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岩浪美和

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

岩浪 美和(いわなみ よしかず、5月19日[1] - )は、日本音響監督神奈川県横浜市出身。

概要・経歴・人物

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学生時代に自主映画の制作などを通じて映画や演劇に興味を持ち、専門学校の音響芸術科を出てミキシング・エンジニアを6年間勤めた後、映像演出を経て、山田悦司に師事しながら音響監督としてのキャリアを開始。ウィーヴ(旧:イオン)企画作品やディオメディア(旧:スタジオバルセロナ)元請作品の多くに参加。

参加作品(特に子供向けアニメ少年向けアニメ)に声優のアドリブやパロディBGMが多用されることでも知られる。特にトランスフォーマーシリーズのアニメ作品には『ビーストウォーズ』から『プライム』、『サイバーバース』まで国内・海外作品を問わず多くの作品に関わっており、海外作品の吹き替えでは原語版にはないアドリブを挿入するなど、コミカルな脚色を数多く加えた演出となっている。

2006年の『ワンワンセレプー それゆけ!徹之進』には岩浪を基にしたモブキャラクターが登場した(声はあてていない)。同作以降はいわゆる子供向けアニメには長らく参加していなかったが、2010年の『トランスフォーマー アニメイテッド』と『ジュエルペット てぃんくる☆』で復帰した。

自身が担当した作品を上映する映画館での音響効果調整や、突貫で臨時映画館として仕立て上げた上映会のプロデュースに自ら携わる事もある[2][3][4]

また、イマーシブサウンドでの制作に積極的であり、2017年公開の『BLAME!』で国内アニメとしては初めてドルビーアトモスを導入して以降、その後も劇場版アニメの一部でドルビーアトモスを採用している(『ガールズ&パンツァー 最終章 第1話・第2話・第3話』、『ニンジャバットマン』、『スパイダーマン:スパイダーバース』(吹替版)、『HELLO WORLD』、『シドニアの騎士 あいつむぐほし』、『劇場版ソードアート・オンライン プログレッシブ 星なき夜のアリア』)。また、『ガールズ&パンツァー 最終章 第1話』では、実写を含めた邦画作品で初となるDTS:Xを採用した。

2006年の『イノセント・ヴィーナス』以降、効果音技師として小山恭正を起用することが多い。

参加作品(音響監督)

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※ 特記のない限り全て音響監督としての参加

テレビアニメ

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1989年
1996年
1997年
1998年
  • YAT安心!宇宙旅行2
1999年
2000年
2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2009年
2010年
2011年
2012年
2013年
2014年
2015年
2016年
2017年
2018年
2019年
2020年
2021年
2022年
2023年
2024年
2025年

OVA

[編集]
1990年
1991年
1992年
1993年
1994年
1995年
1996年
1997年
1998年
1999年
2000年
2001年
2003年
2004年
2005年
2006年
2007年
2008年
2010年
2011年
2012年
2013年
2014年
2017年
2018年
2019年
2021年

劇場アニメ

[編集]
1998年
2000年
2007年
2009年
2011年
2012年
2013年
2015年
2016年
2017年
2018年
2019年
2021年
2022年
2023年

Webアニメ

[編集]
2008年
2010年
  • SOSTV ワルプルギスナイトフィーバー
2018年
2019年
2024年

映画

[編集]
2001年
2005年
2010年
2011年

Vシネマ

[編集]
1986年
1994年
  • バナナ白書 何でもありの僕と…彼女
  • バナナ白書2 ※第3話「夢であえたら」

吹き替え

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※ 特記のない限り全てビデオ及びDVD版。特記のない限り全て演出としての参加。

1991年
1992年
1993年
1994年
1995年
1996年
1997年
1998年
1999年
2000年
2001年
2002年
2003年
2004年
2005年
2006年
2008年
2009年
2012年
2013年
2014年
2015年
2019年
2020年
2023年
2024年

CDドラマ

[編集]
1992年
2007年

ラジオドラマ

[編集]

特記のない限り全て演出としての参加。

1993年
1995年
1997年
1998年
2008年

ゲーム

[編集]
1999年
2010年

その他

[編集]
2009年
2016年

参加作品(監督、脚本・脚色)

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テレビアニメ(監督、脚本・脚色)

[編集]
1993年
1994年
1996年
1997年
1999年
2004年
2010年
2012年
2019年

劇場アニメ(監督、脚本・脚色)

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1998年
1999年

映画(監督、脚本・脚色)

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1991年
2011年

Vシネマ(監督、脚本・脚色)

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1988年
1991年
1994年

脚注

[編集]

注釈

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  1. ^ ただし、ポリグラム株式会社(現・ユニバーサル ミュージック合同会社)から全14巻としてビデオで発売された日本語吹き替え版における『X-MEN』では、吹替演出として担当している。

出典

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  1. ^ 神のみ@KANON 2nd [@kaminomi_jp] (2011年5月19日). "そして、音響監督の岩浪さんも今日がお誕生日。おめでとうございます!今日は暑いからサンダルでお出かけかしらん。". X(旧Twitter)より2024年6月20日閲覧
  2. ^ 岩浪美和音響監督に聞く、劇場だからできたSAOの「迫力ある音」の秘密 週刊アスキー 2017年7月14日、同20日閲覧。
  3. ^ (日本語) 『ガールズ&パンツァー劇場版』大洗凱旋上映会 2017年4月29日 大洗文化センター, https://www.youtube.com/watch?v=51qsHUu4I2I 2022年1月6日閲覧。 
  4. ^ 「ガールズ&パンツァー 劇場版」星空上映会|ガールズ&パンツァー最終章 公式サイト”. ガールズ&パンツァー最終章 公式サイト. 2022年1月6日閲覧。
  5. ^ TVアニメ「プラネット・ウィズ」公式サイト”. 2018年3月23日閲覧。
  6. ^ STAFF&CAST”. TVアニメ「薔薇王の葬列」公式サイト. 2021年10月4日閲覧。
  7. ^ “トランスフォーマー:8年ぶり新アニメ地上波放送 「トランスフォーマー アーススパーク」10月1日スタート 日本語吹き替え版に玄田哲章、千葉繁、木村良平”. MANTANWEB (MANTAN). (2023年9月5日). https://mantan-web.jp/article/20230905dog00m200004000c.html 2023年9月5日閲覧。 
  8. ^ ネガポジアングラー:“釣り”がテーマのオリジナルテレビアニメ 10月スタート NUT制作 岩中睦樹、ファイルーズあい、石川界人出演”. まんたんウェブ. MANTAN (2024年7月30日). 2024年7月30日閲覧。
  9. ^ ガンバレ!中村くん!!:テレビアニメが2025年放送 AGF2024でメインキャスト発表 話題のBLが原作”. まんたんウェブ. MANTAN (2024年10月19日). 2024年10月19日閲覧。
  10. ^ 「青ブタ」大学生編、ミニスカサンタが描かれたビジュアル キャストは上田麗奈(動画あり)”. コミックナタリー. ナターシャ (2024年11月23日). 2024年11月23日閲覧。
  11. ^ 「SAND LAND」アニメシリーズ化決定!2024年春にディズニープラスで独占配信」『コミックナタリー』ナターシャ、2023年11月14日。2024年1月23日閲覧。
  12. ^ “「トランスフォーマー ビースト覚醒」吹替版、演出に岩浪美和の参加が判明!“声優無法地帯”再び?”. 映画.com. (2023年6月22日). https://eiga.com/news/20230622/5/ 2023年6月22日閲覧。 

外部リンク

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