清水成駿
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清水 成駿(しみず せいしゅん、1948年 - 2016年8月4日)は、東京都出身の競馬評論家。
略歴
[編集]1972年、明治学院大学経済学部卒業と同時に、父の経営する印刷会社が請け負っていた縁で[1]競馬専門紙の1馬に入社。旧東京系のトラックマンとなり、20代の若さで評論家、35歳と異例の速さで取締役編集局長に就任。
同紙で長年に渡り担当したコラム「今日のスーパーショット」をはじめ、ラジオ日本 土曜・日曜競馬実況中継やスポーツ紙、週刊誌などで「走らせる側に立って考える」という[2]独特の予想理論を展開。人気薄の馬に敢然と本命印を打ち孤独の◎[3]として人気を集めていた。
2001年末に文筆業に専念するとして1馬を退社したが、その後もフリーランスで競馬評論を続けていた。友人の塩崎利雄に対し、小説の執筆に挫折した旨を語っている[4]。2003年より東京スポーツで「馬単三国志」を連載。2006年には馬券予想会社を立ち上げる。そのほか『競馬最強の法則』(KKベストセラーズ)などで活動していた。
2016年8月4日死去[5]。67歳没。
予想例
[編集]- 1976年日本ダービー - ◎トウショウボーイ(2着)、△クライムカイザー(1着)[6]
- 1977年皐月賞 - ◎ハードバージ、△ラッキールーラ[6] [7] [8]
- 1977年天皇賞(春) - ◎テンポイント、△クラウンピラード[6]
- 1982年有馬記念 - ヒカリデユール
- 1984年日本ダービー - ◎シンボリルドルフ、△スズマッハ(20番人気2着)[6]
- 1989年日本ダービー - ウィナーズサークル[6]
- 1990年菊花賞 - メジロマックイーン
- 1991年ジャパンカップ - ゴールデンフェザント[9]
- 1991年スプリンターズステークス - ダイイチルビー
- 1993年日本ダービー - ウイニングチケット[6]
- 1994年桜花賞 - オグリローマン
- 1995年ジャパンカップ - ランド[10]
- 1997年桜花賞 - キョウエイマーチ
- 1998年優駿牝馬 - エリモエクセル(7番人気)[6]
- 1998年日本ダービー - ◎ボールドエンペラー(14番人気2着)、◯スペシャルウィーク(1着)[6]
- 2004年皐月賞 - ダイワメジャー
- 2005年ジャパンカップ - アルカセット[11]
- 2005年阪神ジュベナイルフィリーズ - テイエムプリキュア
- 2005年朝日杯フューチュリティステークス - フサイチリシャール
- 2006年桜花賞 - キストゥヘヴン[6]
- 2006年優駿牝馬 - カワカミプリンセス[6]
- 2006年NHKマイルカップ - ロジック[6]
- 2006年安田記念 - ブリッシュラック[6]
- 2007年日本ダービー - ウオッカ[6]
- 2007年スプリンターズステークス - アストンマーチャン
- 2013年安田記念 - ロードカナロア
- 2015年桜花賞 - レッツゴードンキ[6]
- 2015年皐月賞 - ドゥラメンテ[6]
- 2015年日本ダービー - ドゥラメンテ[6]
- 2016年日本ダービー - マカヒキ[6]
過去の出演番組
[編集]書籍
[編集]- マジで競馬と戦う本(1983年、ベストセラーズ)ISBN 978-4584005194
- 清水成駿の穴馬券に乾杯(1987年、ベストセラーズ)ISBN 978-4584006412
- 清水成駿の「馬は何でも知っている」(1994年、オプトコミュニケーションズ)ISBN 978-4072158357
- 清水成駿の競馬新聞で逢おう(1995年、朝日ソノラマ)ISBN 978-4257034179
- 競馬 無敵の「孫子流21攻略」(2007年、ベストセラーズ)ISBN 978-4584121603
脚注
[編集]- ^ 『実録 極道記者』(塩崎利雄著、祥伝社、2007年。ISBN 978-4396411008)p.303
- ^ 『マジで競馬と戦う本』p.44
- ^ 「“清水の孤独の◎を追っかけろ!”なんてフレーズで売り出していただいてはいるが―」(『マジで競馬と戦う本』p.2)
- ^ 『実録 極道記者』p.309
- ^ “競馬予想家の清水成駿さん死去”. 東京スポーツ. (2016年8月5日) 2016年8月5日閲覧。
- ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q 「成駿伝 孤独の◎は永遠に―」KKベストセラーズ、2017年4月18日、ISBN 4584137870、p220。
- ^ 清水成駿さんを偲ぶ - 水上学
- ^ 清水成駿さん死去 | 栗山求の血統BLOG
- ^ 【91年】待望の馬連導入元年!清水の結論は……“外交と同じ” | 競馬JAPAN
- ^ 【95年】“清水=ジャパンC”を決定づけた年! | 競馬JAPAN
- ^ 【02年・05年】活躍の場は「馬単三国志」へ。最後の外国馬V
外部リンク
[編集]- 清水成駿公式サイト:SUPER SELECTION at the Wayback Machine (archived 2016-11-18)