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A.J.ポロック

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
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A.J.ポロック
A. J. Pollock
アリゾナ・ダイヤモンドバックス時代
(2018年8月11日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 コネチカット州トランド郡ヘブロン英語版
生年月日 (1987-12-05) 1987年12月5日(36歳)
身長
体重
6' 1" =約185.4 cm
195 lb =約88.5 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 外野手
プロ入り 2009年 MLBドラフト1巡目
初出場 2012年4月18日
年俸 $7,000,000(2023年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)
国際大会
代表チーム アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
獲得メダル
男子 野球
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
パンアメリカン競技大会
2011 野球

アレン・ロレンズ・ポロックAllen Lorenz Pollock, 1987年12月5日 - )は、アメリカ合衆国コネチカット州トランド郡ヘブロン英語版出身のプロ野球選手外野手)。右投右打。現在は、フリーエージェント(FA)。愛称はポロPollo[2]

経歴

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プロ入りとダイヤモンドバックス時代

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2009年MLBドラフト1巡目(全体17位)でアリゾナ・ダイヤモンドバックスから指名され、プロ入り[3]

2011年スプリングトレーニング中の守備でダイビングキャッチをした際に、右ひじを負傷。シーズン全休を余儀なくされた。オフの10月に開催されたグアダラハラパンアメリカン競技大会野球アメリカ合衆国代表に選出された[4]

2012年4月18日にメジャーに昇格し、その日のうちにメジャーデビューを果たした[5]。 28日には、フィラデルフィア・フィリーズ戦でジャスティン・アプトンの代打でメジャー初安打を記録した。

2014年3月3日にダイヤモンドバックスと1年契約に合意した[6]

2015年は157試合に出場し自身初の規定打席に到達すると、打率.315・20本塁打・76打点・39盗塁の好成績を残した。特に打率はリーグ5位、盗塁数は同4位、192安打は同年首位打者のタイトルを獲得したディー・ゴードンに次ぐ2位だった。

2016年スプリングトレーニングの終盤に右ひじを骨折したことにより、シーズンの大半を棒に振った。

2017年は112試合に出場し、打率.266、本塁打14本、打点49を記録した。また8月17日に通算500安打を達成した[7]

2018年は113試合に出場し、打率.257、21本塁打、65打点を記録した。オフの10月29日にフリーエージェント(FA)となった[8]

ドジャース時代

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2019年1月26日にロサンゼルス・ドジャースと4年総額5500万ドルの契約を結んだ[9]。この年は4月30日に右肘の炎症のため負傷者リストに入り、7月中旬まで欠場した。最終的に86試合に出場し、打率.266、15本塁打、47打点という成績を残した。

2020年新型コロナウイルスの感染拡大の影響で60試合の短縮シーズンとなったが、うち55試合に出場し打率.276、16本塁打を記録した。また自身初めてとなるワールドシリーズ優勝を経験した。

2021年5月15日に左ハムストリングを負傷し、10日間の故障者リスト入りとなった[10]

ホワイトソックス時代

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2022年4月1日にクレイグ・キンブレルとのトレードで、シカゴ・ホワイトソックスへ移籍した[11]。オフにオプトアウトの権利を行使し、FAとなった。

マリナーズ時代

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2023年1月12日にシアトル・マリナーズと700万ドルの単年契約を結んだ[12]。オプションとして最大300万ドルの出来高が含まれる[12]。マリナーズでは49試合に出場して、打率.173、5本塁打、15打点と結果を残すことはできなかった。

ジャイアンツ時代

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2023年7月31日に現金または後日指名選手とのトレードでマーク・マシーアス英語版とともにサンフランシスコ・ジャイアンツに移籍した[13]。ジャイアンツでは5試合に出場して6打数0安打2三振という結果に終わり、9月4日に自由契約となった[8]

詳細情報

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年度別打撃成績

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O
P
S
2012 ARI 31 93 81 8 20 4 1 2 32 8 1 2 1 2 9 1 0 11 2 .247 .315 .395 .710
2013 137 482 443 64 119 28 5 8 181 38 12 3 3 1 33 1 2 82 5 .269 .322 .409 .730
2014 75 287 265 41 80 19 6 7 132 24 14 3 1 0 19 0 2 46 4 .302 .353 .498 .851
2015 157 673 609 111 192 39 6 20 303 76 39 7 0 9 53 0 2 89 19 .315 .367 .498 .865
2016 12 46 41 9 10 0 0 2 16 4 4 0 0 0 5 0 0 8 1 .244 .326 .390 .716
2017 112 466 425 73 113 33 6 14 200 49 20 6 0 0 35 1 6 71 8 .266 .330 .471 .801
2018 113 460 413 61 106 21 5 21 200 65 13 2 1 7 31 2 8 100 6 .257 .316 .484 .800
2019 LAD 86 342 308 49 82 15 1 15 144 47 5 1 0 4 23 1 7 74 7 .266 .327 .468 .795
2020 55 210 196 30 54 9 0 16 111 34 2 2 0 2 12 1 0 45 6 .276 .314 .566 .881
2021 117 422 384 53 114 27 1 21 206 69 9 1 0 2 30 4 6 80 4 .297 .355 .536 .892
2022 CWS 138 527 489 61 120 26 1 14 190 56 3 1 0 4 32 0 2 98 13 .245 .292 .389 .681
2023 SEA 49 138 127 15 22 4 0 5 41 15 0 1 0 2 9 0 0 30 1 .173 .225 .323 .547
SF 5 6 6 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 2 0 .000 .000 .000 .000
'23計 54 144 133 15 22 4 0 5 41 15 0 1 0 2 9 0 0 32 1 .165 .215 .308 .524
MLB:12年 1087 4152 3787 575 1032 225 32 145 1756 485 122 29 6 33 291 11 35 736 76 .273 .328 .464 .791
  • 2023年度シーズン終了時

年度別守備成績

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左翼(LF) 中堅(CF) 右翼(RF)




































2012 ARI 7 13 0 0 0 1.000 14 42 0 0 0 1.000 4 3 0 0 0 1.000
2013 7 3 0 0 0 1.000 110 238 8 2 1 .992 2 5 0 0 0 1.000
2014 2 0 0 0 0 ---- 68 151 8 1 2 .994 -
2015 - 151 347 5 3 0 .992 -
2016 - 12 31 1 0 0 1.000 -
2017 - 109 213 6 1 2 .995 -
2018 - 109 229 3 1 1 .996 -
2019 LAD 18 25 0 1 0 .962 62 91 3 1 1 .989 -
2020 27 28 0 1 0 .966 16 32 0 0 0 1.000 -
2021 103 167 4 0 1 1.000 8 10 0 0 0 1.000 -
2022 CWS 107 147 6 3 3 .981 37 80 1 2 0 .976 14 20 0 0 0 1.000
2023 SEA 23 36 0 0 0 1.000 - -
SF 3 3 0 0 0 1.000 1 1 0 0 0 1.000 1 1 0 0 0 1.000
'23計 26 39 0 0 0 1.000 1 1 0 0 0 1.000 1 1 0 0 0 1.000
MLB 297 422 10 5 4 .989 697 1465 35 11 7 .993 21 29 0 0 0 1.000
  • 2023年度シーズン終了時
  • 各年度の太字はリーグ最高
  • 各年度の太字年ゴールドグラブ賞受賞

表彰

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記録

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背番号

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  • 11(2012年 - 2021年)
  • 18(2022年)
  • 8(2023年 - 2023年7月30日)
  • 16(2023年7月31日 - 2023年9月5日)

代表歴

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  • 2011年パンアメリカン競技大会野球アメリカ合衆国代表

脚注

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  1. ^ A.J. Pollock Contract Details, Salaries, & Earnings” (英語). Spotrac. 2023年1月9日閲覧。
  2. ^ D-backs Players Weekend nicknames explained MLB.com (英語) (2017年8月24日) 2017年9月20日閲覧
  3. ^ AJ Pollock drafted by Diamondbacks”. 2013年2月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年10月1日閲覧。
  4. ^ USA Baseball Announces 2011 World Cup/Pan Am Roster and Schedule
  5. ^ Pollock called up, makes first big league start”. 2012年4月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年10月1日閲覧。
  6. ^ D-backs agree to terms with 22 players”. MLB.com D-backs Press Release (2014年3月3日). 2014年3月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2014年3月4日閲覧。
  7. ^ [1] Arizona Diamondbacks (@dbacks) - Instagram (2017年8月17日) 2017年8月21日閲覧
  8. ^ a b MLB公式プロフィール参照。2023年9月10日閲覧。
  9. ^ Ken Gurnick (2019年1月26日). “Dodgers finalize 4-year deal with A.J. Pollock” (英語). MLB.com. 2019年4月3日閲覧。
  10. ^ Juan Toribio (May 16, 2021). “Pollock goes on IL; Dodgers call up Uceta” (英語). MLB.com. May 17, 2021閲覧。
  11. ^ Press release: White Sox acquire AJ Pollock from Dodgers in exchange for Craig Kimbrel”. www.mlb.com. 2022年4月2日閲覧。
  12. ^ a b Mariners Sign AJ Pollock” (英語). MLB Trade Rumors. 2023年1月13日閲覧。
  13. ^ Mike Axisa (2023年7月31日). “A.J. Pollock trade: Giants trade for veteran outfielder, utility man Mark Mathias from Mariners”. CBSSports.com. 2023年9月10日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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