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ラリー・ペイジ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Larry Pageから転送)
ラリー・ペイジ
Larry Page
生誕 Lawrence Edward Page
(1973-03-26) 1973年3月26日(51歳)
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国 ミシガン州 イーストランシング
住居 カリフォルニア州 パロアルト
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身校 ミシガン大学(理学士)
スタンフォード大学(理学修士、Ph.D.
職業 起業家
給料 増減なし 1ドル
純資産 増加 1173億ドル(2022年)[1]
身長 180 cm (5 ft 11 in)
肩書き Google 共同創業者
Alphabet CEO
配偶者 ルシンダ・サウスワース(2007 - 現在)
子供 2人
カール・ペイジミシガン大学教授)
グロリア・ペイジミシガン大学教授)
署名
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ローレンス・エドワード・“ラリー”・ペイジ英語: Lawrence Edward "Larry" Page, 1973年3月26日[2] - )は、アメリカ合衆国実業家Google共同創業者、元最高経営責任者CEO[3]Alphabet元CEO[3]

経歴

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アメリカ合衆国ミシガン州ランシングに生まれる。祖父はゼネラルモーターズの工場労働者、父カール・ビクターはミシガン州立大学Michigan State University計算機科学人工知能教授[4][5]、母グロリアはユダヤ人で、彼女もミシガン州立大学でコンピュータプログラミングの教師をしている[5]。兄のカール・ビクター・ペイジ・ジュニアは、メーリングリストサービスeGroupsの設立者で、後にYahoo!へ売却して財をなした[5][6]

6歳の頃からコンピュータを触り始める[4]ミシガン大学計算機工学を専攻し、1995年に学士(計算機工学)号を取得した[7]。卒業後、スタンフォード大学計算機科学の博士課程に進学し、テリー・ウィノグラードの指導の下、ウェブのリンク構造、人間とコンピュータの相互作用、検索エンジン、情報アクセスインタフェースの拡張性、個人的なデータのデータマイニング手法などを研究した[8]

在学中、同じくスタンフォード大学計算機科学の博士課程に在籍していたセルゲイ・ブリンと出会い、The Anatomy of a Large-Scale Hypertextual Web Search Engine(大規模なハイパーテキスト的なウェブ検索エンジンに関する分析)と題された論文を共著で執筆した。修士号を取得した後スタンフォード大学を休学し、1998年にGoogle社を共同設立[4]。論文はページランク技術(ペイジは、彼の姓に由来)に取り入れられることになった。従業員200人程度の規模になった2001年4月頃まで共同社長兼最高経営責任者を務め、同年8月に最高経営責任者職をエリック・シュミットに譲った[9][10]。シュミット、ブリン、ペイジによる三頭体制で製品部門担当の社長を務めていたが、2011年4月4日付で最高経営責任者に復帰した[11]2015年10月2日、Googleの組織再編に伴い新たに設立された持株会社・Alphabet社の最高経営責任者に就任した[12]。GoogleのCEOはスンダー・ピチャイが後任となった[13]

2014年のTEDトーク以来、公の場で話をしておらず、2018年9月5日に行われた上院情報委員会の公聴会すら欠席している。現在はカリブ海にある自身のプライベート・アイランドに住み、Googleではなく「空飛ぶクルマ」のような先進的なプロジェクトへの投資に関心を寄せているとされる[14]

ミシガン大学工学部の国家諮問委員も務めている。2002年世界経済フォーラムにてGlobal Leader for Tomorrow(未来のグローバルリーダー)に指名される。2003年には、スペインIE ビジネススクールから名誉MBAを授与された[15]2004年には全米技術アカデミーの会員に選出され、2005年からはエックスプライズ財団の理事も務めている[4]

2019年12月3日、AlphabetのCEOを退任することを発表。退任は、社長だったブリンと同時であり、退任理由として「経営が安定して、AlphabetとGoogleに2人のCEOと1人の社長は必要なくなった」との声明が出されている。後任のAlphabetのCEOにはピチャイを任命し、GoogleのCEOと兼任する[16]

人物

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2018年9月の時点で538億ドルの純資産を有する[17]

たびたび喉のトラブルに見舞われ、様々な臆測を呼んだが、これは1990年代後半に患った片側声帯麻痺が原因であることを2013年に公表した[18]

出典

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  1. ^ 2022年版フォーブス世界長者番付トップ20』 2022年1月10日 Onebox News
  2. ^ Google Team - Sergey Brin, Larry Page, Eric Schmidt”. CNBC (2014年4月29日). 2016年6月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月17日閲覧。
  3. ^ a b 総資産508億ドル グーグル共同創業者ラリー・ペイジの資産の使い道”. Forbes JAPAN(フォーブス ジャパン) (2020年3月26日). 2022年10月28日閲覧。
  4. ^ a b c d Google 会社情報: 経営陣”. Google. 2008年4月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2007年2月16日閲覧。
  5. ^ a b c Larry Page Biography”. Academy of Achievement (2007年3月21日). 2015年2月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2009年6月17日閲覧。
  6. ^ Jelveh, Zubin. “Top Excutive Profiles - Larry Page” (英語). Portfolio.com. 2007年6月13日閲覧。
  7. ^ 総資産508億ドル グーグル共同創業者ラリー・ペイジの資産の使い道”. Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン). linkties (2020年3月26日). 2022年10月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月17日閲覧。
  8. ^ “Google Was Not a Normal Place”: Brin, Page, and Mayer on the Accidental Birth of the Company that Changed Everything”. Vanity Fair. Condé Nast (2018年7月10日). 2018年8月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月18日閲覧。
  9. ^ Eric Schmidt resigning as executive chair at Google parent Alphabet”. The Seattle Times (2017年12月21日). 2017年12月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月18日閲覧。
  10. ^ Google Names Dr. Eric Schmidt Chief Executive Officer – News announcements”. News from Google. Google (2001年8月6日). 2016年10月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月18日閲覧。
  11. ^ Google、ラリー・ペイジ氏のCEO就任を発表――シュミット氏は会長職にとどまる”. ITmedia エンタープライズ. ITmedia (2011年1月21日). 2021年12月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月17日閲覧。
  12. ^ Google、持ち株会社Alphabetへの移行を完了 Alphabetの社訓は「Do the right thing」”. ITmedia NEWS. ITmedia (2015年10月4日). 2023年1月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月18日閲覧。
  13. ^ グーグルの再編成:新会社「アルファベット」の狙い”. WIRED.jp. Condé Nast Japan (2015年8月12日). 2023年2月5日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月17日閲覧。
  14. ^ ラリー・ペイジ、公の場から姿を消し、カリブ海の島で過ごす訳”. www.businessinsider.jp. 2018年10月22日閲覧。
  15. ^ Larry Page and Sergey Brin, the founders of Google, awarded MBAs Honoris Causa by Instituto de Empresa” (英語). IE ビジネススクール (2003年9月25日). 2010年1月22日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年10月17日閲覧。
  16. ^ グーグル共同創業者のCEOと社長、そろって退任”. 読売新聞 (2019年12月4日). 2019年12月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年10月17日閲覧。
  17. ^ Forbes 400 2018”. Forbes. 2019年7月12日閲覧。
  18. ^ グーグルのペイジCEO、「声帯の部分麻痺」について説明”. WIRED.jp. 2019年7月12日閲覧。

外部リンク

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