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Wikipedia:良質な記事/良質な記事の選考/チャールズ・ワトソン=ウェントワース (第2代ロッキンガム侯) 20170511

選考終了日時:2017年5月25日 (木) 14:51 (UTC)

  • (推薦)18世紀のイギリスの首相の記事です。生涯、評価、家族など人物伝にあるべき内容が揃っており、概ね出典が付けられていることから、良質な記事として評価できると考えます。同じくイギリス首相のチャールズ・グレイ (第2代グレイ伯爵)などと比べるとやや短いですが、それはロッキンガム侯爵の内閣がそれぞれ1年と3か月といずれも短命に終わったことに原因があると思います。--ネイ会話2017年5月11日 (木) 14:51 (UTC)[返信]
  • 賛成 推薦者票。--ネイ会話2017年5月11日 (木) 14:51 (UTC)[返信]
  • コメント:ほぼ賛成なのですが、せっかくなので何点か気になったことがあったので、後述します。イギリス人の伝記記事なのでどうしても英語版en:Charles Watson-Wentworth, 2nd Marquess of Rockinghamと比較してしまいます。そうすると、首相になる前までの半生に関する記述、人物像については、英語版よりは情報量が少ないなあとは思います。が、向こうは必ずしも出典が豊富というわけでもないし、本記事は主に日本語文献を基に作られていて、検証可能性の観点では英語版よりも優れているといえるでしょう。ふつうは、この人物の特筆性はもっぱら「首相」としての面にあるでしょうから、首相としての事績に関する記述については「良質」に見合う状態になっていると思います。難癖をつけるならば、「今井」の出典の比率が高いので、別の文献でも出典がつけられるとますます信頼性が向上するでしょう。(私はイギリス史の専門家ではないので今井氏についての評価は下せませんけども、一般的な評判としては「山川」の歴史本には定評があると言っていいと思います。)
  • 気になったポイントは、わりと枝葉の部分です。難癖みたいなものです。
  • en:Lord of the Bedchamberの和訳が「寝室侍従長」でいいのか。私の手元の英和辞書では、Lord of the Bedchamberをひくと《英》Lord-in-Waitingを参照せよと指示があり、lord-in-waiting(頭文字が大文字じゃない)には「《英》(王家・皇太子家の)侍従(貴族出身の男子)」とあります。この手のイギリス王室の職名の和訳というのに「定訳」みたいなものがどれだけあるのかは私は存じ上げないのですが・・・。「侍従」と「侍従」はそこそこ違うはずで、en:Lord of the Bedchamberen:Gentleman of the Bedchamberを眺めると、ロッキンガム侯は「Lord」ではなく「Gentleman」のところに書かれています。(英語版も出典がないですけどね。)日本語版の侍従en:Chamberlain of Japanに飛ばされ、そこをみると「侍従長」は「Grand Chamberlains」と訳されている。侍従はもっぱら明治以降の皇室の言葉でしょうし、そういう皇室語を外国の王室の語にどのぐらい当てはめて訳すのがいいのか、私はよくわからない(興味はすごくある)です。漠然とした予想としては、往時(旧帝時代)には互換性のために、そういう欽定訳語集的なものがあったのではなかろうかとも思うのですが。そこらへんの専門知識がある方にきいてみたいのですが・・・。
  • これはこの記事固有のことではなく、ウィキペディアの外国人(歴史的な)の記事では割と広くあることなので、いちいち指摘するのもどうなのかなー、ということなのですが。出生地が「サウスヨークシャー」になっています。が、彼が生まれたWentworthは1730年時点では「サウスヨークシャー」ではなかったはずで、en:West Riding of Yorkshire(ウエストライディング)だったはずです。(「サウスヨークシャー」は1972年にできた。)つまり、織田信長を「愛知県生まれ」と表現するのがどうなのかなー、という感じ。わざわざ国旗を現在のユニオンジャックイギリスの旗ではなくグレートブリテン王国旗グレートブリテン王国の旗にするほどこだわっているのに、ちょっと矛盾しているんじゃないかなーと思いました。「現在のサウスヨークシャーのウェントワース」と言うこと自体は間違いではないので、どちらにするか決めればいいことなのですが。
  • 私は「人物」節で競馬に関することをちょっと編集しましたが、多分、部分によって執筆者が違うのでこうなっているんでしょうけども、記事の中で「ロッキンガム侯爵」と「ロッキンガム侯」が混在していまして、これはきっと統一したほうがよいだろなと思いました。(私がいじった節はもともと「ロッキンガム侯」になっていたのでそのままにしてありますけども。)記事全体としては「侯爵」優勢なので、それで統一しちゃっても良いようにも思います。なお、記事名は「侯」、定義部は「侯爵」になっていて、ここらへんはきっとどこかでルールがあるのだろうなとも思ったのですが、私には見つけられませんでした。(marquisと侯爵・侯の間ではどっちにしても大した問題はないのだろうと思いますが、prince・dukeと公爵・公のところでややこしくなりますね。)
  • いずれも記事全体としては瑣末な指摘なので条件無しで「賛成」でもよかったのですが、せっかくの機会なので一応。執筆者さんだけでなく、他のイギリス関係の執筆者さんにも意見を聞いてみたいところです。--柒月例祭会話2017年5月11日 (木) 17:04 (UTC)[返信]
返信 寝室侍従長の件は残念ながらわかりませんが、サウス・ヨークシャーの件は出生地をより正確な「ウェントワース」に変更することで対処しました。侯・侯爵のルールは記事名ではWikipedia:記事名の付け方/ヨーロッパ貴族の記事名でどちらでもいいとしています(本文のほうは「侯爵」でひとまず統一しました)。--ネイ会話2017年5月11日 (木) 17:40 (UTC)[返信]
返信 早速のお返事とご対応、ありがとうございます。「サウスヨークシャー」と「侯爵」の件は解決ですね。「寝室侍従長」の件はもう少し待ってみたいとは思うのですが、いずれにせよそこ1点で「良質」に反対するようなものではないので、賛成票に切り替えます。
Googleで「寝室侍従長」を検索してもまともにヒットしないのですが、ウィキペディア内で「寝室侍従長」を検索すると10数件(いずれもイギリス貴族の記事)ヒットしますし、いいのかなあ。たとえばヒュー・パーシー (初代ノーサンバランド公)en:Hugh_Percy,_1st_Duke_of_Northumberlandを見比べると、この役職に就いていた時期に関する記述で食い違いがあるようだし、en:Gentleman of the Bedchamberは同時期に複数の人が任じられているのに対してるようです。一般的な感覚で言うと、「侍従」は複数いても「侍従長」は一人という感じがするし、原初的には「寝室で衣服のお世話をする係」を「寝室侍従(長)」と訳するとしても、政治に口をだすような時代まで「寝室侍従長」と訳すというのはヘンだろうとは思うんですよね。なんで「寝室で衣服のお世話をする係」ごときが国王の外交政策に不満を持って職を辞すんだ、何様のつもりだ、とね。ヒュー・パーシーの英語版の下のほうのテンプレートの扱いを見た感じでも、そこでは「Lord of the Bedchamber」が「Political offices」に分類されているので、職名は「Bedchamber」だけども別に寝室係でもなんでもなく、名称は儀礼上のものにすぎないのでしょうねえ。日本で言うと「上総守」だからといって別に上総国を治めてないみたいな。そういう意味では「侍従長」という職名の人が同時に複数いてもいいと言えばいいのかも。{{訳語疑問点範囲}}をつけるという手もありますけれど、しばらく待って特に情報が無いようならば、上に挙げた「英和辞典」を根拠にひとまず「侍従(Lord of the Bedchamber)」とし、あとはひとまず注釈で補うとかではどうでしょうか。私が弄った競馬に関するエピソードのところで日本語文献の「中将」「大佐」と英語文献の「Lietenant Colonel」「Major General」に齟齬あるのと同じで、英単語はどうあれ、もしも日本語文献(今井)で「寝室侍従長」と書かれているならそれでもいいか、という考え方もあるでしょうね。『イギリス史〈2〉近世』(山川)はアクセスが難しい文献というわけではないし、一度自分で見に行ってみます。--柒月例祭会話2017年5月12日 (金) 10:17 (UTC)[返信]

賛成のみ3票以上の状態が48時間継続のため、早期終了・通過となります。--Loasa会話) 2016年12月21日 (水) 01:55 (UTC) --Loasa会話2017年5月16日 (火) 11:40 (UTC)[返信]