しきなみ (護衛艦)
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しきなみ | |
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基本情報 | |
建造所 | 三井造船玉野造船所 |
運用者 | 海上自衛隊 |
艦種 |
甲型警備艦→護衛艦(DDK) → 練習艦(TV) |
級名 | あやなみ型 |
艦歴 | |
計画 | 昭和30年度計画 |
発注 | 1955年 |
起工 | 1956年12月24日 |
進水 | 1957年9月25日 |
就役 |
1958年3月15日 1983年3月30日(練習艦に種別変更) |
最期 | 解体 |
除籍 | 1987年7月1日 |
要目 | |
基準排水量 | 1,723トン |
満載排水量 | 2,400トン |
全長 | 109m |
最大幅 | 10.7m |
深さ | 8.1m |
吃水 | 3.6m |
ボイラー | 日立バブコック・アンド・ウィルコックス式船用2胴水管型缶×2基 |
主機 | 日立ゼネラル・エレクトリック式衝動型蒸気タービン |
出力 | 35,000PS |
推進器 | スクリュープロペラ × 2軸 |
速力 | 最大 32ノット |
航続距離 | 6,000海里 (18ノット時) |
乗員 | 220名 |
兵装 |
Mk.33 3インチ連装速射砲 × 3基 55式533mm4連装魚雷発射管×1基 Mk.15 ヘッジホッグ × 2基 Mk.2 短魚雷落射機 × 2基 →68式3連装短魚雷発射管 × 2基(1973年換装) 55式爆雷投射機(Y砲) × 2基 54式爆雷投下軌条 × 2条 |
FCS |
Mk.63 砲射撃指揮装置×2基 SFCS-1A水中攻撃指揮装置 |
レーダー |
SPS-12 対空 OPS-5 対水上 |
ソナー |
SQS-11A 捜索用 →OQS-14(1963年換装) SQR-4/SQA-4 攻撃用 →OQY-2(1963年換装) |
電子戦・ 対抗手段 | NOLR-1 ESM(1963年装備) |
しきなみ(ローマ字:JDS Shikinami, DD-106→TV-3503)は、海上自衛隊の護衛艦。あやなみ型護衛艦の4番艦。艦名は「頻りに寄せる波」に由来し、この名を受け継ぐ日本海軍の艦船としては敷波型駆逐艦「敷波」、吹雪型駆逐艦「敷波」に続き3代目に当たる。
艦歴
[編集]「しきなみ」は、昭和30度計画1,700トン型警備艦1606号艦として、三井造船玉野造船所で1956年12月24日に起工され、1957年9月25日に進水、1958年3月15日に就役し、横須賀地方隊に直轄艦として編入された。
1958年(昭和33年)3月31日、横須賀地方隊第8護衛隊に編入。同年10月25日、第8護衛隊が第1護衛隊群隷下に編成替え。
1963年(昭和38年)の特別修理工事のさいに装備の近代化工事が実施され、未装備であった電波探知装置(ESM)NOLR-1が後檣に装備、捜索用ソナーをOQS-14へ攻撃用ソナーをOQY-2へ換装。
1973年(昭和48年)3月には短魚雷落射機を撤去し、68式3連装短魚雷発射管を2基搭載する対潜攻撃能力強化工事を実施。
1975年(昭和50年)6月13日、第8護衛隊が廃止となり、練習艦隊第1練習隊に編入、定係港が呉に転籍。
1976年(昭和51年)には護衛艦籍のまま練習艦への改装が実施され、4連装長魚雷発射管を撤去し実習員講堂が新設された。
1983年(昭和58年)3月30日、練習艦に種別変更され、艦籍番号がTV-3503に変更。
1987年(昭和62年)7月1日、僚艦の「いそなみ」と共に除籍。
脚注
[編集]- ^ 「ニュースフラッシュ」『世界の艦船』第392号、海人社、1988年4月、32頁。
参考文献
[編集]- 石橋孝夫『海上自衛隊全艦船 1952-2002』(並木書房、2002年)
- 『世界の艦船 増刊第63集 自衛艦史を彩った12隻』(海人社、2003年)
- 『世界の艦船 増刊第66集 海上自衛隊全艦艇史』(海人社、2004年)