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ギーザー・バトラー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Geezer Butlerから転送)
ギーザー・バトラー
ドイツ・ニュルンベルク公演(2019年)
基本情報
出生名 Terence Michael Joseph Butler
生誕 (1949-07-17) 1949年7月17日(75歳)
出身地 イングランドの旗 イングランドバーミンガム
ジャンル ハードロック
ヘヴィメタル
担当楽器 ベース
ギター
活動期間 1966年 - 現在
レーベル サンクチュアリ・レコード、TVTレコード
共同作業者 ブラック・サバス
GZR
オジー・オズボーン
ヘヴン・アンド・ヘル
公式サイト geezerbutler.com

テレンス・マイケル・ジョセフ・バトラー(Terence Michael Joseph Butler、1949年7月17日 - )は、イギリスロックベーシスト作詞家作曲家

ギーザー・バトラー(Geezer Butler)の芸名で1960年代から活動を続けている。創設メンバーとして参画し、現在も活躍するイギリスのヘヴィメタルバンドブラック・サバスのベース奏者、作詞家として著名。他に自身の名前を冠したヘヴィメタル・バンド、ギーザーでも活躍する。

キャリア

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バーミンガム出身。1967年秋、旧友オジー・オズボーンと Rare Breed なるバンドを結成。一時期は別の道を歩んだが、2人は再び合流しブルース・バンド Polka Tulk を結成(ここにトニー・アイオミビル・ワードも加わった)。Polka Tulk はジ・アースと名前を変え、さらに1969年ブラック・サバス(Black Sabbath) へと名を変えた[1]

Rare Breed 時代のバトラーはリズム・ギタリストであったが、トニー・アイオミの要望もありベースに転向[2]。その後一貫してベーシストとして活動することになる。

1970年、ブラック・サバスのメンバーとして、アルバム『黒い安息日』(Black Sabbath) でデビュー。以降今日に至るまで、HR/HM界の第一線で活躍することになる。

オジー・オズボーンをフロントに立てたブラック・サバスにおいて、バンドのレパートリーの歌詞はほとんどすべてをバトラーが手がけている。彼自身、宗教サイエンス・フィクションファンタジーなどに造詣が深く、「黒魔術」「オカルト」をバンド・イメージのひとつとして採用したブラック・サバスの世界観を具体化するにあたっては、彼の書く詞が果たした役割も非常に大きい。 ワウペダルの使用やダウン・チューニング[2]等、サウンド・メイキングにおいても様々な工夫を凝らし、グループの個性を確立するのに貢献した。

1980年のオジー脱退後もロニー・ジェイムス・ディオイアン・ギランらを迎えて引き続きグループは活動したが、バトラーは1984年にブラック・サバスから脱退、ギーザー・バトラー・バンドを結成した。

1988年には、オジー・オズボーン・バンドに加入し、No Rest for the Wicked World Tour に参加した。

1991年、『悪魔の掟』(Mob Rules) 期のメンバー(トニー・アイオミ、バトラー、ロニー・ジェイムス・ディオ、ヴィニー・アピス)が再集結したブラック・サバスに復帰、アルバム『ディヒューマナイザー』(Dehumanizer)をはじめ、2枚のアルバムに参加するが、1994年Cross Purposes Tour 終了後に再びブラック・サバスを脱退[1]

1995年、オジー・オズボーンのアルバム『オズモシス』に参加した後、自分のプロジェクト「ギーザー」を立ち上げる。以後、再結成ブラック・サバス(オリジナル・メンバー)やヘヴン・アンド・ヘル(『悪魔の掟』期のメンバー。ロニー・ジェイムス・ディオは2010年に死去)などで活動を続けている。

2024年7月には、故郷・バーミンガムをホームタウンとするサッカーチーム「アストン・ヴィラFC」の2024~2025シーズン 新ユニフォーム & ホーム・キットCM動画にオジー・オズボーンと共に出演。CM内ではブラック・サバスのパラノイドが使用された[3]

ローリング・ストーン誌が選んだ「史上最高のベーシスト50選」で第21位に選ばれている[4]

脚注

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  1. ^ a b Ankeny, Jason. “Biography–Geezer Butler”. Allmusic. 2012年7月13日閲覧。
  2. ^ a b Artist profile-Geezer Butler”. Ampeg. 22 January 2010閲覧。
  3. ^ オジー・オズボーンとギーザー・バトラー、アストン・ヴィラFCのCMで共演”. BARKS (2024年7月24日). 2024年7月25日閲覧。
  4. ^ The 50 Greatest Bassists of All Time” (英語). rollingstone.com (2020年7月1日). 2021年12月27日閲覧。

外部リンク

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