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クリス・ホジェッツ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

クリス・ホジェッツ(Chris Hodgetts、1950年12月6日 - )は、英国の元レーシングドライバーウォリックシャー州タンワース・イン・アーデン生まれ。日本語ではクリス・ホッジスとも呼ばれる。

イギリスツーリングカー選手権の経歴

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ホジェッツが1985年にドライブしたフォード・エスコート。2008年BTCC50周年イベントにて。

彼は1979年にクラブマンクラスAチャンピオンシップでドライバーとしてキャリアをスタートさせた[1]1980年イギリスツーリングカー選手権(BTCC)でデビュー。最初の総合表彰台は1981年に2位になったときで、その後は全てのレースで上位5位を一貫している。主に自己資金で自チームを組織しレースに参戦する場合のチームで、トムス社製の車を使用し、レースに参加していた。1983年に年間4位、1984年に5位、1985年に2位まで来た後、1986年1987年のレースでグループCで望みトヨタ・カローラでシリーズに勝利[2]1988年のシーズンは目立った成績を残せなかった。グループAで成績を残していたトヨタ・スープラは多くの開発を必要としたため、彼が走行させていた車はほんの一握りの良い結果しか得られなかったからだと考えられる[3]。BTCCでの彼の最後のレースは1990年で、そのシーズンは新しいオペル・ベクトラの開発を手伝い、ボクスホール社製の車でレースにに参加。BTCCでのレースに時間をかける前に、フォード・シエラに切り替えた。1989年のシーズン中に象徴的な赤いフォード・シエラ RS500に切り替え、ブルックリンに向けて運転していた。

イギリスツーリングカー選手権の後

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ツーリングカーでのレースに加えて、スポーツカーレースでも成功を収め、1989年にBRDC C2チャンピオンシップを引退前のティム・ハーベイと共有し、1990年にTVRトスカーナ・チャレンジで優勝[1]。1994年シーズンは、ローバー・ターボチャレンジでクリスをドライブ[4]、また時折世界スポーツカー選手権に出場し、マツダスピードクラージュ・コンペティションスパイス エンジニアリングなどのチームでル・マン24時間レースに7度参加。特に1989年は現地で食中毒に罹り参加が不可能となった片山義美の代役として、マツダスピードのドライバーに急遽抜擢され、マツダ・767Bをドライブし、総合7位・IMSA-GTPクラス優勝という最高の結果を残す[1]。1995年、マルコス・LM600を運転しイギリスのGT選手権でGT2タイトルを獲得。インターナショナル・スポーツカー・レーシング・シリーズ(ISRS)でローラを運転した後1998年に引退[5]

現在、レーシングチームとドライバーインストラクターとして従事している。息子のステファンは2004年にBTCCに出場[6]

レース記録

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イギリスサルーン/ツーリングカー選手権

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チーム 使用車両 クラス 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 順位 ポイント クラス
1980年 ヒューズ・オブ・ビーコンズフィールド トヨタ・セリカ GT B MAL
3†
OUL
1†
THR
?
SIL
9
SIL
7
BRH
DSQ
MAL BRH THR
Ret
SIL
?
6位 45 1位
1981年 B MAL
Ret†
SIL
Ret
OUL
1†
THR
11
BRH
8†
SIL
12
SIL
?
DON
1†
BRH
8
THR
?
SIL
7
2位 74 1位
1982年 クリス・ホジェッツ トヨタ・カローラ GT B SIL MAL OUL THR THR SIL DON
Ret
BRH
Ret
DON BRH SIL NC 0 NC
1983年 ブルックリン・モータースポーツ フォード・エスコート RS1600i C SIL
13
OUL
14
THR
13
BRH
Ret
THR
12
SIL
7
DON
Ret
SIL
13
DON
9
BRH
11
SIL
10
3位 43 2位
1984年 C DON
10
SIL
11
OUL
11
THR
Ret
THR
Ret
SIL
?
SNE
13
BRH
11
BRH
Ret
DON
16
SIL
Ret
5位 45 2位
1985年 ブルックリン・モータースポーツ/ECS C SIL
10
OUL
9
THR
9
DON
10
THR
7
SIL
13
DON
14
SIL
13
SNE
10
BRH
13
BRH
10
SIL
DNS
2位 77 1位
1986年 チーム・トヨタ・GB/デュックハムス トヨタ・カローラ GT C SIL
9
THR
4
SIL
7
DON
4
BRH
12
SNE
7
BRH
5
DON
7
SIL
8
1位 85 1位
1987年 クリス・ホジェッツ・モータースポーツ D SIL
8
OUL
8
THR
5
THR
11
SIL
9
SIL
12
BRH
7
SNE
7
DON
9
OUL
3/5‡
DON
8
SIL 1位 84 1位
1988年 MILモータースポーツ トヨタ・スープラ ターボ A SIL
8
OUL
Ret
THR DON
Ret
THR
12
SIL
Ret
SIL BRH 33位 7 13位
ブルックリン・モータースポーツ フォード・シエラ RS500 BRH
7
BIR
C
DON
3
SIL
Ret
デイモン・トゥイークス BMW・M3 B SNE
Ret
NC 0 NC
1989年 ブルックリン・モータースポーツ フォード・シエラ RS500 A OUL
8
SIL
6
THR
Ret
DON
DNQ
THR
Ret
SIL
7
SIL
8
BRH SNE BRH BIR
4
DON
11
SIL
5
40位 6 14位
1990年 ボクスホール・モータースポーツ ボクスホール・キャバリエ B OUL DON
Ret‡
THR SIL OUL
15
SIL
12
BRH
Ret
SNE
11
BRH BIR
8
DON 16位 46 9位
ハワイアン・トロピック フォード・シエラ サファイア THR
7
SIL
13

† 異なるクラスのために増設された2つのレースイベント。

‡ 耐久レースドライバー。

全日本ツーリングカー選手権

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チーム 使用車両 クラス 1 2 3 4 5 6 順位 ポイント
1987年 トヨタ・カローラレビン DIV.3 NIS SEN TSU SUG FSW
Ret
SUZ
1989年 Cosmo Oil フォード・シエラRS500 JTC-1 NIS SEN
3
TSU
6
SUG SUZ FSW
1990年 City Life 43 JTC-1 NIS SUG SUZ TSU SEN
5
FSW
7

ル・マン24時間レース

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チーム コ・ドライバー 使用車両 クラス 周回 総合順位 クラス順位
1988年 イギリスの旗 チャールズ・アイヴィ・レーシング
イギリスの旗 チーム・イステル
イギリスの旗 ティム・ハーベイ
イギリスの旗 ジョン・シェルドン
タイガー・GC287 C2 301 20位 3位
1989年 日本の旗 マツダスピード Co. Ltd. ベルギーの旗 ピエール・デュドネ
アイルランドの旗 デビット・ケネディ
マツダ・767B GTP 368 7位 1位
1990年 イギリスの旗 スパイス・エンジニアリング イギリスの旗 ティム・ハーベイ
スペインの旗 フェルミン・ベレス
スパイス・SE90C C1 308 18位 18位
1995年 イギリスの旗 チーム マーコス オランダの旗 コーネリアス・オイザー
ブラジルの旗 トーマス・エルドス
マーコス・LM600 LMGT2 133 DNF DNF

出典

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外部リンク

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