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アルフォンソ・ジョンソン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
アルフォンソ・ジョンソン
Alphonso Johnson
アルフォンソ・ジョンソン(1977年)
基本情報
生誕 (1951-02-02) 1951年2月2日(73歳)
出身地 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
ペンシルベニア州フィラデルフィア
ジャンル フュージョン
ジャズ
ファンク
職業 ベーシスト
作曲家
教育者
担当楽器 アコースティックベース
エレクトリックベース
チャップマン・スティック
活動期間 1970年 -
レーベル エピック・レコード
CBSレコード
共同作業者 ウェザー・リポート
ボビー&ザ・ミッドナイツ
Jazz Is Dead
サンタナ
公式サイト www.embamba.com

アルフォンソ・ジョンソン英語: Alphonso Johnson1951年2月2日 - )は、アメリカジャズベーシスト1970年代初頭に頭角を現して以来、影響を与え続けている。

経歴

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アメリカ合衆国ペンシルベニア州フィラデルフィアに生まれる。ジョンソンは、最初はアップライトベースの演奏者だったが、10代後半でエレクトリックベース奏者に転身している[1]。プロとして1970年代初頭に演奏活動を始めるが、コントラバスの奏者としての経験を生かした技術を取り入れ、エレクトリック・ベースを滑らかに、かつすばらしく弾きこなした[1]。ジャズ・ミュージシャン何人かとセッションをした後、ウェザー・リポートに加入することになるが[1]、それは、バンド創立時のメンバーの一人であるミロスラフ・ヴィトウスの後を継ぐということであった。ジョンソンの演奏はウェザー・リポートのアルバム『ミステリアス・トラヴェラー』(1974年)では収録された2曲、「Cucumber Slumber」と「Scarlet Woman」で聴くことができる。ジョンソンはさらにもう2枚のアルバムに参加している。『テイル・スピニン』(1975年)と『ブラック・マーケット』(1976年)である。その後、彼はドラマーのビリー・コブハムと合流するため、バンドを辞めることになる。[1]1976年から77年にかけて、ジョンソンはバンド・リーダーとして、エピック・レコードから3枚のソロ・アルバムを出している。その内容はフュージョンファンク・スタイルの音楽であった。

ジョンソンは、チャップマン・スティックを公の場で使用した初期のミュージシャンの一人である。チャップマン・スティックに精通していたことから、1977年にギタリストのスティーヴ・ハケットが辞めた後のジェネシスに加入するよう誘われている。彼にとっては大きな利益をもたらす仕事であったが、彼はギタリストというよりはベーシストであったため、彼の友人で元Sweetbottomのギタリストでありセッション・ミュージシャンでもあったダリル・ステューマーを代わりに推薦している。ダリルは、1993年までジェネシスのツアーバンドのギタリストを務めた。また、2007年のリユニオン・ツアーにも参加している。

1980年、ジョンソンは、フィル・コリンズのファースト・ソロ・アルバムである『夜の囁き』に参加した2人のベーシストのうちの一人である(もう一人はジョン・ギブリン)。

1982年初頭、ジョンソンはグレイトフル・デッドのメンバーであるボブ・ウェアのサイド・プロジェクトである「ボビー&ザ・ミッドナイツ」に参加している。

1983年ジェフリー・オズボーンのアルバム『ステイ・ウィズ・ミー・トゥナイト』に参加し、タイトル曲がヒットしている。

1985年、ラテン・ロック・バンドのサンタナ1989年まで参加している。

1996年スティーヴ・ハケットのアルバム『ジェネシス・リヴィジテッド』の収録曲「Dance on a Volcano」「Fountain of Salmacis」でベースを演奏している。

1996年後半、作曲家でありサックス奏者でもあるウェイン・ショーター、ピアニストのジム・ビアード、ドラマーのロドニー・ホームズ、ギタリストのディヴィッド・ギルモア達と一緒にヨーロッパ日本でツアーを行っている。

2000年、グレイトフル・デッドのフィル・レッシュに代わって1982年以来、再度ボブ・ウェアと合流し「The Other Ones」ツアーに参加している。ジョンソンはまた、「Jazz Is Dead」というバンドでビリー・コブハムと共に、グレイトフル・デッドの曲をフュージョンのスタイルでも演奏している。

2011年秋、カリフォルニア州立大学ノースリッジ校の音楽学部で音楽教育を教えている。

使用機材

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エレクトリック・ベース

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  • Lobue Custom
  • Warwick Alphonso Johnson Signature Fretted and Fretless
  • Warwick Infinity
  • 5 String Modulus Fretted and Fretless Bass

アコースティック・ベース

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  • Washburn AB45

ディスコグラフィ

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リーダー・アルバム

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  • 『ムーンシャドウズ』 - Moonshadows (1976年、Epic)
  • 『幻想夢譚』 - Yesterday's Dreams (1976年、Epic)
  • 『スペルバウンド』 - Spellbound (1977年、Epic)

参加アルバム

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エルメート・パスコアール

  • 『スレイヴス・マス』 - Slave Mass (1977年)

アブラクサス・プール

  • 『アブラクサス・プール』 - Abraxas Pool (1997年)

ロッド・アージェント

  • 『ムーヴィング・ホーム』 - Moving Home (1978年)

ビリー・コブハムジョージ・デューク・バンド

  • 『ライヴ』 - Live on Tour in Europe (1976年、Atlantic)

チェット・ベイカー

  • 『ユー・キャント・ゴー・ホーム・アゲイン』 - You Can't Go Home Again (1977年)

ディー・ディー・ブリッジウォーター

  • 『シーフ・イン・ザ・ナイト』 - Just Family (1977年)

ジョージ・ケイブルス

  • Shared Secrets (2001年、MuseFX)

フィル・コリンズ

フランク・ギャンバレ

  • パッセージ』 - Passages (1994年)
  • 『シンキング・アウト・ラウド』 - Thinking Out Loud (1995年)

スティーヴ・ハケット

エディ・ヘンダーソン

  • 『サンバースト』 - Sunburst (1975年)

ジェフリー・オズボーン

  • 『ステイ・ウィズ・ミー・トゥナイト』 - Stay With Me Tonight (1983年)

フローラ・プリム

  • 『オープン・ユア・アイズ・ユー・キャン・フライ』 - Open Your Eyes You Can Fly (1976年)

サンタナ

  • 『ビヨンド・アピアランス』 - Beyond Appearances (1985年)
  • 『フリーダム』 - Freedom (1987年)
  • 『スピリッツ・ダンシング』 - Spirits Dancing in the Flesh (1990年)

ウェザー・リポート

ボブ・ウェア

  • 『ボビー&ザ・ミッドナイツ』 - Bobby and the Midnites (1981年)
  • Where the Beat Meets the Street (1984年)

脚注

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  1. ^ a b c d Yanow, Scott. “Alphonso Johnson: Biography”. Allmusic. 15 July 2011閲覧。

外部リンク

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