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はやしお (潜水艦・初代)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
はやしお
基本情報
建造所 新三菱重工業神戸造船所
運用者  海上自衛隊
艦種 通常動力型潜水艦
級名 はやしお型
艦歴
計画 昭和34年度計画
発注 1959年
起工 1960年6月6日
進水 1961年7月31日
就役 1962年6月30日
除籍 1977年7月25日
除籍後 1977年11月、江田島町の古沢鋼材で解体
要目
排水量 基準 765t
満載 926t
全長 59.0m
最大幅 6.48m
深さ 6.4m
吃水 4.05m
機関 ディーゼル・エレクトリック方式
三菱神戸/ズルツアー 6LDA 25Bディーゼルエンジン × 2基
富士電機 SG-2発電機 × 2基
三菱電機 SM-2電動機 × 2基
SCA-36W蓄電池 × 240個
推進 スクリュープロペラ × 2軸
出力 水上 900PS
水中 2,320PS
速力 水上 14kt
水中 11kt
燃料 50t(常備)
航続距離 巡航10ktで4,000海里
潜航深度 150m程度
乗員 43名
兵装 56式533mm魚雷発射管 × 3門
レーダー ZPS-2 水上
ソナー JQS-2 アクティブ
JQO-3 パッシブ
JQO-4 パッシブ
探索装置・
その他装置
56式3型 潜望鏡
電子戦
対抗手段
ZLR-1 ESM
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はやしおローマ字JDS Hayashio, SS-521)は、海上自衛隊潜水艦はやしお型潜水艦の1番艦。艦名は流速の早い潮流の意である早潮から由来し、この名を受け継いだ日本の艦艇としては、旧海軍陽炎型駆逐艦早潮」に続き2代目にあたる。

艦歴

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「はやしお」は、第1次防衛力整備計画に基づく昭和34年度計画潜水艦8701号艦として、新三菱重工業神戸造船所で1960年6月6日に起工され、1961年7月31日に進水、1962年6月30日に就役し、呉地方隊に編入された。

1962年8月1日、呉地方隊隷下に第1潜水隊が新編され、編入された。

1963年3月1日、第1潜水隊が自衛艦隊隷下に編成替え。

1964年6月2日から8月19日までの間、「わかしお」とともにハワイ派遣訓練に参加。

1965年2月1日、第1潜水隊が自衛艦隊隷下に新編された第1潜水隊群隷下に編成替え。

1970年5月20日午後6時40分頃、鹿児島県種子島東方約30キロの水域で潜航訓練中に大型商船と接触し、潜望鏡を損傷した[1]

1977年7月25日、除籍。除籍までの総航程は151,073.5海里、潜航時数は10,014時間53分、潜航回数は2,725回、スノーケル時数は3,873時間15分であった。

歴代艦長

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歴代艦長(特記ない限り2等海佐
氏名 在任期間 出身校・期 前職 後職 備考
1 武藤敏雄         波号第二百五潜水艦
元艦長(艤装員長)
2 宗像照彦         3等海佐
3 加納晃二         3等海佐
4 竹村 剛         3等海佐
5 田中 守         3等海佐
6 合田 剛         3等海佐
7 中田泰治         3等海佐
8 鈴木富士雄         3等海佐
9 森 茂夫         3等海佐
10 伊藤和賢       3等海佐
11 清水 信         3等海佐
12 佐藤 雅         3等海佐
13 橋本金平          3等海佐

関連項目

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脚注

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  1. ^ 「海上自衛隊ニュース」『世界の艦船』第154号、海人社、1970年6月、41頁。 

参考文献

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  • 石橋孝夫『海上自衛隊全艦船 1952-2002』(並木書房、2002年)
  • 世界の艦船 増刊第66集 海上自衛隊全艦艇史』(海人社、2004年)