JR総持寺駅
JR総持寺駅 | |
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南口(2023年2月) | |
じぇいあーるそうじじ JR-Sōjiji | |
◄JR-A39 摂津富田 (1.7 km) (2.0 km) 茨木 JR-A41► | |
所在地 | 大阪府茨木市庄一丁目28番55号 |
駅番号 | JR-A40 |
所属事業者 | 西日本旅客鉄道(JR西日本) |
所属路線 | ■東海道本線(JR京都線) |
キロ程 |
539.8km(東京起点) 京都から26.2 km |
電報略号 | ソシ |
駅構造 | 高架駅 |
ホーム | 1面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
8,822人/日(降車客含まず) -2022年- |
開業年月日 | 2018年(平成30年)3月17日[1] |
備考 |
直営駅 みどりの券売機プラス設置駅 |
JR総持寺駅(ジェイアールそうじじえき)は、大阪府茨木市庄一丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)東海道本線の駅である。「JR京都線」の愛称区間に含まれている。駅番号はJR-A40。
概要
摂津富田駅から約1.7 km、茨木駅から約2.0 kmの盛土区間(フジテック旧本社跡地付近)に設置された駅である。工事費は約60億円[2]。
付近に阪急京都線の総持寺駅があるため駅名に「JR」を冠している。東海道本線では初めてとなる、駅名に「JR」を冠した駅である[注 1]。開業前年に行われた駅名案募集で最も票が多かったのは安威川で、続く2位がJR総持寺、3位は東茨木だった[3]。なお地名としての総持寺は当駅東側かつJR線以南の一帯である。
歴史
2011年7月29日、JRと自治体および開発事業者との間で基本協定書が締結された[4][5]。その後、2012年11月29日に駅建設工事が着工し、2018年3月17日に当駅が開業した。なおおおさか東線の衣摺加美北駅とは同日開業であり、この時JR京都線を含めたJR西日本の主要な路線に駅ナンバリングも導入されている。
年表
- 2006年(平成18年)4月3日:フジテックの本社が大阪府茨木市から滋賀県彦根市に移転。
- 2011年(平成23年)7月29日:JR西日本と自治体および開発事業者との間で、新駅設置などに関する基本協定書を締結する[5]。
- 2012年(平成24年)11月29日:JR総持寺駅(仮称)の建設工事が開始される。
- 2015年(平成27年)
- 2016年(平成28年)
- 2017年(平成29年)
- 2018年(平成30年)3月17日:東海道本線(JR京都線)の摂津富田駅 - 茨木駅間に新設開業[1]。
駅構造
複々線の内側線のみに島式ホーム1面2線が設置され[4]、駅設備は盛土下に設置されている[8][9]。当初から外側線を走る列車が停車しないことを前提にしており、内側線のみにホームが設置された。開業当初から二重引戸式の可動式ホーム柵が設置されている[10]。ホーム柵は4扉車専用で、3扉車は非常時両端の扉のみの対応となる。
ホーム有効長は8両分あるが、停車する電車は全て7両のためホームの大阪寄りが柵で封鎖されている。
改札内に旅客用トイレ(多目的トイレ併設)、階段、エスカレーター、エレベーター、待合室が設置されている[9]。
直営駅ではあるが駅長は配置されておらず、高槻駅が当駅を管理している。ただし、高槻駅が直接管理しているのか地区駅である茨木駅を介して管理しているかは不明[11][注 2]。また、開業時からみどりの窓口は設置されておらず、みどりの券売機プラスが設置されている。
駅のデザインコンセプトは「街と街、人と人、時(歴史)と時(未来)をつなぐ新たな駅」としている。
2007年(平成19年)3月18日以降に開業したJR京都線・JR神戸線の新駅には、駅独自の接近メロディが導入されていたが、当駅には導入されておらず、大阪駅・島本駅を除くJR京都線内の各駅で使用されている接近メロディが流れる。
のりば
のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
---|---|---|---|
1 | JR京都線 | 下り | 新大阪・大阪・三ノ宮方面[12] |
2 | 上り | 高槻・京都方面[12] |
- 上表の路線名は旅客案内上の名称(愛称)で表記している。
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改札口と切符売り場(2023年2月)
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ホーム(2023年2月)
利用状況
2022年(令和4年)度の1日平均乗車人員は8,822人である。
1日平均乗車人員
各年度の1日平均乗車人員の推移は以下の通りである。
年度 | 1日平均 乗車人員 |
増減率 | 定期利用状況 | 出典 | |
---|---|---|---|---|---|
1日平均 | 定期率 | ||||
2018年(平成30年) | 4,554 | 2,616 | 57.4% | [大阪府 1] | |
2019年(令和元年) | 7,543 | 65.6% | 5,101 | 67.6% | [大阪府 2] |
2020年(令和 | 2年)6,348 | -15.8% | 4,478 | 70.5% | [大阪府 3] |
2021年(令和 | 3年)7,620 | 20.0% | 5,432 | 71.3% | [大阪府 4] |
2022年(令和 | 4年)8,822 | 15.8% | 6,204 | 70.3% | [大阪府 5] |
年間乗車人員
各年度の1年間の乗車人員は以下の通り。
なお下表内の数値の単位は全て「千人」である。
年度 | 乗車人員 | うち定期 | 出典 |
---|---|---|---|
2017年(平成29年) | 6 | 3 | [茨木市 1] |
2018年(平成30年) | 1,662 | 955 | [茨木市 2] |
2019年(令和元年) | 2,761 | 1,867 | [茨木市 3] |
2020年(令和 | 2年)2,317 | 1,634 | [茨木市 4] |
2021年(令和 | 3年)2,781 | 1,943 | [茨木市 5] |
2022年(令和 | 4年)3,220 | 2,264 | [茨木市 6] |
駅周辺
駅の東側を大阪府道126号総持寺停車場線が走っており、それに沿って、南東方向に歩けば 阪急電鉄京都本線総持寺駅に至る(徒歩7分)。
バス路線
茨木市駅と追大・花園東和苑方面を結ぶ近鉄バスが開業翌日の2018年3月18日から日中のみ駅前ロータリーに乗り入れている[14][15]。停留所名は「JR総持寺駅」。
朝夕はフジテックビックフィット東側市道沿い[16]の「総持寺口」停留所を利用する。ただし総持寺口停留所の茨木方向については停車位置近辺に信号や横断歩道がないことから、当該時間帯に東和苑方面から当駅を利用する場合北隣の西河原停留所を利用する場合もある。
停留所名 | のりば | 系統 | 行先 | 備考 |
---|---|---|---|---|
JR総持寺駅 | ロータリー | 東和苑系統 | 74番:阪急茨木市駅 | |
73番:花園・東和苑 | ||||
総持寺口 | 茨木方面 | 70番:阪急茨木市駅 | ||
74番:阪急茨木市駅 | JR総持寺駅経由 | |||
東和苑方面 | 70・73番:花園・東和苑 |
隣の駅
脚注
記事本文
注釈
出典
- ^ a b 『2018年3月17日にダイヤ改正を実施します』(PDF)(プレスリリース)西日本旅客鉄道近畿統括本部、2017年12月15日、3頁。オリジナルの2021年1月19日時点におけるアーカイブ 。2021年1月19日閲覧。
- ^ 複々線の軌道を広げて島式ホーム、JR新駅が見えてきた - 日経コンストラクション(2016年7月14日版/2016年8月2日閲覧)
- ^ “最多は安威川駅/JR京都線新駅の駅名案の公募/茨木市”. 建設ニュース (2017年3月31日). 2023年10月20日閲覧。
- ^ a b メモ帳(2011年7月29日の項) - 鉄道ピクトリアル
- ^ a b 『東海道本線(JR京都線)摂津富田・茨木間新駅設置などについて』(プレスリリース)西日本旅客鉄道、2011年7月29日。オリジナルの2012年3月8日時点におけるアーカイブ 。2021年1月19日閲覧。
- ^ 『JR新駅の駅名案募集について』(PDF)(プレスリリース)茨木市、2016年12月20日。オリジナルの2018年3月20日時点におけるアーカイブ 。2020年2月25日閲覧。
- ^ 『JR京都線、摂津富田~茨木駅間新駅の駅名決定について』(プレスリリース)西日本旅客鉄道、2017年8月8日。オリジナルの2019年8月22日時点におけるアーカイブ 。2021年1月19日閲覧。
- ^ 東海道本線(JR京都線)摂津富田・茨木間新駅設置 日本鉄道施設協会誌Vol.50
- ^ a b 田村暢慶; 松尾優、桐畑修一 (2012年9月). “東海道線 (JR京都線) 摂津富田・茨木間新駅設置” (PDF). 土木学会. 2017年10月29日閲覧。
- ^ 『JR京都線 摂津富田~茨木駅間の新駅の概要決定 可動式ホーム柵を設置など(平成30年春開業予定)』(プレスリリース)茨木市/西日本旅客鉄道、2016年12月20日。オリジナルの2021年1月19日時点におけるアーカイブ 。2021年1月19日閲覧。
- ^ 『鉄道ジャーナル』2010年11月号・日本縦断各駅停車
- ^ a b “JR総持寺駅|構内図:JRおでかけネット”. 西日本旅客鉄道. 2023年1月11日閲覧。
- ^ 『摂津富田・茨木駅間の駅名案募集結果について』(PDF)(プレスリリース)茨木市市街地新生課、2017年3月31日。オリジナルの2021年1月19日時点におけるアーカイブ 。2021年1月19日閲覧。
- ^ “【2018年3月18日~】阪急茨木市駅~花園東和苑でJR総持寺駅乗入れを実施し、ダイヤ変更いたします。また、JR茨木駅発着をすべて阪急茨木市駅発着に変更します。”. 近鉄バス. 2018年3月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年3月5日閲覧。
- ^ “【2018年3月18日(日)~】阪急茨木市駅~花園東和苑でJRの新駅「JR総持寺駅」への乗り入れを開始いたしました。”. 近鉄バス. 2018年9月17日時点のオリジナルよりアーカイブ。2018年3月21日閲覧。
- ^ “JR総持寺駅のりば”. 近鉄バス. 2018年3月21日閲覧。
利用状況
- 大阪府統計年鑑
- ^ 大阪府統計年鑑(令和元年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(令和2年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(令和3年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(令和4年) (PDF)
- ^ 大阪府統計年鑑(令和5年) (PDF)
- 茨木市統計書
- ^ “茨木市統計書 平成30年版(2018年版)PDF版” (PDF). 2023年10月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月29日閲覧。
- ^ “茨木市統計書 令和元年版(2019年版)PDF版” (PDF). 2023年10月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月29日閲覧。
- ^ “茨木市統計書 令和2年版(2020年版)PDF版” (PDF). 2023年10月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月29日閲覧。
- ^ “茨木市統計書 令和3年版(2021年版)PDF版” (PDF). 2024年9月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月29日閲覧。
- ^ “茨木市統計書 令和4年版(2022年版)PDF版” (PDF). 2023年10月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月29日閲覧。
- ^ “茨木市統計書 令和5年版(2023年版)PDF版” (PDF). 2024年3月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年9月29日閲覧。
関連項目
外部リンク
- JR総持寺駅|駅情報:JRおでかけネット - 西日本旅客鉄道