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シュヴァルツゴルト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
Sラインから転送)
シュヴァルツゴルト
欧字表記 Schwarzgold
品種 サラブレッド
性別
毛色 鹿毛
生誕 1937年
死没 1950年(13歳没)
Alchimist
Schwarzliesel
母の父 Oleander
生国 ドイツの旗 ドイツ
生産者 シュレンダーハン牧場
馬主 Schlenderhan
調教師 George Arnull
競走成績
生涯成績 12戦9勝
獲得賞金 182,900ライヒスマルク
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シュヴァルツゴルトSchwarzgold)はドイツ競走馬繁殖牝馬。1940年にドイツ1000ギニードイツオークスドイチェスダービーベルリン大賞をいずれも圧勝するなどの戦績を残したほか、繁殖牝馬としても現代まで活躍馬を輩出する一大牝系の祖となった。

血統表

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シュヴァルツゴルト (Schwarzgold)血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 アルヒミスト系ダークロナルド系
[§ 2]

Alchimist
1930 青毛
父の父
Herold
1917 黒鹿毛
Dark Ronald Bay Ronald
Darkie
Hornisse Ard Patrick
Hortensia
父の母
Aversion
1914 青鹿毛
Nuage Simonian
Nephte
Antwort Ard Patrick
Alveole

Schwarzliesel
1931 鹿毛
Oleander
1924 鹿毛
Prunus Dark Ronald
Pomegranate
Orchidee Galtee More
Orseis
母の母
Schwarze Kutte
1920 鹿毛
Black Jester Polymelus
Absurdity
Raiment William the Third
Caparison F-No.16-c
母系(F-No.) 16号族(FN:16-c) [§ 3]
5代内の近親交配 Dark Ronald 3×4=18.75%、Ard Patrick 4×4=12.50%、Morganette 5×5×5=9.38%、St.Simon5×5=6.25% [§ 4]
出典
  1. ^ [1]
  2. ^ [2]
  3. ^ [1]
  4. ^ [1]

血統背景

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アルヒミストは現役時代にドイチェスダービーベルリン大賞バーデン大賞を制し、種牡馬としても本馬の他に名種牡馬ビルクハーンBirkhahnモンズーンの母父父父、アーバンシーの母母母父)を出している。

母シュヴァルツリーゼルはドイツ史上最強馬とも言われるオレアンダーを父に持ち、現役時代は1934年独1000ギニーに優勝するなどの戦績を残した[3]

祖母シュヴァルツェクッテは繁殖牝馬として良績を残しており、母の全弟には1935年独2000ギニー、ドイチェスダービー、ベルリン大賞、1936年ベルリン大賞に優勝したシュトゥルムフォーゲル(Sturmvogel[4])がいる。

競走馬時代

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2歳

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1939年5月、牝馬試験レネン(Versuchsrennen der Stuten)に鞍上G.シュトライト(G.Streit)で出走しデビュー戦を迎える。ここではトルクサ(Truxa)にクビ差の2着となったが、その後の競走は6馬身差、5馬身差でいずれも逃げ切って圧勝。

続く8月のツークンフツレネン(Zukunfts-Rennen)を3馬身差、9月のオッペンハイムレネン(Oppenheim-Rennen)も4馬身差で制し4連勝とするが、2歳最終戦となった10月のラティボアレネン(Ratibor Rennen)でフィニートア(Finitor)に半馬身差の2着に敗れ、この年を終える。

3歳

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1940年の初戦として5月のヘンケルレネン(Henckel-Rennen、現ドイツ2000ギニー、6頭立て)に出走したが、同じく牝馬のニューワ(Newa)に3/4馬身及ばず2着に敗れ、これが生涯最後の敗戦となった。

その後は圧勝続きでの連勝となる。次走となった6月のキサッソニーレネン(Kisasszony-Rennen、現ドイツ1000ギニー、5頭立て)では前走で敗れたニューワに6馬身差を付けて圧勝。母シュヴァルツリーゼルも1934年の同レースを制しており、母娘制覇となった。続くドイツオークスでも2着に「大差」(W、10馬身以上)を付けて圧勝した。

次走には再び牡馬相手となるドイチェスダービー(13頭立て)を選択。ここでも逃げの手を打ち後続との差を広げ続け、最終的に2着サムライ(Samurai)に10馬身差を付けて勝利。サムライも3着馬を5馬身引き離しており、本馬の強さが際立つ結果となった。

8月のオレアンダーレネン(Oleander Rennen)は僅か3頭立てとなり、再び大差で勝利。9月の帝都大賞(Großer Preis der Reichshauptstadt、現ベルリン大賞)ではサムライとの再戦となったが、3着馬を大きく引き離したサムライにさらに大差を付けて圧勝。12戦9勝2着3回の戦績を残し引退した。

競走成績

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出走日 競馬場 競走名 距離(m) 着順 騎手 着差 1着(2着)馬
1939.05月 ホッペガルテン 牝馬試験レネン 芝1000 2着 G.シュトライト アタマ Truxa
1939.07月 ホッペガルテン スポーンレネン 芝1000 1着 G.シュトライト 6馬身 (Graf Alten)
1939.08月 ホッペガルテン オーキデーIIレネン 芝1200 1着 - 5馬身 (Ellerich)
1939.08月 バーデンバーデン ツークンフツレネン 芝1200 1着 O.シュミット 3馬身 (Coronary)
1939.09月 ホッペガルテン オッペンハイムレネン 芝1200 1着 H.ベルント 4馬身 (Ellerich)
1939.10月 ホッペガルテン ラティボアレネン 芝1400 2着 H.ベルント 1/2馬身 Finitor
1940.05月 ホッペガルテン ヘンケルレネン(独2000ギニー) 芝1600 2着 G.シュトライト 3/4馬身 Newa
1940.06月 ホッペガルテン キサッソニーレネン(独1000ギニー) 芝1600 1着 G.シュトライト 6馬身 (Newa)
1940.06月 ホッペガルテン ディアナ賞(独オークス) 芝2000 1着 G.シュトライト 大差 (Manolita)
1940.06月 ハンブルク ドイチェスダービー 芝2400 1着 G.シュトライト 10馬身 (Samurai)
1940.08月 ホッペガルテン オレアンダーレネン 芝2400 1着 G.シュトライト 大差 (Octavianus)
1940.09月 ホッペガルテン 帝都大賞 芝2400 1着 G.シュトライト 大差 (Samurai)

競走成績の出典:[5][6]

評価

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敗れた3度のレースはいずれも惜敗、他は全て馬なりでの圧勝であった。ダービーと帝都大賞で破ったサムライは後にドイチェスセントレジャーバーデン大賞を制する[7]など相手関係も決して弱くはなく、ネレイデドイツ語版Nereide、10戦無敗、凱旋門賞連覇などの実績を残した名牝コリーダを破ったことで有名[8])と並ぶドイツの歴史的名牝と評価されている。

ラストランとなった帝都大賞での大差勝ちは圧巻で、ドイツの競馬で行われる「レース判定(Richterspruch)」では正規の5段階評価(Kampf(接戦)・Sicher(確勝)・ Leicht(楽勝)・Uberlegen(圧勝)・ Hochuberlegen(大圧勝))に無い「Verhaltene(控える)」との判定がなされた。

本馬の功績を称え、キサッソニーレネンは本馬が優勝した翌年の1941年から1982年まで「シュヴァルツゴルトレネン(Schwarzgold-Rennen)」として施行されていた。現在は同名のレースが独1000ギニートライアル(G3)として行われている。

繁殖牝馬時代

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引退後は繁殖牝馬となったが、感染病(ansteckende Streptokokken)のために1951年、13歳で死亡。母としてはシュヴァルツェパーレ(Schwarze Perle[9]、父Bubbles)、シュヴァルツブラウロート(Schwarzblaurot[10]、父Magnat)の2頭の牝馬しか残せなかった。

しかしその後、シュヴァルツブラウロートが繁殖牝馬として成功。直仔に大レースの勝ち馬は現れなかったものの、産駒が次々と母として成功を収めた。

1952年生まれのシェヘレザード(Scheherezade[11])は母としてシェーンブルン(Schönbrunn[12]、1969年独1000ギニー・独オークス・1970年ドーヴィル大賞典[13])を産んだ。シェーンブルンは繁殖牝馬としても活躍し、牝系子孫にはサガス(1984年凱旋門賞・1985年ガネー賞イスパーン賞)やザグレブ(1996年愛ダービー)、スタインレン(Steinlen[14]、1989年バーナードバルークHアーリントンミリオンBCマイル・1990年ハリウッドターフH)、スタセリタ(2009年サンタラリ賞仏オークスヴェルメイユ賞・2010年ジャンロマネ賞・2011年ビヴァリーDSフラワーボウル招待S)、ソウルスターリングなどが出ている。その他、シェーンブルンの半妹セミラミス(Semiramis)の子孫にヴェロックスなど。

日本と関係が深いのは1954年に生まれたズライカ(Suleika[15])から繋がる牝系である。ズライカは母としてサベラ(Sabera[16]、1964年独オークス)を産み、さらに孫の代からはサベラの仔スタイヴァザント[17](1976年独ダービー・独セントレジャー・1978年ミラノ大賞典)、サヨナラ(Sayonara)の仔スワジ(Swazi[18]、1976年独2000ギニー)、スリップアンカー(1985年英ダービー)、ザクシフラガ(Saxifraga)の仔スレンデレラ(Slenderella[19]、1984年独1000ギニー・独オークス[20])が出るなど、子孫が2代の内にドイツのクラシック競走全てに加え英ダービーを制するという成功を収めた。ズライカ産駒サンタルチアナ(Santa Luciana)の仔アグサン[21]とサトルチェンジ[22]が日本に輸入され、前者はビワハイジブエナビスタジョワドヴィーヴルらの祖先に、後者はマンハッタンカフェらの牝祖となっている。その他同馬の牝系子孫にはサリオスなど。

1955年生まれのサブリーナ(Sabrina[23])も重賞馬が多数名を連ねる牝系の祖となっており、子孫にはサナガス(Sanagas[24]、2011年ハリウッドターフカップS)、シリウス(Sirius[25]、2014年ベルリン大賞)などがいる。

シュヴァルツェパーレの牝系は発展しなかったものの今も牝系自体は続いており、ドイツとフランスで重賞を勝ったソアーヴェ(Soave[26])はシュヴァルツェパーレを6代母に持つ。

シュヴァルツゴルトのファミリーライン(Sライン)

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シュヴァルツブラウロートを通じて発展した本馬の子孫にはドイツのルール[注 1]に従ってイニシャルが「S」の馬が多く、この牝系は「ドイツのSライン」、「シュレンダーハン牧場のSライン」とも呼ばれる。

牝系図の主要な部分(G1競走優勝馬、ドイツのクラシック競走優勝馬(ダービー・オークスのみG1)、日本の重賞馬)は以下の通り。*は日本に輸入された馬。

Little Agnes 1856 --- 16-cの祖
 Fair Agnes 1863
  Wild Aggie 1870
   Frivolous 1875
    Tinsel 1889
     Caparison 1900
      Raiment 1913
       Schwarze Kutte 1920 ---Sラインの祖
       |Schwarzliesel 1931(独1000ギニー)[27]
       | Schwarzgold ---←(改行)
       |Sturmvogel 1932(独2000ギニー・独ダービー・ベルリン大賞連覇)[28]
---↓ドイツのSライン

牝系図の出典:Galopp-Sieger牝系検索α

脚注

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注釈

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  1. ^ 馬名を付ける際はイニシャルを母馬と同じものにする。ただしドイツ国外に輸出された場合は例外(系図の*アグサンなど)。

出典

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  1. ^ a b c 血統情報:5代血統表|Schwarzgold|JBISサーチ(JBIS-Search)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2019年8月30日閲覧。
  2. ^ Schwarzgoldの血統表”. netkeiba.com. 2019年8月30日閲覧。
  3. ^ Schwarzlieselの競走成績” (ドイツ語). www.galopp-sieger.de. 2019年9月1日閲覧。
  4. ^ Sturmvogelの競走成績” (ドイツ語). www.galopp-sieger.de. 2019年9月1日閲覧。
  5. ^ Schwarzgoldの競走成績” (ドイツ語). www.galopp-sieger.de. 2019年8月30日閲覧。
  6. ^ Schwartzgold”. ahonoora.com. 2019年8月30日閲覧。
  7. ^ Samuraiの競走成績” (ドイツ語). www.galopp-sieger.de. 2019年8月31日閲覧。
  8. ^ Nereideの競走成績” (ドイツ語). www.galopp-sieger.de. 2019年8月31日閲覧。
  9. ^ Schwarze Perle(GER)|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2019年8月30日閲覧。
  10. ^ Schwarzblaurot(GER)|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2019年8月30日閲覧。
  11. ^ a b Scheherezade(GER)|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2019年8月30日閲覧。
  12. ^ a b Schonbrunn(GER)|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2019年8月30日閲覧。
  13. ^ Schönbrunnの競走成績” (ドイツ語). www.galopp-sieger.de. 2019年9月1日閲覧。
  14. ^ a b Steinlen(GB)|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2019年8月30日閲覧。
  15. ^ Suleika(GER)|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2019年8月30日閲覧。
  16. ^ a b Sabera(GER)|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2019年8月30日閲覧。
  17. ^ a b スタイヴアザント(GER)|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2019年8月30日閲覧。
  18. ^ a b Swazi(GB)|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2019年8月30日閲覧。
  19. ^ a b Slenderella(GER)|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2019年8月30日閲覧。
  20. ^ ラスヴェガス(Las Vegas)との同着優勝
  21. ^ a b アグサン(IRE)|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2019年8月30日閲覧。
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  25. ^ a b 血統表 Sirius”. p.bogus.jp. 2019年8月30日閲覧。
  26. ^ Soave(GER)|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2019年8月30日閲覧。
  27. ^ Schwarzliesel(GER)|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2019年11月24日閲覧。
  28. ^ Sturmvogel(GER)|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2019年8月30日閲覧。
  29. ^ スターリフト(GB)|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2019年8月30日閲覧。
  30. ^ Sauterne(FR)|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2023年9月13日閲覧。
  31. ^ Olmedo(FR)|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2019年8月30日閲覧。
  32. ^ セリエンホルデ(GER)|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2019年8月30日閲覧。
  33. ^ 血統表 Sweet Thomas”. p.bogus.jp. 2019年8月30日閲覧。
  34. ^ 血統表 Sammarco”. p.bogus.jp. 2022年7月4日閲覧。
  35. ^ Upsetthym(NZ)|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2019年8月30日閲覧。
  36. ^ 血統表 Summer Passage”. p.bogus.jp. 2019年8月30日閲覧。
  37. ^ Scintillation(AUS)|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2019年8月30日閲覧。
  38. ^ 血統表 Hello Youmzain”. p.bogus.jp. 2019年9月8日閲覧。
  39. ^ Soto-Grande(GER)|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2019年8月30日閲覧。
  40. ^ Solon(GER)|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2019年8月30日閲覧。
  41. ^ Sommerlied(SAF)|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2019年8月30日閲覧。

参考サイト

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参考文献

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  • 平出貴昭『覚えておきたい日本の牝系100』(スタンダードマガジン、2014年) ISBN 978-4-908960-00-0 (pp.198-199:Santa Luciana)
  • 平出貴昭『覚えておきたい世界の牝系100』(オーイズミ・アミュージオ、2019年) ISBN 978-4-07-341149-9 (pp.170-171:Scheherezade / pp.172-173:Suleika)

外部リンク

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