カーソン・ケリー

カーソン・ケリー
*Carson Kelly*
テキサス・レンジャーズ #18
	アリゾナ・ダイヤモンドバックス時代; (2019年6月11日)
基本情報
国籍	アメリカ合衆国
出身地	イリノイ州シカゴ
生年月日	1994年7月14日（30歳）
身長; 体重	6' 2" ＝約188 cm; 220 lb ＝約99.8 kg
選手情報
投球・打席	右投右打
ポジション	捕手
プロ入り	2012年 MLBドラフト2巡目
初出場	2016年9月5日
経歴（括弧内はプロチーム在籍年度）
	ウェストビュー高等学校; セントルイス・カージナルス (2016 - 2018); アリゾナ・ダイヤモンドバックス (2019 - 2023); デトロイト・タイガース (2023 - 2024); テキサス・レンジャーズ (2024 - );
	この表について

カーソン・フランクリン・ケリー（Carson Franklin Kelly, 1994年 7月14日 - ）は、アメリカ合衆国イリノイ州シカゴ出身のプロ野球選手（捕手）。右投右打。MLBのテキサス・レンジャーズ所属。

経歴

プロ入りとカージナルス時代

2012年のMLBドラフト2巡目（全体86位）でセントルイス・カージナルスから指名され、プロ入り。当時のポジションは三塁手だった。契約後、傘下のアパラチアンリーグのルーキー級ジョンソンシティ・カージナルス（英語版）に所属。56試合に出場して打率.225、9本塁打、25打点を記録した。

2013年はA-級ステート・カレッジ・スパイクスとA級ピオリア・チーフスに所属し、2球団合計で113試合に出場して打率.257、6本塁打、45打点を記録した。

2014年より捕手に転向した。この年はA級ピオリアに所属し、98試合に出場して打率.248、6本塁打、49打点を記録した。

2015年はA+級パームビーチ・カージナルス（英語版）に所属し、108試合に出場して打率.219、8本塁打、51打点を記録した。

2016年の開幕はAA級スプリングフィールド・カージナルスで迎え、シーズン途中にはテキサスリーグのオールスター^[1]とオールスター・フューチャーズゲームのメンバーに選出された^[2]。7月11日にはAAA級メンフィス・レッドバーズへ昇格した。9月4日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りすると^[3]、翌5日のピッツバーグ・パイレーツ戦でメジャーデビューし、初安打となる二塁打を記録した^[4]。この年はメジャーでは10試合に出場して打率.154、1打点の成績を残した。

2018年5月6日にヤディアー・モリーナが故障者リストに登録されたことでメジャーに昇格した^[5]。5月17日、右ハムストリングの張りで10日間の故障者リストに登録された^[6]。復帰後に4試合出場し、その後はセプテンバーコールアップにより再昇格した。この年はメジャーで19試合に出場し、打率.114などと結果を残せなかった。

ダイヤモンドバックス時代

2018年12月5日にポール・ゴールドシュミットとのトレードで、ルーク・ウィーバー、アンディ・ヤング（英語版）と共にアリゾナ・ダイヤモンドバックスへ移籍した^[7]。

2019年は111試合の出場で規定打席には届かなかったものの、打率.245・18本塁打・47打点・OPS.826などの自己最高成績を残した。

2020年は新型コロナウイルスの影響で60試合制となり、39試合に出場し、打率.221・5本塁打・19打点などを記録した。

2021年4月25日のアトランタ・ブレーブス戦ではダブルヘッダー第2戦で、マディソン・バムガーナーが7回規定の参考記録でノーヒットノーランを記録したが、ケリーは先発マスクでフル出場した^[8]。5月15日に左足親指の破裂骨折で10日間の故障者リスト入りとなった^[9]。6月19日のロサンゼルス・ドジャース戦でウォーカー・ビューラーから死球を受けて右手首を骨折し^[10]、その後の1ヶ月余りを欠場した。怪我で離脱した期間以外は正捕手として98試合に出場し、打率.240・13本塁打・46打点・OPS.754などを記録した。

2022年は104試合に出場し、打率.211・7本塁打・35打点・OPS.617を記録した。

2023年は開幕前のスプリングトレーニングでのオープン戦にて死球を受け、右前腕を骨折した^[11]。6月12日にアクティブ・ロースターに戻る^[12]も、8月13日にDFAとなり^[13]、同月15日にFAとなった^[14]。

タイガース時代

2023年8月19日にデトロイト・タイガースとメジャー契約を結んだ^[15]。

レンジャーズ時代

2024年7月28日にタイラー・オーエンス、リアム・ヒックスとのトレードでテキサス・レンジャーズへ移籍した^[16]。

プレースタイル

強肩捕手。ドラフト時は三塁手だったが、守備の評価が非常に高い。一方、打撃はマイナー通算OPS.704と課題が残る^[17]。

詳細情報

年度別打撃成績

年度	球団	試合	打席	打数	得点	安打	二塁打	三塁打	本塁打	塁打	打点	盗塁	犠打	犠飛	四球	敬遠	死球	三振	併殺打	打率	出塁率	長打率	O P S
2016	STL	10	14	13	1	2	1	0	0	3	1	0	0	0	0	0	1	2	0	.154	.214	.231	.445
2017		34	75	69	5	12	3	0	0	15	6	0	0	0	5	0	1	11	3	.174	.240	.217	.457
2018		19	42	35	1	4	0	0	0	4	3	0	3	0	3	0	1	7	0	.114	.205	.114	.319
2019	ARI	111	365	314	46	77	19	0	18	150	47	0	0	1	48	10	2	79	11	.245	.348	.478	.826
2020		39	129	122	11	27	5	0	5	47	19	0	0	0	6	0	1	29	4	.221	.264	.385	.649
2021		98	359	304	41	73	11	1	13	125	46	0	0	5	44	1	6	74	10	.240	.343	.411	.754
2022		104	354	317	40	67	18	0	7	106	35	2	0	4	29	0	4	71	10	.211	.282	.334	.616
2023		33	92	84	6	19	3	0	1	25	6	1	0	1	7	0	0	23	2	.226	.283	.298	.581
2023	DET	19	59	52	7	9	2	0	1	14	7	0	0	0	7	0	0	17	0	.173	.271	.269	.540
'23計	DET	52	151	136	13	28	5	0	2	39	13	1	0	1	14	0	0	40	2	.206	.278	.287	.565
MLB：8年		467	1489	1310	158	290	62	1	45	489	170	3	3	11	149	11	16	313	40	.221	.306	.373	.679

2023年度シーズン終了時

年度別投手成績

年度	球団	登板	勝率	打者	投球回	被安打	被本塁打	与四球	奪三振	失点	自責点	防御率	W H I P
2020	ARI	1	----	4	1.0	1	0	0	0	0	0	0.00	1.00
2022		4	----	24	4.2	9	1	2	0	4	4	7.71	2.36
2023		2	----	12	2.0	5	0	1	0	2	2	9.00	3.00
2023	DET	1	----	6	0.2	4	1	0	1	1	1	13.50	6.00
'23計	DET	3	----	18	2.2	9	1	1	1	3	3	10.13	3.75
MLB：3年		8	----	46	8.1	19	2	3	1	7	7	7.56	2.64

2023年度シーズン終了時

年度別守備成績

投手守備

年度	球団	投手（P）
年度	球団	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率
2020	ARI	1	0	0	0	0	----
2022		4	0	0	0	0	----
2023		2	0	0	0	0	----
2023	DET	1	0	0	0	0	----
'23計	DET	3	0	0	0	0	----
MLB		8	0	0	0	0	----

捕手守備

年度	球団	捕手（C）
年度	球団	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率	捕逸	企図数	許盗塁	盗塁刺	阻止率
2016	STL	10	30	2	0	0	1.000	0	0	0	0	----
2017		31	150	8	1	0	.994	0	11	6	5	.455
2018		16	85	6	0	0	1.000	0	5	5	0	.000
2019	ARI	101	792	49	8	2	.991	4	47	32	15	.319
2020		38	291	13	2	1	.993	3	22	19	3	.136
2021		91	617	29	5	3	.992	8	43	33	10	.233
2022		100	707	35	0	4	1.000	3	62	48	14	.226
2023		31	217	12	0	1	1.000	0	29	24	5	.172
2023	DET	16	145	10	0	2	1.000	1	12	6	6	.500
'23計	DET	47	362	22	0	3	1.000	1	41	30	11	.268
MLB		434	3034	164	16	13	.995	19	231	173	58	.251

三塁守備

年度	球団	三塁（3B）
年度	球団	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率
2019	ARI	1	0	0	0	0	----
MLB		1	0	0	0	0	----

2023年度シーズン終了時

記録

MiLB

テキサスリーグ・オールスターゲーム選出：1回（2016年）
オールスター・フューチャーズゲーム選出：1回（2016年）

背番号

71（2016年）
30（2017年）
19（2018年）
18（2019年 - 2023年途中、2024年途中 - ）
15（2023年途中 - 2024年途中）

脚注

^ Jenifer Langosch (2016年6月14日). “Wong getting work in center field in Minors” (英語) 2017年2月2日閲覧。
^ Derrick Goold (2016年7月8日). “Reyes (No. 2 overall) leads new stream of Cardinals prospects in rankings” (英語). St. Louis Post-Dispatch 2017年2月2日閲覧。
^ “Cards add catchers Pena & Kelly to roster” (英語). MLB.com (2016年9月4日). 2017年2月2日閲覧。
^ “Kelly doubles in first Major League at-bat” (英語). MLB.com (2016年9月5日). 2017年2月2日閲覧。
^ “股間ファウル直撃でモリーナ手術　復帰最低１カ月”. 日刊スポーツ (2018年5月7日). 2022年5月2日閲覧。
^ “Cardinals' Kelly to the DL, Wainwright moved to 60-day DL” (英語). USAトゥデイ (2018年5月17日). 2022年5月2日閲覧。
^ カージナルス、Ｄバックスのゴールドシュミット獲得日刊スポーツ 2018年12月6日（2019年3月25日閲覧）
^ “Arizona Diamondbacks at Atlanta Braves Box Score, April 25, 2021” (英語). Baseball-Reference.com (2021年4月25日). 2022年5月2日閲覧。
^ Jake Rill (May 16, 2021). “C. Kelly (toe fracture) among 3 placed on IL” (英語). MLB.com. May 17, 2021閲覧。
^ “Ｄバックスがノーヒッター回避も16連敗正捕手は骨折”. SPOTV NOW (2021年6月20日). 2022年5月2日閲覧。
^ “Diamondbacks' Carson Kelly: Diagnosed with fractured forearm” (英語). cbssports.com (2023年3月22日). 2023年11月8日閲覧。
^ “Diamondbacks' Carson Kelly: Reinstated from 60-day IL” (英語). cbssports.com (June 12, 2023). 2023-111-08閲覧。
^ “D-backs DFA catcher Carson Kelly as Gabriel Moreno activated” (英語). espn.com (August 13, 2023). 2023年11月8日閲覧。
^ “Carson Kelly: Cut by D-Backs” (英語). cbssports.com (August 15, 2023). 2023年11月8日閲覧。
^ “Tigers release veteran catcher Eric Haase, sign Carson Kelly”. Associated Press. ESPN.com. (August 19, 2023) November 8, 2023閲覧。
^ “Rangers acquire catcher Carson Kelly in trade with Tigers”. ESPN.com. (2024?-07-28) 2024年9月21日閲覧。
^ 「2017 - 2021 全30球団未来予想図セントルイス・カーディナルス」『隔月刊スラッガー』2017年3月号日本スポーツ企画出版社 63頁

外部リンク

選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)
Carson Kelly stats MiLB.com （英語）
Carson Kelly (@carskelly) - X（旧Twitter）
Carson Kelly (@carskelly) - Instagram

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[1] Jenifer Langosch (2016年6月14日). “Wong getting work in center field in Minors” (英語) 2017年2月2日閲覧。

[2] Derrick Goold (2016年7月8日). “Reyes (No. 2 overall) leads new stream of Cardinals prospects in rankings” (英語). St. Louis Post-Dispatch 2017年2月2日閲覧。

[3] “Cards add catchers Pena & Kelly to roster” (英語). MLB.com (2016年9月4日). 2017年2月2日閲覧。

[4] “Kelly doubles in first Major League at-bat” (英語). MLB.com (2016年9月5日). 2017年2月2日閲覧。

[5] “股間ファウル直撃でモリーナ手術　復帰最低１カ月”. 日刊スポーツ (2018年5月7日). 2022年5月2日閲覧。

[6] “Cardinals' Kelly to the DL, Wainwright moved to 60-day DL” (英語). USAトゥデイ (2018年5月17日). 2022年5月2日閲覧。

[7] カージナルス、Ｄバックスのゴールドシュミット獲得日刊スポーツ 2018年12月6日（2019年3月25日閲覧）

[8] “Arizona Diamondbacks at Atlanta Braves Box Score, April 25, 2021” (英語). Baseball-Reference.com (2021年4月25日). 2022年5月2日閲覧。

[9] Jake Rill (May 16, 2021). “C. Kelly (toe fracture) among 3 placed on IL” (英語). MLB.com. May 17, 2021閲覧。

[10] “Ｄバックスがノーヒッター回避も16連敗正捕手は骨折”. SPOTV NOW (2021年6月20日). 2022年5月2日閲覧。

[11] “Diamondbacks' Carson Kelly: Diagnosed with fractured forearm” (英語). cbssports.com (2023年3月22日). 2023年11月8日閲覧。

[12] “Diamondbacks' Carson Kelly: Reinstated from 60-day IL” (英語). cbssports.com (June 12, 2023). 2023-111-08閲覧。

[13] “D-backs DFA catcher Carson Kelly as Gabriel Moreno activated” (英語). espn.com (August 13, 2023). 2023年11月8日閲覧。

[14] “Carson Kelly: Cut by D-Backs” (英語). cbssports.com (August 15, 2023). 2023年11月8日閲覧。

[15] “Tigers release veteran catcher Eric Haase, sign Carson Kelly”. Associated Press. ESPN.com. (August 19, 2023) November 8, 2023閲覧。

[16] “Rangers acquire catcher Carson Kelly in trade with Tigers”. ESPN.com. (2024?-07-28) 2024年9月21日閲覧。

[17] 「2017 - 2021 全30球団未来予想図セントルイス・カーディナルス」『隔月刊スラッガー』2017年3月号日本スポーツ企画出版社 63頁

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年度	球団	三塁（3B）
年度	球団	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率
2019	ARI	1	0	0	0	0	----
MLB		1	0	0	0	0	----

表話編歴テキサス・レンジャーズロースター
投手	65 グラント・アンダーソン 61 コディ・ブラッドフォード 68 マーク・チャーチ（英語版） 84 カーソン・コールマン（英語版） -- ロアンシー・コントレラス -- ホセ・コルニエル（英語版） -- ルイス・クルベロ（英語版） 48 ジェイコブ・デグロム 33 デーン・ダニング 63 マット・フェスタ 58 ヘルソン・ガラビト 22 ジョン・グレイ 67 ジェイコブ・ラッツ 35 ジャック・ライター 51 タイラー・マーリー 52 ウォルター・ペニントン（英語版） 57 ダニエル・ロバート（英語版） 80 クマー・ロッカー 66 ジョシュ・スボーツ 43 オーウェン・ホワイト 60 コール・ウィン 39 カービー・イエーツ
捕手	28 ジョナ・ハイム 55 サム・ハフ
内野手	20 エセキエル・デュラン 56 ジャスティン・フォスキュー 6 ジョシュ・ヤン 30 ナサニエル・ロウ 21 ジョナサン・オルネラス 5 コーリー・シーガー 2 マーカス・セミエン 8 ジョシュ・スミス
外野手	32 エバン・カーター 40 サンドロ・ファビアン 53 アドリス・ガルシア 38 ダスティン・ハリス（英語版） 36 ワイアット・ラングフォード 3 レオディ・タベラス
監督・コーチ	15 ブルース・ボウチー（監督） 14 ドニー・エッカー（英語版）（ベンチコーチ兼攻撃コーディネイター） -- ジャスティン・ビエル（英語版）（打撃コーチ） 86 セス・コナー（英語版）（打撃コーチ補佐） 41 マイク・マダックス（投手コーチ） 64 コーリー・ラグスデール（英語版）（一塁コーチ） 27 トニー・ビーズリー（英語版）（三塁コーチ） 87 ブレット・ヘイズ（ブルペンコーチ） 88 ボビー・ウィルソン（捕手コーチ） -- パット・キャントウェル（ブルペン捕手） -- チェイス・カサリ（ブルペン捕手）
公式サイト（英語）より　40人ロースター　監督・コーチ一覧 2024年11月13日更新

経歴