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KEIRINグランプリ2022

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
競輪 > KEIRINグランプリ > KEIRINグランプリ2022
KEIRINグランプリ2022
平塚競輪場・GP
周長:400m みなし直線:54.2m
周長:400m みなし直線:54.2m
レース詳細
開催日 2022年12月30日(
レース結果
優勝 [9] 脇本雄太(初) (福井)
2位 [1] 古性優作 (大阪)
3位 [2] 郡司浩平 (神奈川)

KEIRINグランプリ2022(ケイリングランプリにーぜろにーにー)は、2022年12月30日平塚競輪場にて行われた、KEIRINグランプリの38回目の開催。格付けはGP。優勝賞金は1億2380万円(本賞金のみは1億1880万円[1])。

出場選手

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・各項目について
選手名 府県 出場要件事項 出場回数
1 古性優作 27大阪 1全日本選抜取手)・高松宮記念杯岸和田) 優勝 2回目 (2年連続
2 郡司浩平 14神奈川 94選考用賞金獲得額 第4位 4回目 (4年連続
3 新山響平 02青森 4競輪祭小倉) 優勝 00初出場
4 守澤太志 05秋田 95選考用賞金獲得額 第5位 3回目 (3年連続
5 松浦悠士 34広島 92選考用賞金獲得額 第2位 4回目 (4年連続
6 平原康多 11埼玉 97選考用賞金獲得額 第7位 13回目 (10年連続
7 新田祐大 07福島 3寬仁親王牌前橋) 優勝 8回目 (2年ぶり
8 佐藤慎太郎 07福島 96選考用賞金獲得額 第6位 8回目 (4年連続
9 脇本雄太 24福井 2日本選手権いわき平)・オールスター西武園) 優勝 4回目 (2年ぶり
清水裕友 35山口 補欠選手[6]

成績

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競走成績

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・各項目について
選手名 府県 期別 級班 着差 上り 決ま
り手
S/J
H/B
個人
状況
1  9  脇本雄太  33   福井 94  SS  11.3 捲り B
2  1  古性優作  31   大阪 100  SS  1/4輪 11.2 マーク
3  2  郡司浩平  32   神奈川 99  SS  3/4輪 11.0
4  6  平原康多  40   埼玉 87  SS  1/2身 11.0
5  5  松浦悠士  32   広島 98  SS  1身1/2 11.3
6  7  新田祐大  36   福島 90  SS  3/4身 11.6 走注(斜行)
7  8  佐藤慎太郎  46   福島 78  SS  1身 11.2
8  3  新山響平  29   青森 107  SS  大差 SJH
 4  守澤太志  37   秋田 96  SS  失格(押圧) 入線順位:5[14]

配当金額

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・各項目について
2枠複
1=6   810円 (5)
3連複
1=2=9   1,510円 (2)
2枠単
6-1   1,260円 (5)
  3連単  
9-1-2 4,760円 (1)
2車複
1=6   830円 (2)
ワイド
1=9   440円 (4)
2=9   330円 (1)
1=2   600円 (9)
  2車単  
6-1 1,260円 (1)

レース概要

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[15][16]

脇本が4度目の挑戦でグランプリを初優勝。打鐘から最終ホームと同じく、最終ホームから最終バックも10秒7の高速ラップタイムだった(上がりは11秒3)[17]

エピソード

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  • 今開催のキャッチフレーズは「俺にはまだ グランプリがある」。
  • 本年より元来は初日に行なわれていたガールズグランプリと2日目に行われていたヤンググランプリの日程を入れ替え、初日にヤンググランプリ、2日目にガールズグランプリを実施する事になった。なお、次回以降も同様とする[18]
  • 今開催はCOVID-19の影響で、平塚本場の入場者数を先着20,000人[注 1]と制限した上での開催となった[19]が、KEIRINグランプリ当日の入場に事前の抽選方式が取られなかったのは3年ぶりの事になった。なお、特別観覧席に関しては、3日間共に12月6日より事前にインターネットで発売し、会員登録の上クレジットカード決済で購入した人のみ入場可能とした。
  • 前年は取りやめになったKEIRINグランプリ2022前夜祭については、12月20日にグランドニッコー東京 台場にて共同記者会見と共に行ったが、COVID-19の影響を考慮して本年も会場には関係者のみの招待とし、選手はリモートでの参加とした[20]。なお、共同記者会見はSPEEDチャンネルで生中継され、前夜祭は平塚競輪のYouTubeチャンネルで生配信された[21]。また、ガールズグランプリの前夜祭はオッズパークのYouTubeチャンネルで生配信された[22]
  • GP単体の目標額は63億円[23]であったが、売上額は前年よりアップしたものの62億4560万3400円[24][注 2]で、目標には惜しくも届かなかった。なお、2日目に行われたガールズグランプリは7億7703万4100円[25]で、こちらは目標額の6億5000万円をクリアした。
  • シリーズ全体での目標額は130億円[26]だったが、シリーズ3日間の総売上額は131億3355万7500円[注 3][27]で目標額をクリアしている。なお、各日ごとの売上額は、初日20億397万8100円[28]、2日目23億8217万6900円[29]、最終日87億4740万2500円[30]

放送関係

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  • 地上波では「坂上忍の勝たせてあげたいTV 人力最速王決定戦 KEIRINグランプリ2022」《日本テレビ系列全国ネット》を放送[31][32]。スタジオ司会は坂上忍宇垣美里、解説は加藤慎平、実況は筒井大輔が担当。また、この中継ではBS日テレのみだった初日も含めてバンク内に設置した117台のカメラを用いた自由視点映像も放映している[33][注 4]
    • BS日テレと日本テレビ[注 5]関東ローカル)では、初日に行われたヤンググランプリ「若手人力最速王決定戦 ヤンググランプリ2022」[35]と、2日目に行われたガールズグランプリ「人力最速女王決定戦 ガールズグランプリ2022」[36]も生中継を実施している。ヤンググランプリはスタジオ司会は坂上忍と宇垣美里、ゲスト武井壮で、ガールズグランプリはスタジオ司会は武井壮と宇垣美里(坂上はボートレース住之江のイベントに参加の為にVTR出演のみ)。両日ともに解説は中野浩一、実況は筒井大輔が担当。なお、関東のキー局でKEIRINグランプリやGIの決勝戦以外が中継されたのは2001年のヤンググランプリ01をテレビ東京が中継して以来21年ぶりだった。
  • BS放送では「KEIRINグランプリ2022」《NHK BS1》を放送。解説は中野浩一、実況は星野圭介アナウンサーが担当。
  • 今大会は3年ぶりにラジオ放送も行われた[注 6][注 7]。2日目のガールズグランプリも含めて、ラジオNIKKEI第2放送で「ラジオNIKKEI冬の公営競技祭り!」として放送された。解説は両日ともに須田鷹雄、実況はガールズを大関隼アナウンサー、KEIRINグランプリを三浦拓実アナウンサーが担当。なお、ラジオNIKKEIが競輪中継を行うのはラジオたんぱ時代の2002年の第55回日本選手権競輪以来20年ぶりになった[注 8]

競走データ

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  • 優勝賞金は本年も増額され、副賞500万円を含めると初めて1億2000万円を超える事になった。
  • 本年もCOVID-19の対策のために、KEIRINグランプリの出場選手は開催初日の12月28日に競輪場入りした。
  • 前回当地で行われた2020年と同様に、ヤンググランプリ・ガールズグランプリ・KEIRINグランプリの選手入場時の選手名読み上げは立木文彦が担当。選手入場曲はKEIRINグランプリは『止まらないHa〜Ha』(矢沢永吉)、ガールズグランプリは『FLY』(ALLY&DIAZ feat.MINMI&SATOSHI from 山嵐)、ヤンググランプリは『CHAINSAW BLOOD』(Vaundy)を使用。なお、ヤンググランプリ以外は前回と同様の曲が使われた。
  • 3連単の1番人気決着は、大会初[37]。配当金額4,760円は、新賭式導入の2001年以降で大会最低記録を更新した(従来はKEIRINグランプリ02の6,050円)[38]
  • 脇本雄太が優勝したことにより、脇本は年間獲得賞金額を3億584万2300円とし、競輪のみならず公営競技初となる年間獲得賞金額3億円突破を達成した[39]。また、脇本はKEIRINグランプリでの勝利で当年は63戦51勝として年間勝率8割0分9厘5毛とし、1965年高原永伍が記録した年間最高勝率である8割0分2厘4毛(81戦65勝)を57年ぶりに更新した[40]

脚注

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注釈

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  1. ^ 実際には、最終日の11,663人が最高だった。
  2. ^ 売上票数は、2枠連: 299,359票、2枠単: 377,417票、2車複: 1,115,160票、2車単: 6,327,361票、3連複: 4,295,393票、3連単: 49,573,606票、ワイド: 467,738票、計: 62,456,034票であった[10][11]
  3. ^ 本場: 3億9492万7900円、場外: 54億4437万8900円、電話・インターネット投票 : 72億9425万0700円、計: 131億3355万7500円。
  4. ^ 自由視点映像によるスポーツ中継は、過去にも同年の東京ドームでの読売ジャイアンツ主催公式戦プロ野球中継などがあったが、レース中継としては当シリーズが『世界初』としている[34]
  5. ^ 2日目のみ。
  6. ^ ラジオ日本が放送を取りやめた2020年と2021年は、ラジオ中継が組まれなかった。
  7. ^ 但し、現地からではなく本社スタジオからの放送。
  8. ^ 同年4月に第2放送の平日の定時放送を原則として休止するまでは、競馬以外の公営競技中継も行っていた。

出典

[編集]
  1. ^ KEIRINグランプリ(S1G) (PDF) 副賞を含まない金額
  2. ^ 競輪資料室 選考基準 KEIRINグランプリ(GP) - KEIRIN.JP
  3. ^ S級S班特設ページ - KEIRIN.JP
  4. ^ 「KEIRINグランプリ2022」出場選手が決定!!”. けいりんマルシェ (2022年11月28日). 2022年12月23日閲覧。
  5. ^ 平塚KEIRINグランプリ2022車番決定!北日本4人は鉄の結束”. スポーツニッポン (2022年12月20日). 2022年12月23日閲覧。
  6. ^ KEIRINグランプリ2022出場選手・2023年S級S班決定!!”. KEIRIN.JP (2022年11月27日). 2022年12月23日閲覧。
  7. ^ PDF新聞 - 日刊スポーツ
  8. ^ 郡司浩平は今が全盛期 「仕掛ける勇気」悟った前回地元GP 教訓を生かしてV奪取/ヤマコウ - ヤマコウの時は来た!! 日刊スポーツ 2022年12月30日
  9. ^ レース詳細 2022年12月30日 11R - Kドリームス
  10. ^ a b 本場出走表PDF 2022年12月31日 岸和田競輪
  11. ^ a b 広島競輪PDF
  12. ^ 別府競輪PDF
  13. ^ 結果 - 日刊プロスポーツ新聞社 プロスポーツWeb
  14. ^ KEIRINグランプリ2022・脇本雄太が初優勝で3億円突破 - zakzak 2022年12月30日
  15. ^ http://wm.st.keirin.jp/wm-keirin35/20221230-35-06-11-01-00.mp4
  16. ^ 『KEIRINグランプリ2022シリーズレポート』 最終日編 - KEIRIN.JP
  17. ^ “古性優作2着も笑顔「村上義弘さんに『23年も近畿は安心やな』と思ってもらえたかな」/平塚GP”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2022年12月30日). https://www.nikkansports.com/public_race/news/202212300001244.html 2022年12月31日閲覧。 
  18. ^ “ガールズケイリン〝3つの進化〟発表 ガールズGPは12月29日に開催”. 東京スポーツ (東スポWEB). (2022年9月6日). https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/233001 2022年12月12日閲覧。 
  19. ^ 開催期間中の入場について KEIRINグランプリ2022[公式]平塚競輪
  20. ^ KEIRINグランプリ2022前夜祭(二元同時Web配信)および共同記者会見の開催”. 平塚市. 2022年12月12日閲覧。
  21. ^ KEIRIN GRAND PRIX 2022 HIRATSUKA 前夜祭<特別配信> - bank shonan(YouTube)、2022年12月20日
  22. ^ 【ライブ配信】オッズパーク杯ガールズグランプリ2022前夜祭<特別配信> - 【公式】オッズパーク(YouTube)、2022年12月20日
  23. ^ KEIRINグランプリ2022の売り上げ目標は130億円、昨年超えなるか(KEIRINマルシェ)
  24. ^ 岸和田競輪第1日内定表” (PDF). 別府競輪 (2022年12月30日). 2023年1月2日閲覧。
  25. ^ 平塚競輪第3日内定表” (PDF). 別府競輪 (2022年12月29日). 2022年12月29日閲覧。
  26. ^ “元NMB48渡辺美優紀がKEIRINグランプリ2022PR「日本一きれいなバンク」/平塚”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2022年12月22日). https://www.nikkansports.com/public_race/news/202212220000559.html 2022年12月22日閲覧。 
  27. ^ “グランプリシリーズ3日間の総売り上げは131億円を超え目標額をクリア/平塚GP”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2022年12月30日). https://www.nikkansports.com/public_race/news/202212300001302.html 2022年12月30日閲覧。 
  28. ^ KEIRINスポニチ [@sponichikeirin] (2022年12月28日). "【売上情報】". X(旧Twitter)より2023年1月2日閲覧
  29. ^ KEIRINスポニチ [@sponichikeirin] (2022年12月29日). "【売上情報】". X(旧Twitter)より2023年1月2日閲覧
  30. ^ KEIRINスポニチ [@sponichikeirin] (2022年12月30日). "【売上情報】". X(旧Twitter)より2022年12月30日閲覧
  31. ^ テレビ放送予定 - KEIRINグランプリ2022(GP)
  32. ^ 12月30日16時放送 日本テレビ 坂上忍の勝たせてあげたいTV
  33. ^ 『自由視点映像』で最終コーナーからフィニッシュを見たことのないアングルで/KEIRINグランプリ2022 - More CADENCE、2022年12月16日
  34. ^ 【競輪】レース中継世界初!自由視点映像で″シン・ケイリン″を体感せよ!KEIRINグランプリ2022 - livedoorニュース、2022年12月28日
  35. ^ 12月28日16時放送 日本テレビ 坂上忍の勝たせてあげたいTV
  36. ^ 12月29日16時05分放送 日本テレビ 坂上忍の勝たせてあげたいTV
  37. ^ スポーツ報知 競輪面 2022年12月31日付 「3連単最低配当」
  38. ^ 【競輪】平塚グランプリは脇本雄太が制圧 打鐘3角からまくって悲願のVゴール デイリースポーツ online 2022年12月30日
  39. ^ “脇本雄太が4度目挑戦で初のGP制覇!公営競技で初めて年間獲得賞金3億円超えを実現/平塚GP”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2022年12月30日). https://www.nikkansports.com/public_race/news/202212300000849.html 2022年12月30日閲覧。 
  40. ^ 2022年版競輪年間記録集(4〜5頁)” (PDF). KEIRIN.JP (2023年10月31日). 2024年8月20日閲覧。

外部リンク

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