HFDP with B-Max/PONOS RACINGなど複数のエントラントが第2戦の出走を取りやめた[ 2] 。レース後に原因の詳細を調査した結果「イグニッションコイル 、タペットカバー などの強度の問題であったり、配線の問題などがあった」として、配線の作り直しなどを行い、ラウンド2ではトラブルも出ず無事開催された[ 3] 。
ラウンド5(第10戦)では、クラス別でレースが行われた。
天候不良により中止された第11戦オートポリス代戦が、モビリティリゾートもてぎで開催される。
チーム
No.
ドライバー
クラス
出場ラウンド
AKILAND RACING
2
仲尾恵史
I
1-3
永原蒼翔
C
6
71
⼤⼭正芳
I
1-3, 5-7
90
リン・チェンフア
C
1-3, 5-7
96
齋藤真紀雄
I
1-3, 5-7
DAYDREAM RACING
4
佐々⽊祐⼀
I
1-3, 5-7
Team5ZIGEN
5
⼩⾕素弘
I
1-3, 5-7
Buzz Racing
9
KEN ALEX
I
1-3, 5-7
Rn-sports
10
⼩松響
C
1
中島功
I
2-3, 5-7
11
植田正幸
I
1-3, 5-7
ZAP SPEED
14
村⽥将輝
C
1-3, 5-7
57
杉原行里
I
7
HYDRANGEA Kageyama Racing
16
新原光太郎
C
1-3, 5-7
N-SPEED
23
YUGO
I
1-3, 5-7
FALCON MOTORSPORT
26
三枝拓己
C
1-3, 7
B-MAX Racing Team
30
DRAGON
I
1-3, 5-7
44
今田信宏
I
1-3, 5-7
Drago CORSE
33
佐藤樹
C
1-3, 5-7
34
清水啓伸
C
1-3, 5-7
TGR-DC Racing School
35
佐野雄城 (英語版 )
C
1-3, 5-7
36
卜部和久 (英語版 )
C
1-3, 5-7
37
鈴木斗輝哉
C
1-3, 5-7
38
梅垣清
C
1-3, 5-7
イーグルスポーツ
40
⾚松昌⼀朗
I
1-3, 5-7
PONOS RACING
45
大宮賢人
C
1-3, 5-7
54
佐藤凛太郎
C
1-3, 5-7
フジタ薬局レーシング
46
有村将真
C
1-3, 5-7
HFDP with B-MAX Racing Team
50
野村勇斗 (英語版 )
C
1-3, 5-7
51
洞地遼大 (英語版 )
C
1-3, 5-7
フィールドモータースポーツ
55
KENTARO
I
1-3, 5-7
OTG MOTOR SPORTS
60
熊谷憲太
C
1-3, 5-7
HELM MOTORSPORTS (英語版 )
61
酒井フォックス・ウィリアム
I
1-3
62
森山冬星
C
1-3, 5-7
63
鳥羽豊
I
2-3, 5-7
64
HIROBON
C
1-2, 6
ホー・イーサン
C
3
スキル スピード
77
松⽥⼤輝
C
1-3, 5
Dr.Dry
86
大阪八郎
I
1-3, 5-7
87
下野璃央 (英語版 )
C
1-3, 5-7
Bionic Jack Racing
97
白崎稜
C
1-3, 5-7
98
IKARI
I
1-3, 5-7
アイコン
クラス
C
チャンピオンクラス
I
インディペンデントクラス
※全チームともシャシーは東レ・カーボンマジック・MCS4-24 、エンジン はトムス ・TMA43 、タイヤ はダンロップ
全てのレースが日本国内で開催され、2024年のSUPER GT のサポートレース として開催される。
ラウンド
開催サーキット
決勝日
ポールポジション
ファステストラップ
優勝ドライバー
優勝チーム
インディペンデントクラス勝者
1
R1
富士スピードウェイ
5月3日
新原光太郎
洞地遼大
佐野雄城
TGR-DC Racing School
DRAGON
R2
5月4日
森山冬星
清水啓伸
森山冬星
HELM MOTORSPORTS
KENTARO
2
R3
鈴鹿サーキット
6月1日
野村勇斗
洞地遼大
野村勇斗
HFDP with B-MAX Racing Team
今田信宏
R4
6月2日
野村勇斗
森山冬星
野村勇斗
HFDP with B-MAX Racing Team
DRAGON
3
R5
富士スピードウェイ
8月3日
洞地遼大
洞地遼大
洞地遼大
HFDP with B-MAX Racing Team
鳥羽豊
R6
8月4日
洞地遼大
洞地遼大
清水啓伸
Drago CORSE
KENTARO
4 (中止)
鈴鹿サーキット
8月31日(予定)
令和6年台風第10号 接近の影響により中止[ 4] 。
9月1日(予定)
5
R9
スポーツランドSUGO
9月21日
佐野雄城
大宮賢人
佐野雄城
TGR-DC Racing School
今⽥信宏
R10
9月22日
佐野雄城
佐野雄城
佐野雄城
TGR-DC Racing School
今⽥信宏
6
R11
オートポリス
10月19日
天候不良により中止[ 5] 。
R12
10月20日
野村勇⽃
野村勇斗
野村勇斗
HFDP with B-MAX Racing Team
DRAGON
7
R11
モビリティリゾートもてぎ
11月2日
洞地遼大
梅垣清
野村勇斗
HFDP with B-MAX Racing Team
DRAGON
R13
洞地遼大
野村勇斗
野村勇斗
HFDP with B-MAX Racing Team
今⽥信宏
R14
11月3日
野村勇斗
野村勇斗
野村勇斗
HFDP with B-MAX Racing Team
DRAGON
4 (代替)
R7
鈴鹿サーキット
12月7日
R8
12月8日
1位
2位
3位
4位
5位
6位
7位
8位
9位
10位
25
18
15
12
10
8
6
4
2
1
順位
ドライバー
FSW
SUZ
FSW
SUG ‡
AUT ‡
MOT
SUZ
ポイント
1
DRAGON
1
DNS
2
1
9
4
3
2
C
1
1
7
1
187
2
今⽥信宏
WD
WD
1
2
5
3
1
1
C
3
2
1
15
163.5
3
齋藤真紀雄
7
2
4
5
DSQ
2
11
6
C
6
4
5
4
110
4
KENTARO
4
1
3
7
2
1
Ret
9
C
12
Ret
8
9
108
5
植田正幸
WD
WD
6
4
3
8
6
5
C
5
3
9
2
97
6
KEN ALEX
9
7
Ret
10
4
10
2
3
C
2
7
3
11
86.5
7
中島功
5
3
7
6
4
4
C
4
8
4
9
86
8
⾚松昌⼀朗
6
6
8
16
6
7
5
7
C
8
5
14
5
71
9
IKARI
3
5
7
9
8
5
9
13
C
13
13
12
3
64
10
鳥羽豊
13
6
1
16
7
11
C
11
9
2
13
59
11
⼤⼭正芳
5
Ret
12
13
12
9
8
8
C
9
14
6
8
32
12
大阪八郎
10
4
14
12
14
13
12
10
C
10
11
10
6
23.5
13
仲尾恵史
2
10
Ret
8
11
DNS
23
14
⼩⾕素弘
8
3
Ret
15
10
11
13
15
C
Ret
10
11
14
21
15
佐々⽊祐⼀
WD
WD
11
11
13
14
10
14
C
7
6
15
7
21
16
YUGO
11
8
10
17
15
15
Ret
12
C
14
12
13
12
5
17
酒井フォックス・ウィリアム
Ret
9
9
14
16
12
4
—
杉原行里
WD
WD
WD
0
順位
ドライバー
FSW
SUZ
FSW
SUG ‡
AUT ‡
MOT
SUZ
ポイント
順位
チーム
FSW
SUZ
FSW
SUG ‡
AUT ‡
MOT
SUZ
ポイント
1
HFDP with B-MAX Racing Team
2
DNS
1
1
1
2
7
4
C
1
1
1
1
217
2
TGR-DC Racing School
1
DNS
8
6
5
5
1
1
C
2
3
5
3
140
3
HYDRANGEA kageyama Racing
Ret
4
3
4
7
4
9
8
C
3
7
2
2
116
4
Drago CORSE
4
2
5
5
4
1
11
12
C
10
8
10
5
103
5
PONOS RACING
12
DNS
6
8
11
3
2
2
C
7
4
4
6
83
6
HELM MOTORSPORTS
15
1
4
2
2
11
10
9
C
Ret
15
Ret
11
74
7
Bionic Jack Racing
6
Ret
13
21
8
12
14
18
C
12
5
15
10
23
8
OTG MOTOR SPORTS
10
5
17
12
12
9
15
19
C
15
12
Ret
12
13
9
FALCON MOTORSPORT
8
7
16
18
DNS
DNS
Ret
12
15
10
10
Rn-sports
Ret
6
8
11
スキル スピード
9
8
20
14
14
15
16
16
6
12
Dr.Dry
Ret
11
15
19
13
Ret
12
11
C
13
11
9
13
2
13
AKILAND RACING
Ret
10
21
20
19
Ret
19
17
C
14
18
14
16
1
14
フジタ薬局レーシング
11
DNS
18
17
17
14
18
15
C
18
16
13
18
0
15
ZAP SPEED
13
Ret
19
16
15
17
17
14
C
17
14
11
14
0
順位
チーム
FSW
SUZ
FSW
SUG ‡
AUT ‡
MOT
SUZ
ポイント
順位
チーム
FSW
SUZ
FSW
SUG ‡
AUT ‡
MOT
SUZ
ポイント
1
B-MAX Racing Team
1
DNS
1
1
5
3
1
1
C
1
1
1
1
237.5
2
AKILAND RACING
2
2
4
5
11
2
8
6
C
6
4
5
4
126
3
Rn-sports
WD
WD
5
3
3
6
4
4
C
3
3
4
2
126
4
フィールドモータースポーツ
4
1
3
7
2
1
Ret
9
C
12
Ret
8
9
108
5
Buzz Racing
9
7
Ret
10
4
10
2
3
C
2
7
3
11
86.5
6
イーグルスポーツ
6
6
8
16
6
7
5
7
C
8
5
14
5
71
7
Bionic Jack Racing
3
5
7
9
8
5
9
13
C
13
13
12
3
64
8
HELM MOTORSPORTS
Ret
9
9
6
1
12
7
11
C
11
9
2
13
63
9
Dr.Dry
10
4
14
12
14
13
12
10
C
10
11
10
6
23.5
10
Team5ZIGEN
8
3
Ret
15
10
11
13
15
C
Ret
10
11
14
21
11
DAYDREAM RACING
WD
WD
11
11
13
14
10
14
C
7
6
15
7
21
12
N-SPEED
11
8
10
17
15
15
Ret
12
C
14
12
13
12
5
—
ZAP SPEED
WD
WD
WD
0
順位
チーム
FSW
SUZ
FSW
SUG ‡
AUT ‡
MOT
SUZ
ポイント
・ †–ドライバーはリタイアしレースを完走できなかったものの、レース距離の90%以上を完了したため規定により完走扱い。
・ ‡-
第10戦(スポーツランドSUGO)
インディペンデントクラスは天候の回復が見込めないため、3周目に赤旗終了。既定の周回数の75%未満となりハーフポイントレースとなった。
チャンピオンクラスは天候の回復が見込めないため、2周目で赤旗終了。既定によりレース不成立、ノーポイントレースとなった。
第12戦(オートポリス)
中止された予選に代わり、金曜日に行われた練習走行の結果がスターティンググリッドに適用された。