そして愛に至る
そして愛に至る | |
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Après la réconciliation | |
監督 | アンヌ=マリー・ミエヴィル |
脚本 | アンヌ=マリー・ミエヴィル |
製作総指揮 |
アラン・サルド ルート・ヴァルトブルゲール |
出演者 |
アンヌ=マリー・ミエヴィル ジャン=リュック・ゴダール クロード・ペロン ジャック・スピセール |
音楽 |
レスター・ボウイ キース・ジャレット アルヴォ・ペルト ドミートリイ・ショスタコーヴィチ トマシュ・スタンコ カミーユ・サン=サーンス |
撮影 | クリストフ・ボーカルヌ |
編集 | アンヌ=マリー・ミエヴィル |
製作会社 |
アッヴェントゥーラ・フィルム ヴェガ・フィルム ペリフェリア テレヴィジオン・スイス・ロマンド ヴォー州基金 カナル・プリュス フランス国立映画センター (CNC) |
配給 |
ヴェガ・プロデュクシオン プレノン・アッシュ |
公開 |
2000年12月27日 2001年8月27日 モントリオール世界映画祭 2001年9月10日 トロント国際映画祭 2002年4月27日 |
上映時間 | 74分 |
製作国 |
フランス スイス |
言語 |
フランス語 英語 |
『そして愛に至る』(-あいにいたる、仏語: Après la réconciliation、「和解の後で」の意)は、2000年(平成12年)製作・公開、アンヌ=マリー・ミエヴィル監督によるフランス・スイス合作の長篇劇映画である。
略歴・概要
[編集]1973年(昭和48年)以来、映画作家ジャン=リュック・ゴダールの公私にわたる長年のパートナーとして、ゴダールとともに数々の共同監督作品を生み出し、製作会社ペリフェリアを経営してきたミエヴィルが、ゴダールとともにメインキャストとして出演し、単独で監督したのが本作である。本作はミエヴィルの単独監督作第4作である。
1970年(昭和45年)に、当時アンヌ・ヴィアゼムスキーを妻とし、ジガ・ヴェルトフ集団をジャン=ピエール・ゴランとともに主宰していたゴダールと出逢ったミエヴィルは、歌手から写真家に転身した[1]人物であり、1975年(昭和50年)にゴダールと共同監督した『うまくいってる?』には主演しており、本作では、100本になんなんとする出演作をもつゴダールと互角に女優をつとめた。
本作では、さまざまな主題が語られるが、ストーリーの感情の焦点に、パートナーの他者との恋愛問題が置かれている。1996年(平成8年)に振り切られる形で終止符を打った、『フォーエヴァー・モーツアルト』に出演した女優ベランジェール・アローへのゴダールの恋愛的執着との関係が伺われる[2]。
日本では、ゴダールが同時期に発表した映画『愛の世紀』(1999年)が2002年(平成14年)4月13日に公開され、そのちょうど2週後の同年4月27日に公開された。同年10月18日には、紀伊國屋書店から『愛の世紀』と2枚組でDVDが発売されたが、現在はすでに廃盤である。
スタッフ・作品データ
[編集]- 監督・脚本・編集 : アンヌ=マリー・ミエヴィル
- 撮影 : クリストフ・ボーカルヌ
- 録音 : フランソワ・ミュジー
- 美術 : ドミニク・ルボー
- 衣裳 : フローレンス・サドーヌ、マイカ・ゲゼル
- 音楽 : レスター・ボウイ、キース・ジャレット、アルヴォ・ペルト、ドミートリイ・ショスタコーヴィチ、トマシュ・スタンコ、カミーユ・サン=サーンス
- プロデューサー : アラン・サルド、ルート・ヴァルトブルゲール
- 製作主任 : ジャン=ポール・バッタジア
- 製作 : アッヴェントゥーラ・フィルム、ヴェガ・フィルム、ペリフェリア、テレヴィジオン・スイス・ロマンド、ヴォー州基金、カナル・プリュス、フランス国立映画センター (CNC)
キャスト
[編集]- アンヌ=マリー・ミエヴィル - 女役
- ジャン=リュック・ゴダール - ロベール役
- クロード・ペロン - カトス役
- ジャック・スピセール - アルチュ—ル役
- グザヴィエ・マルシャン
ストーリー
[編集]女(アンヌ=マリー・ミエヴィル)がパリに戻ってくる。友人のカトス(クロード・ペロン)、女の夫であるロベール(ジャン=リュック・ゴダール)と3人で、さまざまな主題についての議論をする。女は買い物に出かけ、つかの間の不在の隙に、カトスはロベールを誘惑するが、ロベールはそれに応じなかった。
女は、帰ってくるが、アルチュール(ジャック・スピセール)という男といっしょだった。4人で再び会話を始めるが、やがて口論となり、アルチュールはその場を立ち去る。カトスが去って、夫婦2人きりとなったとき、女はアルチュールとの恋を告白する。ロベールは泣いてしまう。女はロベールを抱きしめる。
女とロベールが劇場に行くと、偶然、カトスとアルチュールがいっしょに来ているところに出遭う。4人はまた、議論を始めるのであった。