アザミ嬢のララバイ
「アザミ嬢のララバイ」 | ||||||||||
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中島みゆき の シングル | ||||||||||
初出アルバム『私の声が聞こえますか』 | ||||||||||
B面 | さよならさよなら | |||||||||
リリース | ||||||||||
規格 | 7インチシングル盤 | |||||||||
ジャンル | ニューミュージック | |||||||||
時間 | ||||||||||
レーベル |
キャニオン・レコード AARD-VARK | |||||||||
作詞・作曲 | 中島みゆき | |||||||||
プロデュース | YAMAHA Music Foundation | |||||||||
チャート最高順位 | ||||||||||
中島みゆき シングル 年表 | ||||||||||
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「アザミ嬢のララバイ」(アザミじょうのララバイ)は、中島みゆきのデビュー・シングル。1975年9月25日にキャニオン・レコードよりリリース(レーベルはAARD-VARK)。規格品番:AV-69。
解説
[編集]3⁄4拍子のワルツである[注釈 1]。1stアルバム『私の声が聞こえますか』にはアレンジ違いのアルバムバージョンが収録された。
本作発表・発売前の1972年に「フォーク音楽祭全国大会」に出場し「あたし時々おもうの」で入賞しており、この時の音源は大会実況版としてLP化、発売されている[注釈 2]。そのような経緯もあり、レコード・デビューとプロ・デビューは年月が異なるが、本格的なデビューとしては本作から起算されている。
発売前に、父親が脳溢血で倒れ昏睡状態で病院に運ばれたため、中島本人は宣伝活動ができなかった[2]。
オリジナル7インチシングル盤の歌詞カードには中島のプロフィールと、本作を制作した時の心境(「ララバイ」について一言)、及び「アザミ」についての一言が記載されている。
編曲家として活動している、船山基紀のデビュー作である[3]。
今作のリリースから31年後の2006年に発表されたアルバム『ララバイSINGER』収録曲の「ララバイSINGER」は、この曲のサビを使っている。
2010年に毎日放送で放映された深夜テレビドラマ『アザミ嬢のララバイ』のテーマ曲に採用された[4]。
2022年11月28日にこのシングルは、ヤマハミュージックコミュニケーションズにより、ジャケット画像は7インチシングル盤でデジタル・ダウンロード配信された。
テレビ番組での披露
[編集]1978年に「わかれうた」がヒットした際、『夜のヒットスタジオ』に出演。本作と「わかれうた」を披露した。
収録曲
[編集]- アザミ嬢のララバイ(3分40秒)
- 作詞・作曲:中島みゆき 編曲:船山基紀
- さよならさよなら(2分40秒)
- 作詞・作曲:中島みゆき 編曲:船山基紀
カバー
[編集]- 内藤やす子(1976年、アルバム『すきま風』)
- 研ナオコ(1978年、アルバム『NAOKO VS MIYUKI (研ナオコ、中島みゆきを唄う)』)
- 柏原芳恵(1984年、アルバム『最愛』)
- 香西かおり(1992年、アルバム『綴織百景VOL.2 花』)
- 藤田恵美(2008年、アルバム『ココロの食卓 〜おかえり愛しき詩たち〜』)
- 清春(2019年、アルバム『Covers』)
- 工藤静香 (2021年、アルバム『青い炎』)
その他
[編集]- テレビドラマ『探偵物語』第6話「失踪者の影」で、挿入歌として使用されている。
- テレビドラマ『あぶない刑事』第9話「迎撃」で、脱走犯に追い詰められた松村優子(木の実ナナ)がこの曲を口ずさんでいる。
- テレビドラマ『やすらぎの郷』第76話と第78話で、榊原アザミに関するシーンでシングル版が使用されている。
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ オリコンランキング情報サービス you大樹
- ^ “中島みゆきの「時代」が第6回「世界歌謡祭」で堂々のグランプリに輝いた日”. TAP the POP (2016年11月15日). 2021年11月19日閲覧。
- ^ “2700曲もアレンジした人気編曲家・船山基紀、最初の一曲は超有名アーティストのデビュー曲だった”. 日刊SPA! (2019年11月14日). 2020年10月15日閲覧。
- ^ “アザミ嬢のララバイ”. テレビドラマデータベース. 2020年10月15日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 中島みゆき オフィシャルサイトによる紹介ページ