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インプリント

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

インプリント(: imprint)とは、出版業界においては、出版社が用いる商号(出版する際に用いるブランド)である[R 1]。 大手出版社が中小規模の出版社を買収して傘下に収めつつ企業グループを形成し、合併や買収された出版社は名前をインプリントとして維持しつつ出版活動を続ける。

物流決済システムといったインフラストラクチャーの効率は共同で利用するほど高まる。 日本のような取次システムを持たない欧米の出版業界では、商品の物流や代金の決済および取引先の与信管理などを出版社が行うため、中小の出版社が大手のそれの仕組みを共用するインプリント化が進行した[R 2]。 大きな出版社は出版物の内容によって複数のインプリントを使い分けている。

出版社とインプリント

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ここでは、規模の大きい系列順に[R 3]、主要なインプリントを列挙する[A 1]。 各インプリントには、下記には記載されていない無数のインプリントも連なる。

その詳細は各々の項目を参照されたい。

Penguin Random House
Hachette Livre
HarperCollins
Macmillan Publishers
Houghton Mifflin Harcourt
Scholastic
John Wiley & Sons (Wiley)
Oxford University Press
Disney Publishing Worldwide
Workman Publishing
Sterling Publishing
Abrams Books

日本

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日本では、吸収した出版社のレーベル名だけを存続させたり、子会社として出版社を存続させて流通・出版営業は親会社が代行する(いわゆる口座貸し)という形態をとるため、インプリントを活用している事例は少ない。 ただし電子書籍専門の出版社においては、レーベル名の代用としてインプリントが使われる事例が多い。

註釈·出典

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  1. ^ もちろんながら、それ以外にもインプリントが存在する。
  1. ^ Unterschied zwischen Verlag und Impressum” (ドイツ語). 2020年11月9日閲覧。
  2. ^ 【出版時評】インプリント時代の到来か」『文化通信デジタル』文化通信社、2019年11月11日。
  3. ^ Stacey Donovan. “The “Big 5” Trade Publishers and Their Imprints” (英語). Book Editing Associates. 2020年11月9日閲覧。
  4. ^ Pearson” (英語). Pearson. 2021年12月31日閲覧。
  5. ^ Bertelsmann” (ドイツ語). Bertelsmann. 2021年12月31日閲覧。
  6. ^ Longman Dictionary of Contemporary English | LDOCE” (英語). Pearson Education. 2021年12月31日閲覧。
  7. ^ Lagardère” (フランス語). Lagardère. 2021年12月31日閲覧。
  8. ^ News Corp” (英語). News Corp. 2021年12月31日閲覧。
  9. ^ Collins Online Dictionary” (英語). HarperCollins Publishers. 2021年12月31日閲覧。
  10. ^ Georg von Holtzbrinck” (ドイツ語). Georg von Holtzbrinck. 2021年12月31日閲覧。
  11. ^ Macmillan Dictionary” (英語). Macmillan Publishers. 2021年12月31日閲覧。
  12. ^ Oxford Learner's Dictionaries” (英語). Oxford University Press. 2021年12月31日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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