R&Cながの青果
種類 | 株式会社 |
---|---|
市場情報 | 非公開 |
略称 | R&Cながの |
本社所在地 |
日本 【長野本社】〒381-2202 長野県長野市市場3-1 【上田本社】〒386-0041 長野県上田市秋和531-1 |
設立 |
1964年1月(前身の上田中央青果設立) 2022年4月(R&Cながの青果成立) |
業種 | 卸売業 |
法人番号 | 5100001010074 |
事業内容 | 青果物、青果物加工品及び乾物加工品の卸販売業並びに委託販売業 |
代表者 |
倉﨑浩(代表取締役会長) 堀陽介(代表取締役社長) |
資本金 | 4億9730万円[1] |
売上高 |
単独1,021.6億円(2022年度[2]) 連結1534億円[3] |
従業員数 | 509名[1] |
主要株主 | 株式会社R&Cホールディングス(100%) |
主要子会社 |
長印船橋青果株式会社 東京富士青果株式会社 ぐんま県央青果株式会社 長印ながのファーム ほか |
外部リンク | https://rcns.jp/ |
種類 | 株式会社 |
---|---|
市場情報 | 非公開 |
略称 | R&CHD |
本社所在地 |
日本 〒381-2202 長野県長野市市場3-26 |
設立 | 2015年10月1日[4] |
業種 | サービス業[5] |
法人番号 | 4100001028737 |
事業内容 | グループ企業管理、株式事務、グループ戦略企画 |
代表者 | 堀雄一(代表取締役社長) |
資本金 | 1億円[4] |
主要子会社 |
株式会社R&Cながの青果 株式会社R&C物流 株式会社フレッシュベジ加工 ほか |
外部リンク | https://rchd.jp/ |
株式会社R&Cながの青果(アールアンドシーながのせいか)は、長野県に本社を置く青果物卸売会社。2022年4月に県内同業の長野県連合青果(株)と(株)長印が合併して成立した。県内各市場で卸売業務を行い取扱高は全国地方卸売市場青果卸売会社1位[2]
概要
[編集]大正年間に創業した卸を起源とする長印と、戦後急拡大した長野県連合青果(レンゴー青果)という、いずれも県内各地の卸売市場で営業する青果物卸売会社が2015年に共同持株会社を設立して経営統合。2022年に事業会社を合併して完全に統合した。社名は連合の「R」と長印の「C」を合わせて命名された[6]。市場卸売業務に強みをもつ旧長印本社を「長野本社」、広域的な商社として流通をコーディネートする旧連合青果本社を「上田本社」として2本社制としている。
松本・佐久・中野・須坂を加えた県内計6市場で卸売業務を担っているほか、関東圏の卸売市場卸売会社をグループ傘下に従えている[7]。さらに仲卸業やパッケージング、青果物生産、物流などの各部門を担うグループ会社で業界の幅広い分野をカバーしている[4]。県内の主要卸売市場が資本的に合同したグループは全国的にも類を見ない。
青果物の取扱はそれまでの東京多摩青果を抜いて全国地方卸売市場中1位である[2]ほか、中央卸売市場を合わせた業界全体でもトップで中央卸売市場の東京青果、同じく大果大阪青果に次ぐ第3位規模となる[8]。さらにグループ全体での取扱高でも東京青果グループに次ぐ2位となった[9][注釈 1]
沿革
[編集]旧・長野県連合青果
[編集]- 1964年1月 - 上田青果市場株式会社と上田中央青果卸売市場株式会社が合併し、上田中央青果株式会社として発足。現在の法人格はこの時から引き継いでいる。
- 1972年2月 - 佐久市に最初の支社として佐久支社を設立。
- 1974年4月 - 松本青果市場株式会社と合併し、松本支社を設立、長野県連合青果株式会社と改称。
- 1976年4月 - 諏訪市に諏訪支社を設立。
- 1985年10月 - 長野市に長野支社を設立。
- 1994年4月 - 大町市に大町営業所を設立。
- 1996年11月 - 群馬県伊勢崎市の丸統伊勢崎青果株式会社と合併し、伊勢崎支社を設立。
- 2000年4月 - 青果卸売業界初の環境マネジメントシステム国際標準規格ISO14001を取得。
- 2002年12月 - 東京都板橋区の東京富士青果株式会社(東京都中央卸売市場板橋市場)に出資して子会社化、首都圏に拠点拡大。
- 2013年7月 - 創立50周年を迎え中長期ビジョン「New Relation 2018」を発表。
- 2015年10月 - 株式会社長印との共同持株会社「株式会社R&Cホールディングス」を設立。
- 2016年4月 - 諏訪市場仲卸の株式会社大永を事業譲渡により子会社化。
- 2021年5月 - 高崎市総合地方卸売市場のぐんま県央青果株式会社の全株式を取得し、子会社化。
- 2022年4月 - 長印と長野県連合青果が統合、株式会社R&Cながの青果を設立[2]。ぐんま県央青果が長野県連合青果伊勢崎支社を会社分割により取得[4]。伊勢崎市場は閉場[10]。
旧・長印沿革
[編集]R&Cながの青果沿革
[編集]- 2022年4月 - R&Cながの青果発足[11]。2社で重複していた事業所(長野・松本・佐久)を統合。
- 2023年5月 - 同年6月末までで諏訪支社の事業を子会社の株式会社大永に譲渡することを発表[12]。
事業所
[編集]R&Cながの青果では、多機能市場である長野本社を中核ハブ、流通コーディネートのできる上田本社を広域商社、松本支社を中南信地域における地域ハブ、レタスやハクサイ、アスパラガスなどの高原野菜の産地を抱える佐久支社とりんご・ぶどう・桃などの豊富な果実産地を擁する須坂・中野支社を産地市場と位置付けている[7]。
- 本部 - 長野県長野市市場3-26
- 長野本社 - 長野地方卸売市場(長野県長野市市場3-1)
- 上田本社 - 上田地方卸売市場(上田市秋和531-1)
- 松本支社 - 松本市公設地方卸売市場(松本市笹賀7600-41)
- 佐久支社 - 佐久地方卸売市場(佐久市大字長土呂93-8)
- 中野支社 - 中野地方卸売市場(中野市大字田麦567-1)
- 須坂支社 - 須坂地方卸売市場(須坂市大字小島689-1)
子会社・グループ会社
[編集]卸売市場
[編集]- 長印船橋青果株式会社 - 船橋市地方卸売市場(千葉県船橋市市場1-8-1)
- ぐんま県央青果株式会社 - 高崎市総合地方卸売市場(群馬県高崎市下大類町1258)
- 東京富士青果株式会社 - 東京都中央卸売市場板橋市場(東京都板橋区高島平6-1-5[7])
- 株式会社大永 - 仲卸・卸売業(※諏訪支社の業務を営業譲渡)(諏訪市公設地方卸売市場、諏訪市大字湖南3873)
その他
[編集]- 株式会社長野フルーツカンパニー - 仲卸業・MIDORI長野店内の青果店「フルーツカンパニー」の運営[13][14](長野県長野市市場3-29)
- 有限会社ヤマコシ - 長野フルーツカンパニー子会社[15]。パッケージ業(長野市市場3-14)
- 金オ岡村青果株式会社 - 仲卸業(長野市真島町川合1364-1)
- 株式会社フレッシュベジ加工 - R&Cホールディングス子会社。青果物加工業。カットサラダ、おやき製造[16](長野市真島町川合1199-1)
- 株式会社長野県青果物流通センター - 青果物加工業(松本市大字笹賀7600-41)
運送業
[編集]- 株式会社R&C物流 - R&Cホールディングス子会社。グループ拠点間の青果物配送。(長野市市場3-42 ほか上田市場に上田営業所、松本市場に松本営業所[4])
脚注
[編集]注釈
[編集]- ^ 神明ホールディングスが出資する企業群のグループ(東京シティ青果や東果大阪など)はその後2022年に神果神戸青果と資本業務提携を行った。神果神戸青果は連結子会社化してはいないが、これらの企業群を一群の同業グループとして合算する場合、R&Cグループを上回り業界2位規模と見做すことができる。
脚注
[編集]- ^ a b 企業情報 - R&Cながの青果
- ^ “長野の青果卸R&Cホールディングス、売上高3%増”. 日本経済新聞. (2022年6月27日) 2023年6月14日閲覧。
- ^ a b c d e R&C ホールディングス
- ^ 別表2.業種分類表 - 経済産業省(PDF)
- ^ 長野の大手青果卸2社が合併 「R&Cながの青果」発足(長野県長野市) - 日本農業新聞
- ^ a b c 事業案内 - R&Cながの青果
- ^ “トップインタビュー⑩ 長野県連合青果㈱=上田市秋和= 堀陽介社長(39)あらゆる産地からの供給”. 東信ジャーナル (2022年2月22日). 2023年6月14日閲覧。
- ^ 浅沼進 (2021年7月24日). “R&C売上1400億円卸に‐首都圏青果市場の激変加速②”. 2023年6月14日閲覧。
- ^ “伊勢崎市の卸売市場、年度いっぱいで返却”. 日本工業経済新聞. (2022年10月18日) 2023年6月14日閲覧。
- ^ “新社名「R&Cながの青果」に 県連合青果と長印が合併”. 日本経済新聞. (2022年1月14日) 2023年6月14日閲覧。
- ^ 弊社諏訪支社の事業譲渡について - R&Cながの青果
- ^ フルーツカンパニー - MIDORI 長野 - ステーションビルMIDORI(長野店・松本店)
- ^ “JR長野駅で1年ぶりに青果店復活 R&Cながの青果子会社”. 日本経済新聞. (2024年2月22日) 2024年3月20日閲覧。
- ^ R&Cホールディングス
- ^ 株式会社フレッシュベジ加工