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SLニセコ号

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SLニセコ号
SLニセコ号(2014年9月28日 然別 - 銀山間)
SLニセコ号(2014年9月28日 然別 - 銀山間)
概要
日本の旗 日本
種類 臨時列車
現況 運行終了
地域 北海道
運行開始 2000年4月1日
運行終了 2014年11月3日
運営者 北海道旅客鉄道(JR北海道)
路線
起点 札幌駅
終点 蘭越駅
使用路線 函館本線
技術
車両 スハ43系客車旭川運転所
オハ35系客車(旭川運転所)
C11形蒸気機関車(旭川運転所)
DE15形ディーゼル機関車(旭川運転所)
軌間 1,067 mm
電化 ※蒸気機関車牽引のため電気動力不使用、下記は運行区間の電化状態
交流20,000 V・50 Hz(札幌 - 小樽間)
非電化(小樽 - 蘭越間)
備考
2011年12月現在のデータ
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ヘッドマーク
座席車インテリア

SLニセコ号(SLニセコごう)とは、北海道旅客鉄道(JR北海道)が函館本線札幌駅(当初は小樽駅) - 蘭越駅(当初はニセコ駅)間にて2000年平成12年)4月1日から2014年(平成26年)11月3日まで運行していた蒸気機関車 (SL) 牽引による臨時列車である。運転区間が2001年(平成13年)9月8日に延長された。

1988年(昭和63年)から1995年(平成7年)まで函館本線にて運行されていたC62ニセコ号の後を引き継いでいる。 同列車を担当するSLに対し、新型の自動列車停止装置 (ATS) の搭載が難しい上、北海道新幹線の開業準備を優先させる必要性から、2014年度を最後にSL函館大沼号、SLはこだてクリスマスファンタジー号とともに運行取り止めの方向[1]となり、2014年11月3日の最終運行をもって運転を終了した。なお、函館本線のSL列車は同年12月のSL函館大沼号、SLはこだてクリスマスファンタジー号の運行をもって終了した。

運行概況

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運行時期

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主に9月から11月の秋季に運行されていた。札幌 - 倶知安間は全車指定席、倶知安 - 蘭越間は全車自由席であった。

運行形態

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上り札幌発蘭越行き列車は、札幌 - 小樽間をディーゼル機関車が牽引し、小樽 - 蘭越間ではディーゼル機関車が札幌方で後押ししており、SLが正方向で牽引していた。

下り蘭越発札幌行き列車は、蘭越 - 倶知安間と小樽 - 札幌間をディーゼル機関車が牽引し、倶知安 - 小樽間ではディーゼル機関車が蘭越方で後押ししており、SLがバック運転(逆機)で牽引していた。

搭載するボイラーの状態等による運行時の最高速度の制限を受けるSLでは、混雑区間である函館本線札幌 - 小樽間において他の列車の運行ダイヤに影響を与える点と、石炭の積載容量の関係上、同区間を運行することによる折り返し時の石炭不足を回避する観点から、上下列車ともディーゼル機関車が牽引していた。

停車駅

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札幌駅 - 小樽駅 - 余市駅 - 仁木駅 - 小沢駅 - 倶知安駅 - ニセコ駅 - 昆布駅 - 蘭越駅

使用車両

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牽引機関車

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運行開始当初は、C11 171のみ使用されていたが、2000年10月7日からはC11 207も使用されていた。この2両が重連で運転されたこともあった。
補助機関車。基本的に最後尾に連結されて後押ししていたほか、路線形態の都合上、一部区間(前述)は同機が牽引していた。

客車

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東日本旅客鉄道(JR東日本)から購入した旧型客車4両編成。札幌方が1号車。編成内容は以下のとおり。購入後、外装が濃紺に変更され、さらにドア集中鎖錠装置を搭載し、乗降ドアを半自動化(電磁石により固定されたすべてのドアを磁力解放時にクローザーの引力を利用して閉めた状態でスイッチ操作によりロックを行う)改造された。

因みに発表当初はカフェカーの他に旧客を改造した展望車を連結する予定で実際にイメージ図が掲載されていたが、諸般の事象で展望車化改造は中止となった。[2]

2012年(平成24年)運行分に関しては、北海道デスティネーションキャンペーンの一環として運行されることから、利用客増大を考慮して14系「SLすずらん号」編成による運行が発表された[3]

脚注

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  1. ^ “SLニセコ号も廃止 JR、冬の湿原号は存続 新型ATS搭載困難”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2014年7月10日). http://www.hokkaido-np.co.jp/news/donai/550281.html 
  2. ^ 鉄道ファン2000年5月号に掲載
  3. ^ SLニセコ号編成は旧型客車の上、カフェカーには座席がなく、純粋なカフェカーとしての利用で、実質的に客車は3両での運行である。しかし、SLすずらん号編成のカフェカーは座席車を兼ねていることから、4両すべてを客車として運用できるために定員増に対応できる点を考慮

参考文献

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  • 鉄道ジャーナル社『鉄道ジャーナル別冊 年鑑2002日本の鉄道』p.44

関連項目

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