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「江〜姫たちの戦国〜」の版間の差分

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m 羽柴一門: 劇中で触れられていない事柄
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: 織田家の筆頭家老。通称は修理亮。「鬼柴田」と呼ばれる猛将だが、ひょうきんな一面も持っており、戦場の手慰みにしていた刺繍を得意とする。身内には優しい性格だが、道理に基づかない事に関しては厳しく叱る事もある。
: 織田家の筆頭家老。通称は修理亮。「鬼柴田」と呼ばれる猛将だが、ひょうきんな一面も持っており、戦場の手慰みにしていた刺繍を得意とする。身内には優しい性格だが、道理に基づかない事に関しては厳しく叱る事もある。
: 岐阜時代からの織田家重臣。信長政権下では北陸方面軍を担当し、越前北庄城を治める。本能寺の変で信長が斃れた際には弔い合戦で羽柴秀吉に後れを取る。そのために信長の後継として推していた織田信孝を秀吉によって退けられ、織田家中の発言権を掌握されてしまう。同じく秀吉の織田家簒奪を憂う信長の妹・市を妻として迎えて秀吉に対抗するも、味方との連携不一致や大雪に阻まれて後手に回り、信孝と連合して秀吉との決戦に臨むも、[[賤ヶ岳の戦い]]で秀吉に完敗。居城へ帰り、市とともに自害した。
: 岐阜時代からの織田家重臣。信長政権下では北陸方面軍を担当し、越前北庄城を治める。本能寺の変で信長が斃れた際には弔い合戦で羽柴秀吉に後れを取る。そのために信長の後継として推していた織田信孝を秀吉によって退けられ、織田家中の発言権を掌握されてしまう。同じく秀吉の織田家簒奪を憂う信長の妹・市を妻として迎えて秀吉に対抗するも、味方との連携不一致や大雪に阻まれて後手に回り、信孝と連合して秀吉との決戦に臨むも、[[賤ヶ岳の戦い]]で秀吉に完敗。居城へ帰り、市とともに自害した。
: 市との結当初は、旧主の妹とその娘とあって非常に恐縮しており、茶々や初からも距離を置かれていた。しかし市の頼みや、江が行方不明になる騒動を経て、市や江たちとの家庭を築き、一年余りとはいえ穏やかな日々を送る事になった。秀吉との決戦の際も、義娘らの懇願を受けて最後まで出陣を控えていた。
: 市との結当初は、旧主の妹とその娘とあって非常に恐縮し低姿勢で接しており、茶々や初からも距離を置かれていた。しかし市の頼みや、後述の江が行方不明になる騒動を経て、市や江たちとの家庭を築き、一年余りとはいえ穏やかな日々を送る事になった。秀吉との決戦の際も、義娘らの懇願を受けて最後まで出陣を控えていた。
; [[佐久間盛政]](さくま もりまさ)
; [[佐久間盛政]](さくま もりまさ)
: 演:[[山田純大]]
: 演:[[山田純大]]

2011年4月19日 (火) 07:36時点における版

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江〜姫たちの戦国〜
ジャンル テレビドラマ
原作 田渕久美子
脚本 田渕久美子
演出 伊勢田雅也
出演者 上野樹里
宮沢りえ
水川あさみ
豊川悦司
鈴木保奈美
向井理
平岳大
AKIRA
大地康雄
萩原聖人
ミムラ
鈴木砂羽
斎藤工
柴俊夫
草刈正雄
富田靖子
岸谷五朗
奈良岡朋子
市村正親
石坂浩二
大竹しのぶ
北大路欣也 他
製作
制作 日本放送協会 (NHK)
放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間2011年1月9日 - 11月27日(予定)
放送時間(地上波)日曜日20:00-20:45

(デジタル衛星ハイビジョン)(第11回まで)→BSプレミアム(第12回から)日曜日18:00-18:45

(衛星第2 SD放送)日曜日22:00-22:45(第11回まで)
放送枠大河ドラマ
放送分45分
回数47
テンプレートを表示

江〜姫たちの戦国〜』(ごう ひめたちのせんごく)は、2011年1月9日[1]から同年11月27日まで放送が予定されているNHK大河ドラマの第50作[2]。脚本・田渕久美子、演出・伊勢田雅也野田雄介、音楽・吉俣良、主演・上野樹里。全47回の予定。

作品内容と反響

2009年6月17日に最初の制作発表がなされた。原作は2008年放送の『篤姫』の脚本を手掛けた田渕久美子。脚本も田渕が担当する。また、音楽は同じく『篤姫』以来となる吉俣良が担当する。2009年の大河ドラマ『天地人』同様に、戦国時代から江戸時代が舞台となる。

主人公は、のちに江戸幕府第2代将軍徳川秀忠正室となる(ごう)。江は、過去の戦国時代から江戸時代初期を舞台とする映像作品にたびたび登場しているが、本作ではその生涯に焦点が当てられる。姉である茶々と共に戦乱に翻弄されながらも、家族や周囲の人々との絆を育み、天下太平の世を願い続け、やがて将軍の正室となり大奥の礎を築いてゆく。もはや大河ドラマの定番とも言える織田信長豊臣秀吉徳川家康三英傑全員が登場する内容ではあるものの、常に時代の中心で歴史を見つめてきた江の姿を通して、新たな戦国史・女性史としてのドラマが描かれる。

主役・江を演じるのは大河ドラマ初出演である上野樹里。大河ドラマ史上8人目、『篤姫』以来の女性主演となる[3]。また、長姉・茶々役は宮沢りえ、次姉・初役は水川あさみ、三姉妹の母の役は鈴木保奈美(ナレーションも兼任)、江の3番目の夫となる徳川秀忠役は、大河ドラマ初出演の向井理が起用された。

作中の設定年齢が6歳(第2話時点・満年齢)の江を24歳の上野が演じるなど、三姉妹の少女期を子役を使わずに20代から30代の女優が演じる点や、「まるでお笑い番組」と揶揄されるコメディチックな演出については、批判の声もある。これについてNHK側は「幼少期を子役ではなく上野が演じるのは、江の成長を視聴者が見て、感情移入を強くしてもらうため」「はしゃいだシーンが多いのは、子供時代であるから。大人になれば新たな展開になる」とコメントしている[4][5]

補足

  • オープニングのキャスト・スタッフのクレジットは、『篤姫』以来3年ぶりに縦書き表示となった。また、配役の「出演」も2年ぶりに表示されるようになった。

スタッフ

アバンタイトル
江紀行

登場人物

主人公と浅井家

浅井三姉妹

(ごう)
演:上野樹里
主人公。
茶々(ちゃちゃ)
(茶々 → 淀)
演:宮沢りえ(幼少期:芦田愛菜 幼児期:吉田明花音
江の長姉。
(はつ)
演:水川あさみ(幼少期:奥田いろは
江の次姉。

浅井家

(いち)
演:鈴木保奈美
織田信長の妹。江ら三姉妹の母。女性ながら気高い性格で、武将相手に一歩も引かない果敢さを持っている。劇中ではナレーションも担当する。
兄・信長の浅井家を懐柔する命を帯びて浅井長政に嫁するが、織田家と浅井家が対立する事になった際には浅井家に与する事になる。居城・小谷城が落城するにあたっては長政の願いによって江ら三人の娘と共に城から出され、兄の元へ戻る事になった。その後は兄・信包の伊勢上野城で娘たちと過ごすが、本能寺の変で信長が斃れると尾張清州城へ避難。そして天下への野心を露わにする羽柴秀吉に対抗するために、秀吉に対抗しうる武将・柴田勝家の下へ自ら再嫁した。勝家とは主従ではなく夫婦としての関係を構築するも秀吉との合戦に敗れ、勝家と共に越前北庄城内で自害した。死の間際、秀吉に対して「娘たちに邪心を抱かないように」との書付を残し、後に秀吉に大きな影響を与えた。
当初は兄・信長への好意を持っていたために、織田家の役に立つことこそ本懐と考えていたが、長政との結婚生活の中で次第に長政の人柄に惹かれて行き、以後は長政没後も長政を慕い続け、長政を死に追いやった信長との関係は微妙なものになってしまった。後に信長の目指す物を知る事で信長とは和解している。一方で浅井家を直接攻撃した秀吉には強い嫌悪を覚えている。
江ら三姉妹にとっては最も身近な肉親であったため、親子の結束は非常に強かった。自害するに先だっては、三姉妹一人ひとりに自らの役割を説いた。
浅井長政(あざい ながまさ)
演:時任三郎
三姉妹の父。近江国小谷城に居を置く戦国大名。性格は温厚で、何かと民衆の事を気遣う一面を持っている。
京都進出を目論む織田信長と同盟を結び、信長の妹・市を正妻として迎え入れる。中々心を開かない市に対しても素直な態度で接し、後には相思相愛の夫婦となった。しかし信長が浅井家の盟友・朝倉家に独断で侵攻すると、義に基づいて朝倉家に味方する決断を下して信長と敵対する。以後は幾度となく織田家と戦闘に及ぶが次第に追い詰められ、織田軍の攻撃の中、市と三姉妹を城から逃がして自害した。
浅井久政(あざい ひさまさ)
演:寺田農
先代の浅井家当主。長政の父。
家臣のクーデタによって家督を追われた身ながら、先代当主として長政への発言力は健在。長政が市と婚約を結んだ際には「市の美貌の噂に現を抜かした」と長政を叱咤して織田家との同盟に反対した。一方で権威には弱いのか、将軍家の足利義昭を眼前にした際には非常に恐縮していた。その後も織田家に対する不信感を拭う事はなく、織田家と敵対するようになると織田家出身の市を迫害するようになる。小谷城が織田軍の攻撃によって落城する際に、長政に先んじて自害した。
赤尾清綱(あかお きよつな)
演:油井昌由樹
浅井家の家臣。
市の輿入れの場面で登場。市の小谷城到着を長政に報告する。

侍女

須磨(すま)
演:左時枝
市の乳母。三姉妹にも世話を焼き、市に尽くす。
市が浅井長政に嫁ぐ際、ともに小谷城入りをする。長政と市の兄・信長の対立が激しくなると、市に小豆を入れた袋の両端を結んだものを渡し、信長に送るように頼んだが断られた。その後も終生を市の下で仕え、越前北庄城で市が自害するにあたっては、自身も運命を共にした。
ヨシ
演:宮地雅子
江の乳母。
サキ
演:伊佐山ひろ子
茶々の乳母。
ウメ
演:和泉ちぬ
初の乳母。

織田家

織田一門

織田信長(おだ のぶなが)
演:豊川悦司
江の伯父で、市の兄。美濃国岐阜城、のち近江国安土城を拠点とする戦国大名。
浅井家を内側から制する目的で市を浅井長政に嫁がせるが、信長の意に反して市は次第に長政に惹かれるようになり、朝倉義景と長政が織田軍を挟撃した際は、信長に浅井の裏切りを伝えなかった。織田家と浅井家は敵対することになり、後に信長は長政を滅ぼすことになる。それ以降、市との間にわだかまりが生じるようになった。父の最期が記憶に残る茶々と初も信長を嫌うが、江だけは最初は憧れていた信長が父の仇と知り愕然とするも、やがてその人間性に魅了されるようになる。信長もまた、自らの意見を率直に述べる江を気に入り、何度か腹を割って話し合うようになり、「己を信じ、思うままに生きよ」という言葉を残した。
革新的な思想の持ち主で、また傲慢とも思える言動のため、江や市は時折彼の真意を測りかね、ついていけないと思うこともあった。その真意は「泰平の世をもたらすための役割を自らが背負う」というものであり、その意を解した市と和解した。一方で、「自らに殻を作っている」と思った光秀には内心の期待ゆえに幾度となく辛く当たるが、彼にその気持ちが通じることなく、本能寺の変にて最期を遂げる。
織田信包(おだ のぶかね)
演:小林隆
江の伯父。信長の弟で市の兄にあたる。兄とは違い穏やかな性格だが礼儀などには厳しく、時には江たちを叱咤する事も。
伊勢国上野城の城主を務めていた頃、兄の命で小谷城を落ちた市と江ら三姉妹らを保護していた。その縁もあって江たちから見れば一番近しい伯父にあたる。本能寺の変の後は市らとともに岐阜城へ移る。市の再嫁に際しては結納に出席している。
織田信忠(おだ のぶただ)
演:谷田歩
信長の長男で嫡子。
信長から家督を譲られ、また甲斐攻めなどで功績を上げるなど信長の後継者としての存在感を見せる。しかし本能寺の変に遭い、信長に続いて横死する事になった。
織田信孝(おだ のぶたか)
演:金井勇太
信長の三男。
織田信雄(おだ のぶかつ)
演:山崎裕太
信長の次男。
三法師(さんぼうし)
演:庄司龍成(第11話:西村亮海
信忠の遺児で、信長の嫡孫。

柴田家・勝家派諸将

柴田勝家(しばた かついえ)
演:大地康雄
織田家の筆頭家老。通称は修理亮。「鬼柴田」と呼ばれる猛将だが、ひょうきんな一面も持っており、戦場の手慰みにしていた刺繍を得意とする。身内には優しい性格だが、道理に基づかない事に関しては厳しく叱る事もある。
岐阜時代からの織田家重臣。信長政権下では北陸方面軍を担当し、越前北庄城を治める。本能寺の変で信長が斃れた際には弔い合戦で羽柴秀吉に後れを取る。そのために信長の後継として推していた織田信孝を秀吉によって退けられ、織田家中の発言権を掌握されてしまう。同じく秀吉の織田家簒奪を憂う信長の妹・市を妻として迎えて秀吉に対抗するも、味方との連携不一致や大雪に阻まれて後手に回り、信孝と連合して秀吉との決戦に臨むも、賤ヶ岳の戦いで秀吉に完敗。居城へ帰り、市とともに自害した。
市との結婚当初は、旧主の妹とその娘とあって非常に恐縮し低姿勢で接しており、茶々や初からも距離を置かれていた。しかし市の頼みや、後述の江が行方不明になる騒動を経て、市や江たちとの家庭を築き、一年余りとはいえ穏やかな日々を送る事になった。秀吉との決戦の際も、義娘らの懇願を受けて最後まで出陣を控えていた。
佐久間盛政(さくま もりまさ)
演:山田純大
織田家の家臣。信長死後は柴田軍に所属し、勝家の事は「殿」と呼んでいる。
信長亡き後の柴田家の重臣格であり、秀吉との関係が緊張する中で再三に渡って勝家に出陣を進言した。賤ヶ岳の戦いでは織田信孝討伐に出陣した秀吉の不意を突くように勝家に進言し、深追いをしない事を条件に羽柴軍を破るが、調子付いて長陣した所を大返しを強行した羽柴軍の奇襲を受け、敗走を余儀なくされた。
前田利家(まえだ としいえ)
演:和田啓作
織田家の家臣。
岐阜時代からの信長の家臣。市が浅井家に嫁ぐ際にはその警護役を務める。後に柴田勝家の北陸方面軍に所属。信長死後も勝家の下に収まる。
与助(よすけ)
演:大竹浩一
北庄城の馬屋番。
養父・勝家との関係に悩む江が気晴らしに早駆けをしようとした際に馬屋番を務めていた。無断で飛び出す江を制止するものの江を止める事が出来なかった。後に天候が荒れて江が一時的に北庄城へ帰ってこなかった際には柴田家総出で江を捜索する事態に発展したため、後にけろりとした顔で帰参した江に勝家が激怒し、責任者として処刑されるかもしれなかったという与助に謝罪するように迫り、「上に立つ者の心得」を説いた。このことが勝家と江ら三姉妹の間に親子としての絆が芽生えるきっかけとなった。

明智・細川家

明智光秀(あけち みつひで)
演:市村正親
織田家の家臣。元は足利義昭の家臣。通称は日向守。
足利義昭を奉じる信長の忠実な家臣として各地を転戦、新参ながら信長に最も認められる武将となった。しかし穏やかで保守的な思想の持ち主で、信長の急進的な思想を理解できず、また必要以上に自身に辛く当たる信長に対して次第に反発を覚えるようになり、遂には本能寺の変で信長を滅ぼすに至る。その後間もなく現れた羽柴秀吉との合戦で敗北し、敗走中に重傷を負ったために自害した。
京都で奉行をしていた頃に江とも親交を持ち、本能寺の変後に再会した時には謀反の理由を問い詰められている。その際には理由を「わからない」と答えており、それ以降の光秀は悟った様な諦観を見せるようになった。実は信長からの信頼は依然と厚く、それまでの仕打ちは期待の裏返しだったのだが、光秀がそれを察する事はなかった。
細川たま(ほそかわ -)
(細川たま → 細川ガラシャ)
演:ミムラ
光秀の娘。細川忠興の妻。
斎藤利三(さいとう としみつ)
演:神尾佑
明智家の家老。通称・内蔵助。
光秀の側近であり、彼が謀反を決意した際にも傍らにいた。事変以前は光秀の事を“殿”と呼んでいたが本能寺の変以降は“上様”と改め、光秀への期待を露わにしていた。光秀の首脳として庶務に奔走するも、光秀は羽柴秀吉に敗北。重傷を負った光秀に尚も期待を向けるが光秀の自害の意を翻すには至らず、光秀の介錯をした。
細川忠興(ほそかわ ただおき)
演:内倉憲二
織田家の家臣。妻は光秀の娘・たまで、光秀の娘婿にあたる。
清原いと(きよはら ‐)
演:吉田羊
細川たまの侍女。
細川幽斎(ほそかわ ゆうさい)
演:小田豊
織田家の家臣。丹後国宮津城主。忠興の父。名は藤孝
光秀とは息子・忠興の縁もあって親交が深かった。しかし本能寺の変に際して光秀に同心を要請された際には光秀の不忠に憤慨し、剃髪して自領に閉じ籠もる。その際、光秀の娘であるたまを殺す事を忠興に迫っている。

森兄弟

森蘭丸(もり らんまる)
演:瀬戸康史
織田家の家臣。信長の小姓。美貌に優れ、信長の側近として仕えている。
幼いながらも城を与えられるなど信長からの期待は厚い。信長が光秀に必要以上に辛く当たる事について信長から回答を得た際には、光秀を案じて手紙を認めるなど、信長と光秀の関係を案じていた。しかしその蘭丸の気遣いが光秀に届く事はなく、本能寺の変で明智軍と交戦。信長が自害する時間を稼ぐために敵軍へ斬り込む勇ましさを見せた。その戦いで戦死。
森坊丸(もり ぼうまる)
演:染谷将太
信長の小姓。蘭丸の弟。兄弟ともに美貌に優れる。
弟・力丸とともに安土城で江たちの接待役として登場。江たち浅井氏は父や兄の仇にあたるが、それを知った上で江たちの面倒を見ていた。本能寺の変では信長とともに明智軍と戦い、信長の指示で本能寺の境内に火を放った。その戦いで戦死。
森力丸(もり りきまる)
演:阪本奨悟
信長の小姓。蘭丸・坊丸の弟。
坊丸とともに登場。本能寺の変では信長から侍女らを逃がすように指示された。その戦いで戦死。

その他の織田家臣

佐治一成(さじ かずなり)
演:平岳大
織田信雄の家臣で、尾張国大野城主。生母が織田信長の妹・であり、江らとは従兄弟にあたる。
丹羽長秀(にわ ながひで)
演:江達健司
織田家の重臣。
京都の馬揃えでは先頭の軍を率いた。信長死後は尾張清州城で羽柴秀吉や柴田勝家らと織田家の跡目について議論する。当初は勝家の推す織田信孝案に同調するような姿勢を見せたが、秀吉が三法師を擁立するや翻してそれを了承した。
池田恒興(いけだ つねおき)
演:武田義晴
織田家の重臣。
羽柴秀吉・柴田勝家・丹羽長秀とともに尾張清州城で亡き信長の後継者についての会議を行った。秀吉の擁立する三法師に賛成を投じる。
佐々成政(さっさ なりまさ)
演:中原裕也
織田家の家臣。
岐阜時代からの信長の家臣で、市が浅井家に嫁ぐ際には前田利家らとともにその警護と見送りの任を務めた。

羽柴家

羽柴一門

羽柴秀吉(はしば ひでよし)
(木下藤吉郎秀吉 → 羽柴秀吉 → 豊臣秀吉)
演:岸谷五朗
織田家の家臣。通称は藤吉郎、のち筑前守。
おね
(おね → 北政所 → 高台院)
演:大竹しのぶ
秀吉の正室。
なか
(なか → 大政所)
演:奈良岡朋子
秀吉の母。
羽柴秀次(はしば ひでつぐ)
(羽柴秀次 → 豊臣秀次)
演:北村有起哉
秀吉の甥。
羽柴秀長(はしば ひでなが)
(羽柴秀長 → 豊臣秀長)
演:袴田吉彦
秀吉の弟。
豊臣秀勝(とよとみ ひでかつ)
(羽柴秀勝 → 豊臣秀勝)
演:AKIRA
とも
演:阿知波悟美[6]

羽柴家臣

石田三成(いしだ みつなり)
演:萩原聖人
秀吉の家臣。浅井家旧臣の家柄。
黒田官兵衛(くろだ かんべえ)
演:柴俊夫
秀吉の軍師

京極家

京極龍子(きょうごく たつこ)
(京極龍子 → 松の丸殿)
演:鈴木砂羽
羽柴秀吉の側室。母は浅井長政の姉・京極マリアで、江たち三姉妹の従姉にあたる。
京極高次(きょうごく たかつぐ)
演:斎藤工

徳川家

徳川一門

徳川家康(とくがわ いえやす)
演:北大路欣也
織田家と同盟を結んでいる戦国大名。
徳川信康(とくがわ のぶやす)
演:木村彰吾
家康の長男で嫡子。
武将として優秀であり家康からの期待は厚く、また信長の娘・を娶るなど織田家との同盟にも重要な人物。しかし徳の「信康が武田家に内通している」という密告により、信長から処断が言い渡される。家康は苦渋の末、信康を切腹させる事になった。
於義丸(おぎまる)
(於義丸 → 結城秀康)
演:前田健
家康の次男。
竹千代(たけちよ)
(竹千代 → 徳川秀忠)
演:向井理(幼少期:嘉数一星
家康の三男。
築山(つきやま)
演:麻乃佳世
家康の正室で、信康の母。
信康とともに武田家内通の嫌疑をかけられ、家康によって処断される事になる。

徳川家臣

本多忠勝(ほんだ ただかつ)
演:苅谷俊介
家康の家臣。通称・平八郎。
酒井忠次(さかい ただつぐ)
演:桜木健一
家康の家臣。
本多正信(ほんだ まさのぶ)
演:草刈正雄
春日局(かすがのつぼね)
演:富田靖子[7]

その他の武家

朝倉義景(あさくら よしかげ)
演:中山仁
越前国の戦国大名。浅井家とは盟友の関係にある。
上洛を果たした織田信長と敵対したため、織田家と同盟を結んでいる浅井家と結んで織田家に対抗しようと目論み、逡巡する長政を味方に引き入れる事に成功する。一時は浅井家の内応もあって織田家を退けるが、姉川の戦いで織田・徳川軍に敗北、その後も織田家に抗戦するも敵わず、越前での戦闘に敗れて自害した。
足利義昭(あしかが よしあき)
演:和泉元彌
室町幕府第13代将軍足利義輝の弟。後に信長の擁立の元、第15代将軍となる。調子が良く無邪気な性格をしているが、緊張感や政情を見る目に欠けている。
義輝が暗殺されたために諸国を流浪し、一時は越前の朝倉家に身を置いていた。後に上洛の意を無視する義景に痺れを切らし、家臣の明智光秀を介して信長に接近し念願の上洛を果たした。将軍就任後も信長への信頼は厚かったが、意のままにならない信長に対して徐々に不快感を示し、信長が自らの行動に制限を加えるや遂に諸大名を糾合して信長と敵対する。しかし織田軍の攻撃によって根拠地を破られ、京都から追放された。
武田勝頼(たけだ かつより)
演:久松信美
甲斐国の戦国大名。
織田・徳川家と敵対するも次第に勢力を弱体化させ、織田信忠率いる織田軍の攻撃により壊滅。天目山の戦いで敗戦の最中自害した。

その他

千宗易(せん の そうえき)
(千宗易 → 千利休)
演:石坂浩二
茶人の豪商。
ルイス・フロイス
演:オジエル・ノザキ
ポルトガル出身のイエズス会宣教師。
信長から布教の許しを受け、安土で布教活動を行っている。壮麗な安土城には好印象を信長に伝えた。江とは安土城で面会した事があり、手の甲にキスをするなどの対応で江を困惑させた。
広庵(こうあん)
演:江藤漢斉
僧形の薬師
市が江を妊娠した際、彼女の求めにより小谷城に登城し、堕胎するための薬を処方する。これは当時浅井家は織田軍の猛攻に晒されていたため、胎児は生まれてこない方が幸せであると判断されたからであった。しかしその薬は茶々の命がけの説得もあって市が服用する事はなかった。

放送

通常放送時間

総合テレビ
  • 本放送 日曜20:00 - 20:45
  • 再放送 土曜13:05 - 13:50
衛星第2テレビ(BS2)
日曜22:00 - 22:45(難視聴対策放送)
3月27日(第11回)まで
デジタル衛星ハイビジョン(BShi)
日曜18:00 - 18:45
3月27日(第11回)まで
NHK BSプレミアム(NHK BSP)
日曜18:00 - 18:45
4月3日(第12回)から

編成の都合により再放送、衛星放送で放送時間が変更される場合もある。

放送日程

第1回は拡大版(75分間)。第13回の地上波放送は、統一地方選挙特番のため、開始時刻を19:10に前倒し。

放送回 放送日 サブタイトル 演出 紀行 視聴率
第一回 2011年01月09日 湖国の姫 伊勢田雅也 小谷城跡(登山口)(滋賀県長浜市 21.7%
第二回 2011年01月16日 父の仇(かたき) 伊勢上野城跡(三重県津市
安濃津城跡(三重県津市)
22.1%
第三回 2011年01月23日 信長の秘密 竹生島(滋賀県長浜市) 22.6%
第四回 2011年01月30日 本能寺へ 総見院京都府京都市
正倉院奈良県奈良市
21.5%
第五回 2011年02月06日 本能寺の変 本能寺跡(京都府京都市) 22.0%
第六回 2011年02月13日 光秀の天下 西教寺(滋賀県大津市 19.6%
第七回 2011年02月20日 母の再婚 野田雄介 清洲城愛知県清須市 18.5%
第八回 2011年02月27日 初めての父 北の庄城址・柴田公園(福井県福井市 20.9%
第九回 2011年03月06日 義父(ちち)の涙 賤ヶ岳古戦場(滋賀県長浜市) 20.0%
第十回 2011年03月20日 わかれ 北の庄西光寺(福井県福井市) 16.9%
第十一回 2011年03月27日 猿の人質 伊勢田雅也 田丸城址(三重県玉城町
松ヶ島城跡(三重県松阪市
15.7%
第十二回 2011年04月03日 茶々の反乱 千利休屋敷跡(大阪府堺市
待庵(妙喜庵 茶室)(京都府大山崎町
17.1%
第十三回 2011年04月10日 花嫁の決意 野田雄介 大野城(愛知県常滑市 16.6%
第十四回 2011年04月17日 離縁せよ 佐屋三里之渡跡(愛知県愛西市 19.2%
第十五回 2011年04月24日 猿の正体 伊勢田雅也
第十六回 2011年05月01日 関白秀吉
(視聴率は関東地区ビデオリサーチ社調べ)

東北地方太平洋沖地震発生に伴う影響

3月11日東北地方太平洋沖地震が発生しNHK全体の編成が特別体制に移行したため、翌日に予定されていた第9回の再放送と翌々日の第10回の放送を1週繰り下げることを決めた。大河ドラマの本放送休止は、1989年1月昭和天皇崩御による『春日局』の休止以来、22年ぶりのこと[8][9]

関連商品

書籍

原作小説

本作放映に先立って、脚本の田渕久美子が書き下ろした小説。

CD

  • NHK大河ドラマ オリジナル・サウンドトラック「江〜姫たちの戦国〜」(2011年2月16日発売)

コミカライズ

作画は暁かおり。『デザート』(講談社)連載(2010年11月号 - )。単行本は講談社KCDXデザートから発売。

その他

NHK『ラジオ深夜便』では、毎月1回程度(下旬、曜日不定)で深夜1時から「江のツボ」と題して、脚本を手がけた田渕自らがパーソナリティーを担当し、この作品の見所を語る。番組開始に先駆けて2010年12月26日深夜の放送から開始、2011年10月までの予定。放送後、深夜便ホームページでのストリーミング放送を実施する。

脚注

  1. ^ 日本放送協会 理事会議事録(2010年9月24日公表)2010年9月24日閲覧。
  2. ^ NHK制作発表資料09年6月” (PDF). NHK (2009年6月17日). 2009年7月5日閲覧。
  3. ^ NHK主役発表資料10年2月” (PDF). NHK (2010年2月17日). 2010年2月17日閲覧。
  4. ^ 1話6000万円をかける“お笑い”大河「江」は悪評しきり(ゲンダイネット、2011年2月22日)
  5. ^ 秀吉が「志村けんのバカ殿のよう」 NHK大河ドラマが喜劇になった(J-CASTビジネス&メディアウォッチ、2011年4月4日)
  6. ^ “江の2番目の夫・豊臣秀勝役にEXILE・AKIRA”. ORICON STYLE. (2011年2月4日). http://www.oricon.co.jp/news/confidence/84499/full/ 2011年2月15日閲覧。 
  7. ^ “つかさんの素顔と波瀾万丈の人生”. ZAKZAK. (2010年12月24日). http://www.zakzak.co.jp/entertainment/ent-news/news/20101224/enn1012241518011-n1.htm 2011年2月15日閲覧。 
  8. ^ 「TVは12日も特別番組…民放各局CM抜き」YOMIURI ONLINE、2011年3月12日閲覧。
  9. ^ NHKドラマ 今後の放送について”. ドラマトピックスブログ:NHKブログ. NHK (2011年3月14日). 2011年3月16日閲覧。

外部リンク

NHK 大河ドラマ
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江〜姫たちの戦国〜
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