おたくの星座
ジャンル | ロールプレイングゲーム |
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対応機種 |
ファミリーコンピュータ (FC) 対応機種一覧
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開発元 | アドバンスコミュニケーションカンパニー |
発売元 | M&M |
プロデューサー | 武田亨 |
ディレクター | てんまんしげのり |
デザイナー |
永井努 きむらひでのり JIM BOY |
シナリオ |
本宮ひろ志 武田亨 |
プログラマー | あーぴーぱー |
音楽 |
笠井治 原田昌亮 |
美術 | 江口寿史 |
人数 | 1人 |
メディア | 3メガビットロムカセット |
発売日 |
1991年7月31日 |
その他 | 型式:MAM-OQ |
『おたくの星座 AN ADVENTURE IN THE OTAKU GALAXY』(おたくのせいざ - アン・アドベンチャー・イン・ザ・オタク・ギャラクシー)は、1991年7月31日に日本のM&Mより発売されたファミリーコンピュータ用ロールプレイングゲーム。
開発はアドバンスコミュニケーションカンパニーが行い、ストーリーは本宮ひろ志、キャラクター・デザインは江口寿史が担当した他、ゲーム・デザインは東宝のファミリ-コンピュータ用ソフト『不思議の海のナディア』(1991年)を手掛けた永井努が担当、音楽はハドソンのファミリーコンピュータ用ソフト『星霊狩り』(1989年)を手掛けた笠井治および原田昌亮が担当している。
1993年12月10日にはパック・イン・ビデオからPCエンジンSUPER CD-ROM²用として『オーロラクエスト おたくの星座 IN ANOTHER WORLD』のタイトルで、声優による音声、シナリオの修正やビジュアルシーンの追加などが行われたリメイク版が発売された。また、1994年にはOVAが全2巻で発売されている。
あらすじ
[編集]遙か遠い未来。女が世の中を席巻し、世の情けない男は「おたくちゃん」と蔑まれる時代となっていた。社会は荒廃し、大地には凶暴な野獣が暴れる状況となった地球。この惨状を見かねた女神マーヤは、女神の親衛隊「オーロラ五人娘」を地球に遣わすが、彼女らは野獣を操りおたくちゃんをいじめるようになり、おたくちゃんは一層卑屈となっていく。こうした状況に熱く燃え上がる一人の男がいた。世の女に「本物の男」という物をみせるために、彼は旅立つのである。
登場キャラクター
[編集]声優はPCエンジン版のもの。
- ヤン
- 声 - 原えり子
- ユン
- 声 - 中友子
- リン
- 声 - 根谷美智子
- ミン
- 声 - 緒方恵美
- ルン
- 声 - 中山真奈美
- ジョンジョン
- 声 - 緒方恵美
- 寿五郎
- 声 - 塩屋浩三
- ブリトラ
- 声 - 石川英郎
- ナーガ
- 声 - 風間信彦
- 熱血
- 声 - 風間信彦
- アスラ
- 声 - 私市淳
- ブラフマー
- 声 - 田中一成
- インドラ
- 声 - 中尾みち雄
オーロラ五人娘
[編集]本作の女性側メインキャラクターとして登場するのがオーロラ五人娘である。女神マーヤの親衛隊として地球に送り込まれ、全世界のおたく男性をいじめる美少女5人衆である。江口寿史デザインも相まって注目され、彼女らだけのタイアップによるパチンコ機『フィーバーガールズI』(SANKYO)も1993年にリリースされていた。
また、このフィーバーガールズのイメージキャラクターとして、同名のアイドルグループも結成されている。メンバーとして、リンには当時『恐竜戦隊ジュウレンジャー』の出演や電脳アイドルとして注目を集めていた千葉麗子、ルンには声優として活動する前の千葉千恵巳、ヤンに橋本市子、ミンに山下真希、ユンに山下玲子を起用した。1993年4月にはザ・ゴールデン・カップスの「クールな恋」(この曲は『巨人の星』でオーロラ三人娘が歌っており、このオーロラ三人娘がオーロラ五人娘の元ネタとなっている)のカバーでCDを出している。
OVAでは世の男を「おたく病」にしようとする、宇宙ナンバーワンアイドルグループという設定がなされている。なお、このOVAでは前述のアイドルグループの中から唯一、千葉麗子がルン役で出演している。
他機種版
[編集]No. | タイトル | 発売日 | 対応機種 | 開発元 | 発売元 | メディア | 型式 | 備考 |
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1 | オーロラクエスト おたくの星座 IN ANOTHER WORLD |
1993年12月10日 |
PCエンジンSUPER CD-ROM² | パック・イン・ビデオ ポーラスター フェルガ |
パック・イン・ビデオ | CD-ROM | PVCD-3010 | リメイク版 |
スタッフ
[編集]- ファミリーコンピュータ版
- ストーリー:本宮ひろ志
- キャラクターデザイン:江口寿史
- シナリオ:武田亨
- ディレクター:てんまんしげのり
- プロデューサー:武田亨
- ゲームデザイン:永井努、きむらひでのり、JIM BOY
- プログラム:あーぴーぱー
- サウンド:笠井治、原田昌亮
- サウンド・ドライバー:蓮谷通治
- グラフィック:はせがわひろあき、寺門広修、さいこまこと、やのっピー、ゆーきあきら、いいだしんいち、岩井直樹、まーちゃん
- PCエンジン版
- ストーリー原案:本宮ひろ志、武田亨
- キャラクター原案:江口寿史
- プログラム:宮沢徹、川野広行
- ストーリー脚色・構成:前田哲也
- グラフィックデザイン:永井一成、松田亨(有限会社フェルガ)、堀内雅人(ギンガム音楽出版株式会社)
- ビジュアル・シーン製作:原昭太郎(株式会社ポーラスター)、保屋野潤(株式会社ポーラスター)、谷広幸(株式会社ポーラスター)、中島三郎(株式会社ポーラスター)、岩見恭作、川野広行
- グラフィックプロデューサー:松永宏樹(TOMBOY)
- サブ・グラフィックプロデューサー:神原正夫(TOMBOY)、二宮克拓(TOMBOY)
- 絵コンテ:長谷川浩司(TOMBOY)
- 原画:向山祐治(スタジオギグ)、筱雅律(スタジオギグ)、富沢和雄(雷神ふぃるむ)、うめつゆきのり(雷神ふぃるむ)、伊魔崎斎(雷神ふぃるむ)
- 動画:井上博文
- オープニング・エンディング音楽:ギンガム音楽出版株式会社
- サウンドクリエイト:西岡治彦
- サウンドエンジニア:鳥羽清
- サウンドプロデュース:黒田慎一
- Singer(オープニング):LISA(From ALBATROSS CAFE)
- Singer(エンディング):レイナルド・ピネーダ
- 音響効果(音楽・効果音):笠原咲奈恵(株式会社ラディカルプラン)、宮串英明(株式会社ラディカルプラン)、松田康(株式会社ラディカルプラン)
- スペシャルサンクス:木津精一、大野泰生、石川眞理子、和田康宏、金沢十三男
- プロデュース:宮沢徹、関根彰規
評価
[編集]評価 | ||||||||||||||
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- ファミリーコンピュータ版
ゲーム誌『ファミリーコンピュータMagazine』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、20.8点(満30点)となっている[2]。
項目 | キャラクタ | 音楽 | お買得度 | 操作性 | 熱中度 | オリジナリティ | 総合 |
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得点 | 3.9 | 3.3 | 3.1 | 3.2 | 3.8 | 3.5 | 20.8 |
- PCエンジン版
ゲーム誌『ファミコン通信』の「クロスレビュー」では5・5・5・4の合計19点(満40点)[1]、『月刊PCエンジン』では85・80・80・75・75の平均79点(満100点)、『電撃PCエンジン』では55・55・80・60の平均62.5点(満100点)、『PC Engine FAN』の読者投票による「ゲーム通信簿」での評価は以下の通りとなっており、18.2点(満30点)となっている[3]。
項目 | キャラクタ | 音楽 | お買得度 | 操作性 | 熱中度 | オリジナリティ | 総合 |
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得点 | 3.7 | 3.1 | 2.9 | 2.9 | 2.8 | 2.9 | 18.2 |
関連作品
[編集]OVA
[編集]声の出演
[編集]- 男:山寺宏一
- ジョンジョン:菊池正美
- 熱血:千葉繁
- 寿五郎:ショッカーO野
- ルン:千葉麗子
- ミン:平松晶子
- ヤン:高田由美
- ユン:篠原恵美
- リン:小林優子
- マーヤ:井上喜久子
- インドラ:神谷明
- ドムール三兄弟:玄田哲章
- ナレーター:田中信夫
スタッフ
[編集]- 原案 - 江口寿史、本宮ひろ志
- 企画 - 中野徹
- 監督 - 勇轍夫
- 脚本 - 十川誠志
- 絵コンテ - 勇轍夫(第1巻)、九十九十一(第2巻)
- 演出 - 西森章
- キャラクターデザイン - 古瀬登
- メカニックデザイン - 堀井敏之
- 作画監督 - 本橋秀之(第1巻)、岡野幸男(第2巻)
- 美術監督 - 荒井和浩
- 色彩設計 - 山名公枝
- 撮影監督 - 細野正
- 音楽 - 白石公彦
- 音響監督 - 岩浪美和
- プロデューサー - 浅賀孝郎、望月正雄、南沢道義
- 制作プロデューサー - 中野徹、南喜長
- 制作 - 81プロデュース
- 制作協力 - Bee.Media
- 製作 - ケイエスエス
主題歌
[編集]- エンディングテーマ「クールな恋」
- 作詞 - 松井由佳 / 作曲 - 村井邦彦 / 編曲 - Yong-Ching / 歌 - オーロラ五人娘
脚注
[編集]- ^ a b “オーロラクエスト おたくの星座 IN ANOTHER WORLD まとめ [PCエンジン]” (日本語). ファミ通.com. KADOKAWA CORPORATION. 2015年12月30日閲覧。
- ^ a b 「超絶 大技林 '98年春版」『Play Station Magazine』増刊4月15日号、徳間書店/インターメディア・カンパニー、1998年4月15日、26頁、ASIN B00J16900U。
- ^ a b 「超絶 大技林 '98年春版」『Play Station Magazine』増刊4月15日号、徳間書店/インターメディア・カンパニー、1998年4月15日、571頁、ASIN B00J16900U。