選り抜き記事
雨氷(うひょう)とは、0℃以下でも凍らない過冷却状態の雨(着氷性の雨)が、地面や木などの物体に付着することをきっかけに凍って形成される、硬く透明な氷のこと。着氷現象の一種。
水はふつう凝固点である0℃を下回ると凝固(凍結)し氷となる。しかし、ある条件下では0℃以下であっても凍結しないで液体のままを保つことがある。水を構成する分子が非常に安定しているときに起こるもので、これを過冷却状態という。自然界では、雲や霧を構成する水滴のように3 - 数百μmの大きさでは-20℃程度まで、雨粒のように数百μm - 数mmの大きさでは-4℃程度まで、過冷却のものが存在することが知られている。……
- 福井空襲は、太平洋戦争末期の1945年(昭和20年)7月19日から7月20日にかけての夜半、アメリカ軍が福井県の県都・福井市に対して行った空襲(都市爆撃)である。同県への空襲としては7月12日の敦賀空襲に続くもので、福井市の密集地域に対する破壊率は富山大空襲と沼津大空襲に次いで高く、当時の市街地の9割近くが焼失した……
- 『花魁』は、明治初期の洋画家、高橋由一による油彩画である。新吉原の大店である稲本楼の花魁小稲をモデルとした作品で、1872年(明治5年)4月に描かれた。国の重要文化財に指定されるなど、『鮭』と並んで由一を代表する作品となっている……
- 赤ハゲ山は、島根県隠岐郡知夫村にある山。標高325メートルであり、知夫里島の最高峰である。しま山100選、島の宝100景。頂上に展望台があり、世界的にも珍しいとされるカルデラ湾(島前カルデラ)を囲む島前諸島など、360度の眺望がある……