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ブラック・サバス

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ブラック・サバス
基本情報
出身地 イングランドの旗 イングランド バーミンガム
ジャンル ヘヴィメタル[1][2]
ブルースロック[1]
ドゥームメタル[2]
活動期間 1968年 - 2006年
2011年 -
レーベル ヴァーティゴ・レコード
ワーナー・ブラザーズ
I.R.S.レコード
EMIほか
公式サイト http://www.blacksabbath.com/
メンバー オジー・オズボーン
トニー・アイオミ
ギーザー・バトラー
旧メンバー ビル・ワード
ベヴ・ベヴァン
ロニー・ジェイムズ・ディオ
ヴィニー・アピス
イアン・ギラン
ジェフ・ニコルス
グレン・ヒューズ
デイヴ・スピッツ
エリック・シンガー
レイ・ギラン
ボブ・デイズリー
テリー・チャイムズ
トニー・マーティン
ジョー・バート
コージー・パウエル
ローレンス・コットル
ニール・マーレイ
ボビー・ロンディネリ

ブラック・サバスBlack Sabbath)は、イギリスロックバンド1968年バーミンガムで結成され、幾度ものメンバーチェンジを経ながら40年近くに渡って活動した。現在でも多くのハードロック・ヘヴィメタルファンはもちろん、ヘヴィロックグランジなどの界隈からも根強い人気を誇っている。

「ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100組のアーティスト」において第85位。

来歴

ジャズブルースを基調とし、「人を怖がらせる音楽を作る」というコンセプトで作られた音楽性は、後のヘヴィメタルに多大な影響を与えた。その怪奇的なイメージで度々黒魔術悪魔と結び付けられ、ギタリストのトニー・アイオミがアメリカ・ツアーの最中、狂信者に楽屋で刃物を突きつけられたという危険なエピソードもある。結成当初からメンバー内の交流も公私共に良好で、ビル・ワードのエッセイ・『若き安息日』には「女風呂を必死にのぞこうとするトニー。その尻を持ち上げるオジー。それを心配そうに見守るギーザー。あの瞬間、俺達は初めてのセッションをした」との記述も残されている。

結成はオジー・オズボーンが新聞紙に新バンド結成のためのメンバー募集の公告を出したことによる。

バンド名は、ベーシストギーザー・バトラーが、1964年に公開されたマリオ・バーヴァホラー映画『BLACK SABBATH』(邦題『ブラック・サバス/恐怖!三つの顔』)から取って命名した。その映画の公開時、映画館には長蛇の列が出来ていたことから、「人間は恐怖を求める」という着想を得た、と本人は語っている。また、デビューアルバム『Black Sabbath』(邦題『黒い安息日』)も、1970年2月の"13日の金曜日"という曰くつきの日付にリリースされた。

結成時のボーカリストはオズボーンだったが、1979年に脱退。後任としてレインボーのボーカリスト、ロニー・ジェイムス・ディオが加入した。その後、イアン・ギラングレン・ヒューズなど、ディープ・パープルの歴代シンガーがボーカルを担当していた。1987年以降はトニー・マーティン、1992年から1993年にかけて一時的にディオが復帰している。1997年にはオリジナル・メンバーで復活を果たし、数年間ツアー活動を行ったが、ライブ・アルバムをリリースしただけで、このとき新しいスタジオ・アルバムは発表されなかった。

1999年12月19日に行われたオリジナルメンバーによる再結成ライブ

2007年にアルバム『悪魔の掟』の編成(ロニー・ジェームズ・ディオ、ヴィニー・アピス、ギーザー・バトラー、トニー・アイオミ)でツアーを行うと発表された。ただし、ブラック・サバス名義ではなくヘヴン・アンド・ヘルというバンド名で行われる。これは、オリジナル・メンバーでの再結成の時にオリジナル・メンバー以外の面子ではブラック・サバスとは名乗らないと宣言しているためである。

2011年11月11日11時11分、オジー・オズボーン、トニー・アイオミ、ギーザー・バトラー、ビル・ワードのオリジナル・メンバーで再結成することを会見で発表した。しかしながら、ビルが契約の内容に不満を持ち、後に、再結成に参加しないと表明する。今後のライブは、代役を迎えての活動となる。

2013年リック・ルービンプロデュースによる新アルバム『13』をリリース。デビューから43年目にして初めて全英アルバムチャート1位とBillboard 200チャート1位を獲得した(アメリカでの初週売上枚数は15万5000枚)[3]

影響

ブラック・サバスはその革新的な音楽により後続に大きな影響を与えた。日本ではアルバムがさほど売れなかったが、アメリカではオジー・オズボーンのソロでの成功もあり、日本人の想像を絶する人気が今でもあり、HR/HMの歴史上最も重要なアーティストを決める投票でレッド・ツェッペリンに次いで2位に入ったこともあるほどである。日本ではロード・ウォリアーズの入場曲となった「アイアン・マン」「パラノイド」、「ダイ・ヤング」が特に有名。

その影響力は、直系のハードロックヘヴィメタルに留まらず、ブラック・フラッグなどのハードコア・パンクニルヴァーナなどのグランジブラックメタルドゥームメタル(ストーナーロックやスラッジメタルも含む)といった新ジャンルにおいても、その源流として扱われることが多い。J-POPにおいても、ももいろクローバーZがブラック・サバスへのオマージュとして「黒い週末(楽曲提供は人間椅子和嶋慎治)」という作品を発表。オジー・オズボーンの主催する『オズフェスト』にも参加し同曲を披露した。

メンバー

ファイル:BlackSabbath19720012200.sized.jpg
トニー・アイオミ(左)とオジー・オズボーン(1973年1月29日

サポート・メンバー

元メンバー

ボーカル
ベース
ドラムス
キーボード

ディスコグラフィー

スタジオ・アルバム

ライヴ・アルバム

コンピレーション・アルバム

脚注

  1. ^ a b キューブミュージック
  2. ^ a b Black Sabbath reviews, music, news - sputnikmusic・2015年3月21日閲覧。
  3. ^ Black Sabbath Earns First No. 1 Album on Billboard 200 Chart”. ビルボード (2013年6月19日). 2013年6月19日閲覧。

外部リンク

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