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ウエスタンダンサー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ウエスタンダンサー
2009年2月8日 京都競馬場
欧字表記 Western Dancer
品種 サラブレッド
性別
毛色 鹿毛
生誕 2004年2月24日(20歳)
登録日 2006年4月6日
抹消日 2011年4月14日
デヒア
ウエスタンローズ
母の父 オペラハウス
生国 日本の旗 日本北海道静内町
生産者 北西牧場
馬主 西川賢
調教師 崎山博樹栗東
調教助手 前川恭子[1]
競走成績
生涯成績 30戦6勝
獲得賞金 1億1309万7000円
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ウエスタンダンサーとは日本競走馬繁殖牝馬である。おもな勝ち鞍は2008年京阪杯

経歴

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体質の弱さからデビューは遅れ2007年4月の3歳未勝利戦となる。続く2走目で初勝利を記録、同時にこの勝利は同馬を管理する崎山博樹調教師の通算300勝となった。

その後は脚部を考慮されダート短距離戦を中心に使われ続けたが、3歳後半より徐々にレースにも出走するようになる。

2008年4歳になり、夏の小倉でレコードにコンマ1秒となるタイムで勝利、秋には人気薄ながら条件特別を連勝するなど本格化の兆しを見せ始める。

昇級初戦となる京洛ステークスでは重賞未勝利ながら上位人気の支持を受け2着と好走、続く京阪杯では早め先頭から好位抜け出し重賞初制覇となる。

2009年5歳になり、デビュー以来初めて1番人気に支持を受けたシルクロードステークスで重賞連覇を目論むも、実質的なトップハンデ56キロに泣き15着と大敗を喫した。迎えた大一番の高松宮記念でも見せ場を作れず12着に終わった。その後、中1週で挑んだ阪神牝馬ステークスでは最後の直線で一旦先頭に並ぶものの後退して7着に敗れた。続く京王杯スプリングカップでは大外枠から先行集団でレースを進めたが、直線で後退して10着に敗れた。続くCBC賞では道中5番手でレースを進めたが、直線で失速してブービーの17着と大敗した。続く函館スプリントステークスでは後方待機策もブービーの15着と大敗した。続くUHB杯では先行集団でレースを進めるも失速し8着に敗れた。続くキーンランドカップでは中団待機も伸び切れず12着と惨敗した。

6歳となった2010年中京競馬場の改修工事の為京都競馬場で行われたCBC賞から復帰、新人の高倉稜騎手とのコンビで道中先団でレースを進めたが直線で失速し15着に敗れた。

7歳となった2011年は淀短距離ステークスで復帰、道中2番手追走も直線で失速し11着と大敗。続くシルクロードステークスでは14着、千葉ステークスでは15着、阪神牝馬ステークスでは14着に終わった。4月14日付で競走馬登録を抹消して引退[2]。生まれ故郷の北西牧場に戻って繁殖牝馬となる。

競走成績

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年月日 競馬場 競走名 頭数 オッズ
(人気)
着順 騎手 斤量 距離(馬場) タイム
(上り3F)
タイム
勝ち馬/(2着馬)
2007 4. 14 阪神 3歳未勝利 16 005.2 0(4人) 05着 内田浩一 54 ダ1200m(良) 1:13.5(38.5) 0.8 ウィキウィキ
4. 28 新潟 3歳未勝利 15 004.1 0(2人) 01着 内田浩一 54 ダ1200m(良) 1:13.0(38.7) -0.3 (ブラックプラネット)
5. 27 中京 3歳500万下 16 003.8 0(2人) 01着 内田浩一 54 ダ1000m(良) 0:59.6(36.8) -0.4 (ティムガッド)
6. 17 阪神 出石特別 1000万下 16 019.3 0(7人) 10着 内田浩一 52 ダ1200m(良) 1:12.8(38.6) 1.1 スリープレスナイト
11. 17 福島 秋保特別 1000万下 16 005.6 0(4人) 16着 内田浩一 54 ダ1150m(良) 1:10.4(38.8) 1.9 (ローレルウェルシュ)
12. 8 阪神 3歳上1000万下 15 012.4 0(5人) 13着 内田浩一 54 ダ1200m(良) 1:13.7(39.6) 2.0 カシノエスケイプ
12. 23 中山 ハッピーエンドC 1000万下 15 050.1 (11人) 04着 川田将雅 54 芝1200m(稍) 1:10.1(35.9) 0.2 リキサンファイター
2008 1. 20 小倉 エクセル博多開設記念 1000万下 18 015.1 0(7人) 04着 内田浩一 53 芝1200m(不) 1:10.0(37.7) 0.4 ユメノオーラ
2. 3 小倉 紫川特別 1000万下 18 005.3 0(3人) 03着 内田浩一 55 芝1200m(不) 1:11.8(36.5) 0.4 シュガーヴァイン
2. 16 京都 宇治川特別 1000万下 16 022.4 0(9人) 16着 内田浩一 56 芝1400m(良) 1:25.1(37.5) 2.6 スーパーワシントン
3. 22 中京 鈴鹿特別 1000万下 18 007.0 0(4人) 13着 和田竜二 55 芝1200m(良) 1:09.5(36.1) 1.3 キッスアンドライド
7. 20 小倉 3歳上500万下 13 003.4 0(2人) 01着 岩田康誠 55 ダ1000m(稍) 0:57.2(34.7) -0.4 (レッドキャタピラー)
8. 31 札幌 3歳上1000万下 12 006.6 0(3人) 09着 岩田康誠 57 ダ1000m(良) 0:59.3(36.6) 0.8 リボンノキシ
9. 21 阪神 仲秋特別 1000万下 16 017.0 0(9人) 01着 川田将雅 55 芝1200m(稍) 1:10.5(36.1) 0.0 (ワンダークラフティ)
10. 26 京都 桂川S 1600万下 18 036.5 (13人) 01着 松岡正海 55 芝1200m(良) 1:08.5(34.3) -0.1 (ビーチアイドル)
11. 8 京都 京洛S OP 18 006.4 0(2人) 02着 川田将雅 53 芝1200m(良) 1:07.9(33.4) 0.1 スプリングソング
11. 29 京都 京阪杯 GIII 18 009.6 0(4人) 01着 川田将雅 54 芝1200m(良) 1:08.1(33.3) -0.1 ファリダット
2009 2. 8 京都 シルクロードS GIII 16 004.9 0(1人) 15着 川田将雅 56 芝1200m(良) 1:09.6(35.6) 1.1 アーバンストリート
3. 29 中京 高松宮記念 GI 18 045.1 (13人) 12着 川田将雅 55 芝1200m(良) 1:08.9(35.6) 0.9 ローレルゲレイロ
4. 11 阪神 阪神牝馬S GII 18 026.0 0(9人) 07着 川田将雅 55 芝1400m(良) 1:22.3(35.2) 0.9 ジョリーダンス
5. 17 東京 京王杯SC GII 18 071.6 (15人) 10着 蛯名正義 55 芝1400m(良) 1:21.0(34.4) 0.4 スズカコーズウェイ
6. 14 中京 CBC賞 GIII 17 017.3 (10人) 17着 川田将雅 55 芝1200m(良) 1:09.7(35.4) 1.7 プレミアムボックス
7. 5 札幌 函館SS GIII 16 026.1 (10人) 15着 北村友一 54 芝1200m(良) 1:09.5(34.8) 1.0 グランプリエンゼル
8. 2 札幌 UHB杯 OP 16 080.0 (13人) 08着 池添謙一 54 芝1200m(良) 1:09.1(34.9) 0.4 ピサノパテック
8. 30 札幌 キーンランドC GIII 16 113.3 (15人) 12着 古川吉洋 54 芝1200m(良) 1:09.9(35.5) 1.5 ビービーガルダン
2010 6. 13 京都 CBC賞 GIII 18 078.0 (17人) 15着 高倉稜 53 芝1200m(稍) 1:10.6(35.9) 1.7 ヘッドライナー
2011 1. 10 京都 淀短距離S OP 16 141.5 (15人) 11着 高倉稜 56 芝1200m(良) 1:09.7(36.0) 0.9 ショウナンカザン
1. 29 京都 シルクロードS GIII 16 193.8 (15人) 14着 川田将雅 52 芝1200m(良) 1:09.3(34.1) 1.1 ジョーカプチーノ
2. 26 中山 千葉S OP 15 205.3 (12人) 15着 F.ベリー 54 ダ1200m(良) 1:14.0(39.3) 4.2 ティアップワイルド
4. 9 阪神 阪神牝馬S GII 18 261.4 (17人) 14着 柴田善臣 55 芝1400m(良) 1:22.0(35.8) 1.6 カレンチャン

繁殖成績

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生年 馬名 毛色 馬主 厩舎 戦績 供用 出典
初仔 2013年 ウエスタンビジュー 鹿毛 エンパイアメーカー 西川賢 栗東・崎山博樹 16戦2勝 (繁殖) [3]
2番仔 2014年 ミッキーワイン 鹿毛 ダイワメジャー 野田みづき 美浦菊沢隆徳 9戦2勝 (引退) [4]
3番仔 2015年 マローネメタリコ 栗毛 ヘニーヒューズ 柏瀬金之介 美浦・萩原清 17戦3勝 (繁殖) [5]
4番仔 2016年 ダンサーバローズ 栗毛 オルフェーヴル 猪熊広次 栗東・矢作芳人
大井・森下淳平
16戦3勝 (引退) [6]
5番仔 2017年 サトノガイア 鹿毛 マジェスティックウォリアー (株)サトミホースカンパニー 栗東・高橋亮 17戦3勝 (繁殖) [7]
6番仔 2018年 ダノンマヴロス 鹿毛 ブラックタイド (株)ダノックス
→組)志士十二組合
美浦・田中博康
高知・細川忠義
43戦2勝 (現役) [8]
7番仔 2019年 ミッキーエイト 栗毛 アドマイヤムーン 野田みづき 美浦・久保田貴士 9戦1勝 (引退) [9]
8番仔 2020年 ダノンダンサー 鹿毛 ルーラーシップ (株)ダノックス
→組)志士十二組合
美浦・大竹正博
→高知・宮川真衣
14戦8勝 (現役) [10]
9番仔 2021年 サトノセレナーデ 鹿毛 ドゥラメンテ 里見治 美浦・宮田敬介
北海道・田中淳司
3戦3勝 (現役) [11]
10番仔 2024年 ウエスタンダンサーの2024 栗毛 サトノダイヤモンド [12]
  • 2024年10月6日現在

血統表

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ウエスタンダンサー血統ヴァイスリージェント系Northern Dancer4x4=12.50%、Bold Ruler4x5=9.38%) (血統表の出典)

*デヒア
Dehere
1991 鹿毛
父の父
Deputy Minister
1979 黒鹿毛
Vice Regent Northern Dancer
Victoria Regina
Mint Copy Bunty' Flight
Shakney
父の母
Sister Dot
1985 鹿毛
Secretariat Bold Ruler
Somethingroyal
Sword Game Damascus
Bill and I

ウエスタンローズ
1996 鹿毛
*オペラハウス
Opera House
1988 鹿毛
Sadler's Wells Northern Dancer
Fairy Bridge
Colorspin High Top
Reprocolor
母の母
*ミュージカルラーク
Musical Lark
1983 鹿毛
Cure the Blues Stop the Music
Quick Cure
Sparklark Cornish Prince
Diamond Ring F-No.9-f


脚注

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  1. ^ 前川恭子調教助手がJRA初の女性調教師に「女性従業員が入って来てくれたら」「勝ちたいレースは…」”. スポニチ競馬web. スポーツニッポン (2023年12月7日). 2023年12月7日閲覧。
  2. ^ ウエスタンダンサー引退、繁殖生活へ”. ラジオNIKKEI. 2022年5月14日閲覧。
  3. ^ _________”. JBISサーチ. 2021年6月26日閲覧。
  4. ^ ミッキーワイン”. JBISサーチ. 2021年6月26日閲覧。
  5. ^ マローネメタリコ”. JBISサーチ. 2021年6月26日閲覧。
  6. ^ ダンサーバローズ”. JBISサーチ. 2021年6月27日閲覧。
  7. ^ サトノガイア”. JBISサーチ. 2021年6月27日閲覧。
  8. ^ ダノンマヴロス”. JBISサーチ. 2021年6月27日閲覧。
  9. ^ ミッキーエイト|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2022年5月27日閲覧。
  10. ^ ダノンダンサー|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2022年9月15日閲覧。
  11. ^ サトノセレナーデ|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2024年2月25日閲覧。
  12. ^ __________________|JBISサーチ(JBIS-Search)”. www.jbis.or.jp. 2024年10月8日閲覧。

外部リンク

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