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36.5℃

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『36.5℃』
中島みゆきスタジオ・アルバム
リリース
ジャンル ニューミュージック
シンセポップ
ロック[1]
時間
レーベル キャニオン・レコード
AARD-VARK
プロデュース 甲斐よしひろmiss M.
チャート最高順位
中島みゆき アルバム 年表
中島みゆき THE BEST
(1986年)
36.5℃
(1986年)
歌暦
(1987年)
『36.5℃』収録のシングル
  1. あたいの夏休み
    (シングル・ヴァージョン)」

    リリース: 1986年6月5日
  2. 見返り美人
    (シングル・ヴァージョン)」

    リリース: 1986年9月21日
  3. やまねこ
    c/w シーサイド・コーポラス」

    リリース: 1986年11月21日
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36.5℃』(さんじゅうろくてんごどシー)は、1986年11月12日に発売された中島みゆきの14作目のオリジナルアルバムである。

キャッチコピーは『愛が、あぶない』。

制作

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甲斐バンド甲斐よしひろプロデューサーに迎えて制作され、レコーディングにスティーヴィー・ワンダーや、久石譲が参加している。

先行シングルである「あたいの夏休み」にスティーヴィーが参加した以外は、基本的に国内でレコーディングされたが、アルバムのミキシングマスタリングは海外で行われた。マスタリングを手掛けたのはニューヨーク、スターリング・サウンド・スタジオのエンジニアであるテッド・ジェンセン。ミキシングは同じくニューヨークのパワー・ステーション・スタジオにて、ラリー・アレキサンダーの手によって行われている。

アルバムジャケット

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ジャケットの手は甲斐よしひろと中島みゆき本人である。

リリース

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1986年11月12日キャニオン・レコードAARD-VARKレーベルから、LPCTCDの3形態でリリースされた。

現行盤のCDは2018年ヤマハミュージックコミュニケーションズから発売された。

2013年、Tom Bakerにより新たにデジタルリマスタリングされたCDがクリスタルディスクにて発売された(規格品番:YMPCD-10023)。

収録曲

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LPレコード

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A面
全作詞・作曲: 中島みゆき
#タイトル作詞作曲・編曲編曲時間
1.あたいの夏休み中島みゆき中島みゆき後藤次利
2.最悪中島みゆき中島みゆき久石譲
3.F.O.中島みゆき中島みゆき椎名和夫
4.毒をんな中島みゆき中島みゆき椎名和夫
合計時間:
B面
全作詞・作曲: 中島みゆき。
#タイトル作詞作曲・編曲編曲時間
1.シーサイド・コーポラス中島みゆき中島みゆき 
2.やまねこ中島みゆき中島みゆき船山基紀
3.HALF中島みゆき中島みゆき椎名和夫
4.見返り美人中島みゆき中島みゆき萩田光雄
5.白鳥の歌が聴こえる中島みゆき中島みゆき久石譲
合計時間:

CD

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CD
全作詞・作曲: 中島みゆき。
#タイトル作詞作曲・編曲編曲時間
1.あたいの夏休み中島みゆき中島みゆき後藤次利
2.最悪中島みゆき中島みゆき久石譲
3.F.O.中島みゆき中島みゆき椎名和夫
4.毒をんな中島みゆき中島みゆき椎名和夫
5.シーサイド・コーポラス中島みゆき中島みゆき 
6.やまねこ中島みゆき中島みゆき船山基紀
7.HALF中島みゆき中島みゆき椎名和夫
8.見返り美人中島みゆき中島みゆき萩田光雄
9.白鳥の歌が聴こえる中島みゆき中島みゆき久石譲
合計時間:

楽曲解説

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  1. あたいの夏休み
  2. 最悪
  3. F.O.
  4. 毒をんな
  5. シーサイド・コーポラス
    • 中島みゆき自身が弾くアコースティック・ギターに乗せて唄われるシンプルな小品。それ故に本作中唯一編曲者が存在しない作品でもある。
    • タイトルは、過去に実在した同名のアパートから拝借したもので、中島は「取り壊しが決まったので、早く発表したかった」と語っている[2]
    • アルバムに収録されているのは1コーラスだけで終わる1分半のエディット・バージョンだが、シングル『やまねこ』のカップリングには2番目まで演奏されているフル・バージョンが収録されている。なお、シングル盤のこの曲の最後には、「中島『こんなもんでどうかな?』、男性『うん!』、中島『うん!』」という会話が入っている。
  6. やまねこ
    • アルバムの発表直後にシングルカットされ、オリコンチャートで最高43位を記録した。
  7. HALF
  8. 見返り美人
    • 1986年9月にシングルとして発売され、オリコンのシングルチャートで最高18位を記録した作品。アルバムに収録されているのはシングルとは違うアルバムバージョン。当初は中森明菜に提供される予定だったが、その計画は頓挫したという。最初は「見返美人」というタイトルにするつもりだったが、誤字と思われないようにとの配慮から、「見返美人」のタイトルになったという経緯がある[3]1991年発売のシングル「トーキョー迷子」のカップリングには瀬尾一三アレンジによるリメイク・バージョンが収録されている。
  9. 白鳥の歌が聴こえる

演奏者

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あたいの夏休み

最悪

  • Synthesizer:瀬川英二
  • Guitar:北島健二
  • Sumpling Guitar:田中一郎
  • Backing Vocals:比山清・木戸恭弘・中島みゆき
  • Synthesizer Programming, Sequencer Programming and Drum Machine Programming:久石譲
  • Synthesizer Programming and Sequencer Programming:福岡保子

F.O.

毒をんな

  • Synthesizer:上綱克彦
  • Guitar:北島健二
  • Bass:岡沢章
  • Drums:上原裕
  • Soprano Sax:Jake H. Concepcion
  • Synthesizer Programming and Sequencer Programming:椎名和夫
  • Synthesizer Programming:河合雅人

シーサイド・コーポラス

  • Acoustic Guitar:中島みゆき

やまねこ

HALF

  • A.Piano and E.Piano:上綱克彦
  • Synthesizer:難波正司
  • Guitar:北島健二
  • Bass:伊藤広規
  • Drums:青山純
  • Alto Sax:Jake H. Concepcion
  • Percussion:浜口茂外也
  • Backing Vocals:EVE
  • Synthesizer Programming and Sequencer Programming:椎名和夫
  • Synthesizer Programming:河合雅人

見返り美人

白鳥の歌が聴こえる

  • Synthesizer:瀬川英二
  • Guitar:北島健二
  • Bass:美久月千晴
  • Backing Vocals:杉本和世
  • Synthesizer Programming, Sequencer Programming and Drum Machine Programming:久石譲
  • Chorus Arrangment:椎名和夫

脚注

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  1. ^ 中島みゆき* - 36.5℃”. Discogs. 2019年10月23日閲覧。
  2. ^ 「決定版中島みゆき全シングル解説」『月刊カドカワ 1992年11月号 総力特集 中島みゆき『いくつもの朝を迎えて』』、角川書店、1992年11月、62頁。 
  3. ^ 「決定版中島みゆき全シングル解説」『月刊カドカワ 1992年11月号 総力特集 中島みゆき『いくつもの朝を迎えて』』、角川書店、1992年11月、61-62頁。 

外部リンク

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