Wikipedia:秀逸な記事の選考/抗酸化物質 20101108

抗酸化物質[編集]

賛成/条件付賛成/保留/反対 6/0/0/0 この項目の選考期間は、2011年2月28日 (月) 03:50 (UTC)(2011年2月28日 (木) 12:50 (JST))までです。

(ノート) 《推薦理由》 自薦です。既に英語版で秀逸な記事になっている記事の訳出で、日本語版でも月間新記事賞および良質な記事に選出されております。生化学分野では酵素コレステロールが既に秀逸な記事に選考されており、同様に同分野での見本となる記事になればと思います。皆様のご意見をお願いします。akane700 2010年11月8日 (月) 10:34 (UTC)[返信]

賛成  翻訳元の英語版・日本語版の双方共に何度も読みましたが、殆どの記述で出典も明記されており、図表も多く翻訳も非常に丁寧になされており、十分秀逸な記事になり得ると思います。内容が専門的なので専門用語も多いですが、何れもリンク先を見ればわかるようになっており、WP:EJも満たしています。かぬま 2010年11月8日 (月) 12:34 (UTC)[返信]
賛成 十分な出典のもと、質量とも十分な記載がなされていると思います。工業分野での利用についてもう少し記載があるといいとは思いますが、現在の記載でも秀逸への選考に問題はないと思います。KMT 2010年12月4日 (土) 00:46 (UTC)[返信]
賛成 保留 利用者‐会話:あら金/「抗酸化物質」の査読にコメントを付けた項目について、秀逸な記事の選考の基準を満たしていないと考えます。改良をご検討ください。--あら金 2010年12月5日 (日) 19:07 (UTC)[返信]
加筆テコ入れしたので。--あら金 2011年2月2日 (水) 17:50 (UTC)[返信]
賛成 条件付賛成 出典周りで気になった所を何点か。
  • 脚注番号222(下で出典一件挿入したため繰り下がっている)の外部リンク[1]がリンク切れです。そのため燃料添加剤とその構成物質、製品に関する表についての出典か確認できません。ひとまずリンク切れタグを貼りました。それとは別で、その表の燃料添加剤のAO-22や24といった名前がどこかの会社の製品の商品名や型番なのかCASのような識別番号なのか何なのか、といったことが記事本文中からはよくわかりませんでした。
  • 出典にいくつか英語の赤リンクがありますが、それらはWPJPに英語の記事名で立項される見込みがあるものなのでしょうか?論文の書誌名や細菌名のようなものは英語で立項されることがあるようですが、そのようなもの以外は日本語記事名への赤リンクとする方がよいように思います。また、すでに日本語で記事のある項目もあるかもしれません。
  • 出典および外部リンクが全て英語資料ですが、日本語資料は全くないのでしょうか?出典の大半が論文に依っており日本語資料に置換することが難しいのは重々理解の上ですが、日本語版の記事とするにあたってはWikipedia:検証可能性#情報源/ソースにより日本語資料の充実は必須であると思います。ひとまず見つけた日本語資料1点を元に少し加筆してみました。
以上3点について改善されれば賛成票としたいと思います。--重陽 2010年12月8日 (水) 14:26 (UTC)[返信]
対応ありがとうございます。1点目および2点目の修正を確認いたしました。引き続き3点目についてお願いいたします。--重陽 2011年2月2日 (水) 22:19 (UTC)[返信]
コメント原報についてはオリジナリティが優先しますので日本語の二次報文に置き換えるのは邪道だと考えます。Reviewは日本語版で適当なものがあれば置き換えるということだと存じます。--あら金 2011年2月3日 (木) 15:33 (UTC)[返信]
そうですね、置換するのではなく原報の情報は残しつつ日本語出典を併記する形の方がより良さそうです。あら金氏の加筆によって日本語資料の出典が相当数加筆されたことを確認しましたので、条件付き賛成票を賛成票に変更いたしました。対応ありがとうございました。--重陽 2011年2月4日 (金) 11:47 (UTC)[返信]
保留 もう少し推敲して、日本語としてこなれた文章にできればと思います。私も時間があればやってみます。--Calvero 2010年12月12日 (日) 17:15 (UTC)[返信]
コメント現在保留票を投票されている利用者:Calvero会話 / 投稿記録 / 記録さんにご質問[2]していますがご回答の目途が立っていません。
Wikipedia:秀逸な記事の選考#投票が無効となる場合と選考期間の延長の第1項「1.投票内容についての質問がなされ、2週間以内に返答がないとき、投票は無効となる場合があります」に該当する事例なので選考期間延長手続きを実施しました。2011年2月17日までにご回答がない場合は規定にしたがいCalveroさんの票を無効化し、さらに二週間の熟慮期間一週間の熟慮期間の選考延長が発生します。(回答があれば選考期間(熟慮期間)は再スケジュールします)--あら金 2011年2月4日 (金) 19:15 (UTC)[返信]
(報告)Calveroさんに保留再考のご質問をして二週間経過いたしましたが、ご回答および執筆活動は一時停止の模様です。従いまして秀逸な記事選考規定「投票が無効となる場合と選考期間の延長」の定めに従い保留票は無効化させていただきました。--あら金 2011年2月18日 (金) 00:48 (UTC)[返信]
賛成 この重要な題材に対し詳しく判りやすく解説されています。大局的に見て抗酸化物質の分類、生体内における役割、各種疾患との関係など充分に秀逸に値すると考えます。文章についてはもう少し推敲が必要とは思いますが、完璧は追求すればするほど問題点も浮上してきます。今後ゆっくり時間を掛けてブラッシュアップを図っていけばよろしいでしょう。--As6022014 2011年2月4日 (金) 10:34 (UTC)[返信]
保留 賛成 読んでみましたが、かなり多くの箇所で誤解を招くような表現や飛躍的表現があります。せっかく良い内容なのですから、もうすこし丁寧に解説されることを望みます。「酸素と抗酸化物質」の項だけでも以下の気になった点があります。
  • 「そのほとんどはミトコンドリアでのATP産生において消費され、最終的には酵素的に還元されて水分子に変換される。」普通の教科書では、ミトコンドリアは炭水化物と酸素を水と二酸化炭素に変換となっています。
    普通の教科書というのは高校までの教科書だと考えますが、大学以上の生物あるいは生化学のではそうなっていません。これは1978年にP.ミッチェルがノーベル化学賞を受賞した業績ですからどの生化学辞典や理化学辞典あるいは普通の百科事典にも載っている事実です。Wikipediaにもミトコンドリア#電子伝達系電子伝達系などをご覧いただければご確認いただけると存じます。つまり記事電子伝達系の一番上の図Mitochondrial electron transport chain—Etc4.svgでIVとかかれた酵素がH+とO2の矢印が合体してH2Oが生成している矢印が確認できると思います。その意味はWikipediaでもほかの百科事典、理化学辞典等でご確認ください。--あら金 2011年2月7日 (月) 00:09 (UTC)[返信]
  • 「非酵素的に周囲の水、不飽和脂質、その他の容易に酸化される生体物質」から「発生した過酸化脂質あるいは過酸化脂質ラジカルは」となっていますが、水を酸化しても過酸化脂質にはなりません。
  • 「不都合に発生したラジカル中間体と反応することで酸素の有害反応を停止させ」酸素の有害反応ではなくて、酸素に起因する有害反応でしょう。
  • 「具体的には活性酸素種のひとつである過酸化水素は酵素であるカタラーゼの作用で水と分子状酸素に分解されるし。スーパーオキシドディスムターゼ、ペルオキシダーゼ類など有害な酸素由来の生成物を無害化する酵素である。」日本語がおかしいです。
  • 「さらに、2億年前から5千万前の間、特にジュラ紀の間に発達した被子植物は」この年代はジュラ紀(現在から約1億9500万年前にはじまり、約1億3500万年前まで続く地質時代である)のことを直接的に言っているのではないですか?Miya.M 2011年2月6日 (日) 16:58 (UTC)[返信]
加筆しましたが。またまだ追加があればノート:抗酸化物質でご指摘いただいても構いませんし、まどろっこしいと言われるなら利用者:Miya.mさんのほうで記事を編集していただいても構わないとも存じます。みんなの「秀逸な記事」ですから。--あら金 2011年2月7日 (月) 00:09 (UTC)[返信]
(お返事)加筆拝見しました。すごくわかりやすくなりました。さすがあら金 さんと感服いたします。「ミトコンドリアうんぬん」については「このような広範囲の項目は高校生も調べに来ると思うので、項目に応じた読者への配慮があったほうがいいのではないですか。」の意味です。たとえば「水分子に変換される」の後に「ミトコンドリアで生成する二酸化炭素は、外部の酸素分子とは別の反応機構で発生する」等の解説があったほうが親切だと思いました。なお 生化学について自分の知識に自身が無いので直接加筆は遠慮して「気になった点」の指摘にとどめさせてください。
  • 目次のすぐ横の「抗酸化物質の例」表の左右ともに低分子化合物とありますが、右側はひょっとして高分子化合物ではありませんか?
  • 「抗酸化物質と生活」の段落「酸素は金属イオンを酸化することで吸収に影響を与えたり」この吸収は消化吸収でしょうか?光の吸収が変わって変色することでしょうか?文脈からはなんとも判断が難しいです。
その他の点についても明日以降順次指摘させてください。Miya.M 2011年2月7日 (月) 17:02 (UTC)[返信]
加筆しましたのでご検討ください。ミトコンドリアについては、一言でいうと「二酸化炭素の酸素はグルコースに由来し、水の酸素は呼吸で取り込まれた酸素分子に由来する」ということです。二酸化炭素はCOO-基が根元からちぎれる分子の分解反応で、酸化還元反応ですらないのですが。つまりミトコンドリアで酸素を取り込む反応は電子伝達系のみなのです。で、でもそれらはミトコンドリアなり電子伝達系の説明です。二酸化炭素の酸素は「抗酸化物質」の説明という観点ではかなり遠い話です。二酸化炭素の由来は抗酸化物質を理解するうえで必要なんでしょうか?とりあえずミトコンドリア(解糖系は余分ですが)での全生化学プロセスの図は張っておきましたが。(どこで酸素がつかわれているなんか、その箇所は一か所しかないので、ほとんどウォーリーをさがせ!、ですわ)--あら金 2011年2月8日 (火) 00:01 (UTC)[返信]

(お返事)加筆お疲れ様です。私自身はミトコンドリアの酸素の件は理解しておりますが、「このようの基本的な項目」では、若い読書が混乱しないような配慮がいるだろうな という意見です。「ほとんどウォーリーをさがせ!、ですわ」には「全くそうですね」(私も探したけど、わかりやすい表現のものが見つからない)。追加の指摘事項です。下記の範囲には日本語表現として修正したほうが良い箇所がありますが、全体の化学的なあいまいさを修正してから取り掛かりたいと思います。

  • 「歴史」の段落
    • 「金属の腐食防止やゴムの加硫、内燃機関のピッチ汚れあるいは燃料の重合による変質」腐食防止は金属表面の酸化防止、「ゴムの加硫」ではたぶん反応の停止や制御に使われている、「ピッチ汚れあるいは燃料の重合による変質」はどちらも鉱物油の酸化重合の防止を指すものと思われます。これらをまとめて「重要な工業工程」と書くのは、専門書ならいいですが 百科事典としては少し端折りすぎと思います。
  • 「生物化学としての観点」の段落
    • 「ビタミンCやEのように、オキシダントと反応して酸化型となり、活性を失った抗酸化物質を還元型に戻し、リサイクルする酵素も存在する」書き換えると ビタミンCやEはオキシダントと反応して酸化型となると、抗酸化物質を還元型に戻すように働く酵素である。よろしいでしょうか?
      その理解は正しくないです。ビタミンCやE自体は触媒(酵素)ではないです。そして熱力学的には酸化型のほうがポテンシャル的に安定です。なので生体外(食品中とか)では消費されてそれっきりです。生体の中ではリサイクルする酵素が存在し、かつ、エントロピーに逆らって化学ポテンシャルが還元型に戻るように濃度分布が維持(ホメオスタシス)されているので消費しても(リサイクルされて)減らないということです。たとえば食品になってしまうと化学ポテンシャルはエントロピーにしたがって、つまり生体内とはちかって、まったく酵素の触媒反応が進行しかかったり、あるいは酵素が逆向きにビタミンCやEを酸化型に変換したりするということです。--あら金 2011年2月9日 (水) 19:21 (UTC)[返信]
      • (お返事)おっしゃられた内容の「ポテンシャル的に・・」までは存じておりました。それ以下は「ああ そうだったんですか、わかりました」です。生化学の専門課程以上の人が読めば誤解は無いと思いますが、有機化学専攻の人でも(わたしのようなうっかり人なら)誤解しかねない記述と思います。読者のレベルをどう考えるかはwikipediaに執筆する際に結構悩ましい問題です。しかし この項目名で「秀逸」を狙うなら「少なくとも教養課程の大学生が理解できる」レベルであってほしいです。Miya.M 2011年2月11日 (金) 17:50 (UTC)[返信]
    • 「このように抗酸化作用を発現する微量ミネラル元素は、抗酸化作用を示す生体システムのカギであり、自らは酸化還元機能を持たない、低分子あるいは高分子の生体内キレート物質の存在量も間接的には生体の抗酸化機能に変動をもたらす」句読点が多くて、「自らは酸化還元機能を持たない」のは「微量ミネラル元素」か「低分子あるいは高分子のキレート物質」か どちらとも取れる文章です。
      加筆しました。それで済んだ課題項目は取り消し線<s> </s>などではっきりさせていただくと取りこぼしがないと存じます。まあ、これら以外はAkane700さんの復帰を待ちましようか。--あら金 2011年2月9日 (水) 19:21 (UTC)[返信]
  • 「活性酸素種と抗酸化物質」の段落
    • 「フェントン反応」のリンク先が「抗酸化物質|本項目]です。
  • 「スーパーオキシドジスムターゼ、カタラーゼおよびペルオキシレドキシン」の段落
    • 細かいことですが「スーパーオキシドジスムターゼ類(SODs)」が次には類(s)が無くなってSODとなっています。
    • 「SODはそのアイソザイムによって、銅、亜鉛、マンガン、および鉄を補因子として含む。」SODは4種類と思ったら「ヒトでは、銅/亜鉛SODは細胞質に、マンガンSODはミトコンドリアに存在する[71]。また、銅と亜鉛を活性部位に持つ第三のSODが細胞外液に存在する」の3種類で結局「鉄」が出てきません。ヒトには「鉄」を補因子として含むSODを持たないのであればその旨記載いただくと理解しやすいです。
    • 「ペルオキシレドキシン類は過酸化水素やペルオキシ亜硝酸など有機ヒドロペルペルオキシドの還元を触媒するペルオキシダーゼ類である」の後に「活性システインは・・・スルフェン酸に酸化される」。リンク先のペルオキシレドキシンによれば生成物は生成物は「R'-S-S-R'とH2OとROHである。」となっています。同じことを言ってるのでしょうか?

とりあえず。Miya.M 2011年2月9日 (水) 18:21 (UTC)[返信]

(さらに)あら金 さんの加筆ですごく改善されました。私も引き続き何とかしたいと査読と(ちょっとだけ)修正を始めましたが、今頓挫しています。「抗酸化物質とメタアナリシス(疫学調査)」の段落の内容は、ひょっとしたら専門家の方には問題ない記述かもしれませんが、化学専攻の私には全然理解できませんでした。個人的には、この段落はコメントアウトしたほうがいいと感じます。Miya.M 2011年2月11日 (金) 17:50 (UTC)[返信]

  • コメント - お待たせ致しました。akane700です。Miya.M様のご指摘の3つ目、ペルオキシレドキシン類についてですが、これはMiya.M様の読み違いかと思われます。スルフェン酸になるのは反応物ではなく酵素の活性部位の方です。なお、こちらは秀逸な記事の選考の投票の場ですので、内容についてのより専門的なご指摘はノート:抗酸化物質の方でお願いしてもよろしいでしょうか?--akane700 2011年2月12日 (土) 04:33 (UTC)[返信]

(お返事)Akane700さん、始めまして。「ペルオキシドキシン類」ご指摘にしたがって調べてみたら私の誤解でした。しかし「このシステイン残基の過酸化により酵素は不活性化するが、スルフィレドキシンの作用によって再生されることができる」の語尾が例えば「触媒反応後に・・の作用によって再生される」と断言した形で記述されていたほうが「ああ 酵素の部位のことなんだな」と理解しやすいと思います。今までいろいろ指摘していますが、一部の明らかなミス以外は「執筆者は理解しているが、文章として誤解を生みやすい表現」=「日本語としてこなれていない」と感じます。私もできる範囲は修正していますが、全体までは手に負えません。Akane700さんも再度推敲されることを期待します。Miya.M 2011年2月12日 (土) 10:56 (UTC)[返信]

    • コメントお早いお返事ありがとうございます。化学の基本的知識があることを前提とした文章になっておりますので、多少の推敲は必要だなという認識です。内容についてコアな部分は以降ノート:抗酸化物質の方でよろしくお願いします。そこまでこの場でやることではないだろうという認識です。みんなで作る百科事典、秀逸記事ですので。--akane700 2011年2月12日 (土) 14:28 (UTC)[返信]
すごく良くなりました。指摘事項で残っている点については是非を判断していただき必要であれば改善していただくことを期待します。お疲れ様でした。Miya.M 2011年2月15日 (火) 17:38 (UTC)[返信]