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クロミプラミン

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
クロミプラミン
IUPAC命名法による物質名
臨床データ
胎児危険度分類
  • C(米国)[1]
    新生児薬物離脱症候群の可能性
法的規制
  • Rx only, unscheduled
薬物動態データ
生物学的利用能経口 ~50%
代謝肝臓
半減期クロミプラミン ~35時間
デスメチルクロミプラミン(主活性代謝物) ~50時間
排泄腎臓
データベースID
CAS番号
303-49-1
ATCコード N06AA04 (WHO)
PubChem CID: 2801
DrugBank APRD00253
ChemSpider 2699
KEGG D07727
化学的データ
化学式C19H23ClN2
分子量314.9
テンプレートを表示
アナフラニール 10mg

クロミプラミン(clomipramine)は、抗うつ薬として用いられる有機化合物の一種。酢酸に極めて溶けやすく、酢酸エチルジエチルエーテルに溶けにくい。塩酸塩は白色または微黄色結晶。融点192–196℃。1960年代にスイスのガイギー社(現・ノバルティス)によって開発された。三環系抗うつ薬の一種で、アルフレッサ ファーマから塩酸塩がアナフラニールという商品名で発売されている。

内のセロトニンおよびノルアドレナリン神経終末への取り込みを阻害する。

日本における適応は、うつ病・うつ状態、遺尿症、ナルコレプシーに伴う情動脱力発作である。

獣医学領域ではイヌの分離不安症の治療薬として使用される。

主な副作用

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  • 喉の渇き(三環系共通:頻度高)
  • 眠気(抗うつ薬共通:頻度低)
  • 立ちくらみ、めまい、ふらつき(抗うつ薬共通:頻度低)
  • 食欲減退

禁忌

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種類

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CAS登録番号 分子式 モル質量
g mol−1
日化辞番号 PubChem
クロミプラミン 303-49-1 C19H23ClN2 314.86 J8.630D 2801
塩酸塩 17321-77-6 HCl・C19H23ClN2 351.32 J290.331H 68539

出典

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