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mimi (雑誌)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
mimi
ジャンル 漫画雑誌
読者対象 少女
刊行頻度 月刊→月2回刊→月刊
発売国 日本の旗 日本
言語 日本語
定価 230円 (創刊時)
出版社 講談社
刊行期間 1975年8月(1975年10月号)- 1996年12月(1997年2月号)
レーベル 講談社コミックスmimi
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mimi』(ミミ)は、講談社が発行していた日本の少女向け漫画雑誌1975年8月に創刊。1996年12月に休刊。

概要

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1975年8月に創刊。当初は10代後半の女性をターゲットに、少女漫画のほかアイドルやファッション情報なども掲載。1980年代にはティーン向けのコミック誌として、『あさきゆめみし』(大和和紀)、『アイドルを探せ』(吉田まゆみ)などの作品で人気を得た。1990年代には、「ENTERTAINMENT FOR YOUNG」「新・ドラマチックコミック!」とキャッチフレーズを変えたが、1996年12月に休刊となった。

歴史

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  • 1975年8月 - 『月刊ミミ(mimi)』創刊(1975年10月創刊号)。
  • 1983年6月 - 『Fortnightly mimi』として月2回刊に変更(1983年6月24日号)。発売日は第2・4金曜日。少女誌・女性誌には珍しい中綴じに変更された。
  • 1992年1月 - 『Monthly mimi(月刊ミミ)』として再び月刊化(1992年3月号)。発売日は毎月28日。再び平綴じに変更。
  • 1996年12月 - 1997年2月号を最後に休刊。

主な連載作品

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1970年代連載開始

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1980年代連載開始

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1990年代連載開始

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連載開始時期不明

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  • ウルトラマンの贈り物(森みちこ)
  • WHO!?(板本こうこ)

映像化

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アニメ化

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OVA
作品 発売年 アニメーション制作 備考
白鳥麗子でございます! 1990年 亜細亜堂

実写化

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テレビドラマ
作品 放送年 制作 備考
アイドルを探せ 1985年 フジテレビ タイトルは「アイドルを探せ 花の女子寮、潜入㊙初体験!!」
白鳥麗子でございます! 1989年(第1作) TBS
1993年(第2作・第1期) フジテレビ
1993年(第2作・第2期)
2016年(第3作)
WHO!? 1997年
君の手がささやいている 1997年(スペシャル第1期) テレビ朝日メディアミックス・ジャパン
1998年(スペシャル第2期)
1999年(スペシャル第3期)
2000年(スペシャル第4期)
2001年(スペシャル第5期)
愛しすぎなくてよかった 1998年 テレビ朝日
映画
作品 公開年 配給 備考
アイドルを探せ 1987年 松竹
白鳥麗子でございます! 1995年(第1作) 東映
2016年(第2作) エスピーオー タイトルは「白鳥麗子でございます! THE MOVIE」
オリジナルビデオ
作品 発売年 制作 備考
ロンタイBABY 1997年
あさきゆめみし 2000年 タイトルは「源氏物語 あさきゆめみし Lived in A Dream」

姉妹誌

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  • mimi Excellent(ミミエクセレント)
1985年11月に季刊誌として創刊。2月、5月、8月、11月に発売。「ミミ特別編集」との位置づけで、『mimi』に掲載されていた『あさきゆめみし』(大和和紀)のほか、『天上の虹』(里中満智子)、『美人秘書香都子さんの事件簿シリーズ』(西尚美)などの作品も連載された。1993年に休刊。
  • mimi DX(ミミデラックス)
1978年11月に季刊誌として創刊(創刊号は1979年冬の号)。2月、5月、8月、11月に発売。1982年に月刊化するが、1987年、『mimi Carnival』に誌名を改める。
  • mimi Carnival(ミミカーニバル)
1987年に月刊誌として創刊。『mimi DX』の後継誌。毎月8日発売。1997年11月に発売された12月号を最後に休刊。翌月、Kiss(後述)の姉妹誌『Kiss Carnival』として再出発。
1992年、『mimi』の若手作家の作品を中心にして創刊。『mimi』休刊後は軽部潤子、小野佳苗などが活躍の場を移し、事実上の後継誌となった。

KCmimi

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  • 1976年に創刊。背表紙にはKCの二段組みに筆記体で「mimi」というデザインが特徴であり、廃止される1997年まで使われていた。

初期のデザインは「Koudansha Comics mimi」(mimiという部分は筆記体)という2.4cmの自由に色指定ができる色付きの塗りつぶしラインが特徴だった。 その後、表紙の上部のラインは廃止となり、全面的に表紙画が配置され、逆三角の二段組みデザインでKC(上段)、mimi(筆記体)と表記されるレーベルロゴを用いる。

脚注

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注釈

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  1. ^ 1976年3月号、6月号、10月号、1977年2月号掲載。
  2. ^ 1976年3月号掲載時は「あンちくしょうの涙」、5月号掲載時は「あンちくしょう 18歳」、7月号掲載時は「雨の中のあンちくしょう」、1977年9月号掲載時は「太陽のあンちくしょう」、 10月号掲載時は「あンちくしょうFOREVER」というタイトル。
  3. ^ 8月号は休載。
  4. ^ 1976年9月号、1977年2月号、5月号、8月号に掲載。
  5. ^ 1977年2月号、5月号、9月号に掲載。
  6. ^ 1977年3月号、6月号、9月号、11月号に掲載。
  7. ^ 1977年5月号と6月号は休載。7月号と8月号の掲載時タイトルは「まだまだ浪人童貞パパ」、10月号掲載時タイトルは「これでおさらば童貞パパ」。

出典

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  1. ^ 『杏&影 1冊めの 結婚日記』(前原 滋子):講談社漫画文庫”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2024年8月22日閲覧。 “『Fortnightly mimi』1984年No.12からNo.19まで収録。”
  2. ^ 『杏&影 4冊めの 結婚日記』(前原 滋子):講談社漫画文庫”. 講談社コミックプラス. 講談社. 2024年8月22日閲覧。 “『Fortnightly mimi』1989年No.4・7・8および『Monthly Kiss』1992年4月号まで収録。”