Wikipedia:良質な記事/良質な記事の選考/動物 20211011
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選考終了日時:2021年10月25日 (月) 00:06 (UTC)→2021年11月8日 (月) 00:06 (UTC)
- (自動推薦)2021年9月の月間強化記事賞受賞記事。--Trgbot(会話) 2021年10月11日 (月) 00:06 (UTC)
- 賛成 :先月のリンネ式階層分類体系同様、生物分類学の大項目を纏められたことに、ひたすら頭が下がる思いです。--Falcated(会話) 2021年10月17日 (日) 12:56 (UTC)
- コメント 単純に思える概念でも生物学できちんと突き詰めていくとここまでの解説が必要になるのですね。驚かされます。ただ、要校閲のタグが2か所付けられているようで、解消して欲しいところです。また中生代と新生代での解説はこんなに簡単なことになるものなんでしょうか。--Tam0031(会話) 2021年10月22日 (金) 14:54 (UTC)
- コメント ざっと読んだ限りではGAレベルの記事と思われますが、査読する時間が取れないので一週間の延長をさせていただきます。
- なお、専門家ではないので見当外れのコメントになるかもしれませんが、「中生代と新生代での解説はこんなに簡単なことになるものなんでしょうか。」というTam0031 さんの疑問に対して、私なりの回答をしてみます。
- 私なりの回答を一口で言えば、「動物界」というクレード単位で考えると中生代や新生代には特筆すべきほどの進化はなかった、ということです。
- カンブリア紀までに、門レベルではほぼすべての動物が出揃っています。体の構造にしても、現在まで続く、そして動物の生活や生態を決定する基本的な器官(眼、触手、脚)などはこの時代までにほぼすべて出揃っています。中生代や新生代は恐竜などの大型の動物が進化して世界中に広がったので、華々しく進化したように見えるかもしれませんが、動物という生物の基本的な部分が変化したわけではなく、進化としては大したことはない、ということです。現在の動物で中生代以前に登場していないのは哺乳類と鳥類くらいですが、どちらも脊椎動物門の下位クレードであり動物界全体から見れば大した進化とは考えられません。私見では中生代と新生代での動物界における進化上での最大のトピックは、気圏への生態系の拡大(翼竜、鳥類、コウモリなどの登場)ではないかと考えますが、それとて、先時代最後の石炭紀には昆虫が登場しているわけですから動物界全体での革新的進化とは言えないでしょう。--Loasa(会話) 2021年10月24日 (日) 16:39 (UTC)
- 教えていただきありがとうございます。なるほどそうであれば、そこはあまり問題ではないことになりますね。なお、最近の規定改正で選考期間の延長は2週間単位となりましたので、1週間ではなく2週間に直させていただきます。--Tam0031(会話) 2021年10月25日 (月) 12:08 (UTC)
- コメント 一応、今回の加筆の主な執筆者(のはず)の者です。月間強化記事賞受賞ありがとうございます。今回加筆した部分に関しては出典付きの正しい記述を心がけたつもりです。現時点でも内容としては良質な記事レベルは満たしてるのではないかなと思っているのですが、まだ改善の余地があります。ここ最近忙しかったのが落ち着いてきたので自分でも編集できそうとは思っておりますが、以下にまとめておきます。
- 「分類」節の冒頭の記述「動物は、哺乳類、爬虫類、鳥類、両生類、魚類といった脊椎動物はもちろん、貝類、昆虫、サナダムシ、カイメンなど、幅広い種類の生物を含んだ系統群である。」、これは例に挙げる動物のチョイスにかなり不満のある書き方なのですが、だからといってどうすればよいか分からず放置しています。何か良い一文はあるでしょうか。
- 「動物の細胞」節は手を付けていません。間違っているとは思いませんが、まだ無出典の記述が多いので脚注を付けていく必要があります。手っ取り早いのはキャンベル辺りから持ってくる感じでしょうか。
- 「細胞分化と器官形成」節は脊椎動物中心の記述になっています。これは研究が進んでいる分類群だからということもあるのですが、できれば他の動物門も含めた解説もほしいところです。ここは私が俯瞰で理解出ていないこともあり、他の方のお力添えを頂きたいところです。
- 「中生代」と「新生代」の節に関しては既にご説明の通り、古生代の頭に比べて大きなイベントはないというのが実情なのですが、動物門ごとの変遷や示準化石となるような主要な分類群の趨勢は書いてもいいような気がします。特に大量絶滅は主に動物に関して観察できるイベントなので、大きな流れは記述すべきだと思います。
- 「現生の動物の系統」節における各動物群の解説について。ここはもともとあった記述に足したり削ったりしたのですが、まだ雑多な感が否めません。変遷があった動物門は細かく示すのはよいのですが、軟体動物の綱など、各門の内群の詳細はその項目中で書けばよいと思っております。もう少し削ってみます。ほかにも汎節足動物の説明のほとんどが節足動物の説明になっていたりするので、門をまとめる大きな群としての汎節足動物を解説できればと思っております。ほか、複数の門にわたる形質の比較に関して、表の活用なども考えております。
- 「人間との関わりによる区分」節はもう少し具体的な例があった方が良いと思います。それこそ脊椎動物以外のものも挙げられれば「動物」の記事として有用だと思います。
- 現時点では全体的に図版が不十分で、直感的に理解しにくいです。視覚的に理解できるようにすればよりよい記事になると考えています。具体的にはより詳細な動物門ごとの発生(嚢胚形成様式など)の比較、最近の知見を反映した繁栄や大量絶滅のグラフ、各地質時代における環境復元図、各動物群の体制の図などです。そもそも Wikimedia 上にないものもあり作成から始める必要があるので、これは努力目標です。
- 以上です。よろしくお願いいたします。ちなみに動物の研究史について、分類学の歴史に関しては少し触れましたが、他の分野に関しては冒頭で動物学に譲る形で割愛しました。その方針で良いと思っているのですが、「動物学」に飛んでみても出典がなく記述も不十分です。この機に動物学の加筆の必要性を指摘しておきます。--Kingfiser(会話) 2021年10月29日 (金) 07:34 (UTC)
選考終了時点で賛成1票のため、今回は見送りとなります。--Tam0031(会話) 2021年11月8日 (月) 12:12 (UTC)