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エリカ賞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
エリカ賞
2011年エリカ賞
主催者 日本中央競馬会
競馬場 日本の旗阪神競馬場
距離 芝2000m
格付け 1勝クラス(2019年)
賞金 1着賞金1000万円
出走条件 サラブレッド系2歳(特指)(混合)
負担重量 馬齢
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エリカ賞(えりかしょう)は、日本中央競馬会(JRA)が阪神競馬場2000mで施行する競馬の競走である。レース名の由来は植物のエリカから。

概要

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2歳限定の条件戦ながら、のちのダービー馬をはじめとするGI(JpnI)優勝馬を多数輩出しており、「出世レース」として競馬ファンの間で知られている。

施行時期は阪神競馬の年末の開催でほぼ固定されており、2013年までは阪神ジュベナイルフィリーズ前日の土曜開催となっていたが、2014年は有馬記念前日の土曜開催となる[1]。2015年から2017年までは開催休止となっていたが、2018年より復活されることになった[2]

歴史

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  • 3歳400万円以下、阪神競馬場の芝2000mの競走として新設。
  • 1987年 - 阪神競馬場の芝1400mに変更される。
  • 1988年 - 阪神競馬場の芝2000mに再度変更される。
  • 1990年 - 阪神競馬場の改修工事のため、京都競馬場の芝2000mで施行される。出走条件が「3歳500万円以下」に変更される。
  • 2001年 - 馬齢表示の国際基準への変更に伴い、出走条件が「3歳500万円以下」から「2歳500万円以下」に変更。
  • 2015年2017年 - 施行休止[3]2015年から2017年までは年末最終週に同条件の2歳500万円以下・平場・阪神競馬場芝2000mのレースとして施行されていた[要出典])。
  • 2019年 - 出走条件が「2歳500万円以下」から「2歳1勝クラス」に変更。
  • 2024年 - 阪神競馬場のリフレッシュ工事のため、京都競馬場の芝2000mで施行。

歴代優勝馬

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1985年以降のデータ。馬齢は2000年以前も現年齢を用いる。

施行日 優勝馬 性齢 タイム 優勝騎手 管理調教師 優勝馬ののちのGI(JpnI)優勝
1985年11月30日 アイノスター 牡2 2:03.1 増井裕 土門健司
1986年11月29日 ファンドリスキー 牡2 2:04.2 岩元市三 布施正
1987年12月12日 ラガーブラック 牡2 1:23.5 村本善之 大久保正陽
1988年12月3日 ドウカンホープ 牡2 2:03.3 松永幹夫 鹿戸明
1989年12月2日 グランドゴールド 牡2 2:01.8 南井克巳 布施正
1990年12月8日 イイデサターン 牡2 2:03.5 河内洋 大久保正陽
1991年11月30日 ノーザンコンダクト 牡2 2:04.0 岡潤一郎 伊藤修司
1992年12月5日 ワコーチカコ 牝2 2:03.9 岡部幸雄 伊藤雄二
1993年12月4日 エアダブリン 牡2 2:04.2 岡部幸雄 伊藤雄二
1994年12月3日 タヤスツヨシ 牡2 2:04.2 小島貞博 鶴留明雄 1995年東京優駿
1995年12月2日 メイショウヤエガキ 牝2 2:01.9 M.キネーン 伊藤雄二
1996年12月7日 タヤススリーセブン 牡2 2:04.1 松永昌博 松永善晴
1997年11月29日 ヤマニントランザム 牡2 2:04.4 武豊 浅見秀一
1998年12月5日 アドマイヤベガ 牡2 2:06.1 武豊 橋田満 1999年東京優駿
1999年12月4日 ヒダカサイレンス 牡2 2:03.2 秋山真一郎 野村彰彦
2000年12月3日 クロフネ 牡2 2:01.2 松永幹夫 松田国英 2001年NHKマイルカップジャパンカップダート
2001年12月2日 ヤマニンセラフィム 牡2 2:02.3 蛯名正義 浅見秀一
2002年12月7日 アドマイヤグルーヴ 牝2 2:03.0 武豊 橋田満 2003年・2004年エリザベス女王杯
2003年12月13日 キングカメハメハ 牡2 2:02.6 武豊 松田国英 2004年NHKマイルカップ、東京優駿
2004年12月11日 トーセンマエストロ 牡2 2:02.5 M.デムーロ 飯田雄三
2005年12月10日 サクラメガワンダー 牡2 2:03.4 安藤勝己 友道康夫
2006年12月9日 ダノンジュンコウ 牡2 2:02.1 佐藤哲三 佐々木晶三
2007年12月8日 アルスノヴァ 牝2 2:02.5 安藤勝己 池江泰寿
2008年12月14日 アーリーロブスト 牡2 2:03.4 吉田豊 本田優
2009年12月13日 エイシンフラッシュ 牡2 2:05.3 内田博幸 藤原英昭 2010年東京優駿、2012年天皇賞(秋)
2010年12月12日 スマートロビン 牡2 2:05.2 内田博幸 松田国英
2011年12月11日 ヴィルシーナ 牝2 2:04.1 I.メンディザバル 友道康夫 2013年・2014年ヴィクトリアマイル
2012年12月9日 マイネルマエストロ 牡2 2:04.7 和田竜二 西園正都
2013年12月7日 バンドワゴン 牡2 2:01.7 和田竜二 石坂正
2014年12月27日[4] ベルーフ 牡2 2:02.4 川田将雅 池江泰寿
2018年12月8日[5] エールヴォア 牝2 2:01.4 川田将雅 橋口慎介
2019年12月7日[6] ヒュッゲ 牡2 2:00.6 川田将雅 友道康夫
2020年12月12日[7] アドマイヤハダル 牡2 2:03.4 福永祐一 大久保龍志
2021年12月11日[8] サトノヘリオス 牡2 1:59.7 岩田望来 友道康夫
2022年12月10日[9] レミージュ 牝2 2:00.7 荻野極 松永幹夫
2023年12月9日[10] メリオーレム 牡2 2:00.3 川田将雅 友道康夫
2024年12月7日[11] ナグルファル 牡2 2:00.6 坂井瑠星 杉山晴紀

出典

[編集]
  • netkeiba.com
  • 1985年 - 『優駿』1986年2月号、日本中央競馬会、154頁

脚注

[編集]
  1. ^ 平成26年第5回阪神競馬番組(PDFファイル) - 日本中央競馬会、2014年8月3日閲覧
  2. ^ 平成30年第5回阪神競馬番組(PDFファイル) - 日本中央競馬会、2018年7月29日閲覧
  3. ^ 平成27年第5回阪神競馬番組(PDFファイル) - 日本中央競馬会、2015年8月3日閲覧
  4. ^ 2014年レース結果競馬ラボ 2014年12月28日閲覧
  5. ^ 2018年エリカ賞”. スポーツナビ (2018年12月8日). 2018年12月8日閲覧。
  6. ^ 2019年エリカ賞”. スポーツナビ (2019年12月7日). 2019年12月7日閲覧。
  7. ^ 2020年エリカ賞”. スポーツナビ (2020年12月12日). 2020年12月12日閲覧。
  8. ^ 2021年エリカ賞”. スポーツナビ (2021年12月11日). 2021年12月11日閲覧。
  9. ^ 2022年エリカ賞スポーツナビ、2022年12月12日閲覧
  10. ^ 2023年エリカ賞スポーツナビ、2023年12月9日閲覧
  11. ^ 2024年エリカ賞”. スポーツナビ (2024年12月7日). 2024年12月7日閲覧。