グランデッツァ
グランデッツァ | ||||||||||||
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欧字表記 | Grandezza | |||||||||||
品種 | サラブレッド[1] | |||||||||||
性別 | 牡[1][2] | |||||||||||
毛色 | 栗毛[1][2] | |||||||||||
生誕 | 2009年3月3日(15歳)[1][2] | |||||||||||
登録日 | 2011年7月21日 | |||||||||||
抹消日 | 2015年11月6日[3] | |||||||||||
父 | アグネスタキオン[1] | |||||||||||
母 | マルバイユ[1] | |||||||||||
母の父 | Marju[1] | |||||||||||
生国 | 日本(北海道千歳市)[1][4] | |||||||||||
生産者 | 社台ファーム[1][2] | |||||||||||
馬主 | 社台レースホース[1][2] | |||||||||||
調教師 | 平田修(栗東)[1] | |||||||||||
競走成績 | ||||||||||||
生涯成績 | 19戦5勝[1] | |||||||||||
獲得賞金 | 2億2320万4000円[1][2] | |||||||||||
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グランデッツァ(Grandezza、2009年3月3日 - )[1]は、日本の競走馬、種牡馬。主な勝ち鞍は2012年のスプリングステークス、2011年の札幌2歳ステークス、2015年の七夕賞。
競走馬時代
[編集]2011年
[編集]デビューは8月21日の札幌の芝1800m戦。8頭立ての最後方から直線追い込むも2着惜敗するが[5]、9月17日に前走と同じ札幌の未勝利戦は単勝オッズ1.1倍と圧倒的一番人気に応え、2着に8馬身差の大勝で初勝利を飾った[6]。そして札幌2歳ステークスは好位から抜け出して重賞初制覇した[7]。ラジオNIKKEI杯2歳ステークスでは4、5番手で先行し、直線では一時トップになるも、伸び脚が鈍く後ろから差されて3着に敗れた[8]。
2012年〜2013年
[編集]3歳初戦となったスプリングステークスはディープブリランテをゴール前で差し切って、重賞2勝目となった[9][10]。そして4月15日の皐月賞では1番人気での出走となった[11]。レースは大外18枠発走から終始後方外を回る展開となり[12]、直線で追い上げるも5着に敗れた[11]。5月27日の日本ダービーは5番手に付けるも、直線では伸びず10着に敗れた[13]。陣営は距離が長かったことを敗因に挙げていた[13]。そして秋になって左前脚屈腱炎を発症し、長期休養となってしまった[14]。
2014年
[編集]休養後、2戦はいずれもダート戦だったもののポルックスステークスで16着[15]、アルデバランSで11着[16]と惨敗だった。復帰3戦目だった都大路ステークスは2番手から最後は2着に5馬身差の圧勝で復帰後初勝利。時計も1分43秒9の日本レコードだった[17]。しかし、続く安田記念は不良馬場が影響したか、ジャスタウェイの11着に敗れる[18]。函館記念に1番人気で出走する[19]。先行するも、直線で伸びず10着と敗れた[19]。10月の毎日王冠で5着、11月のマイルチャンピオンシップ3着といずれも先行するも敗戦[20][21]。
2015年
[編集]好成績を残している京都の京都金杯で勝利を目指したが[22]、直線では伸びず5着に敗れる[23]。続く都大路ステークスではエイシンヒカリに逃げ切りを許し、2着となる[24]。鳴尾記念では好位を進むも[25]、前が詰まり5着に敗れた[26]。七夕賞では直線で2番手から抜け出すと[27]、2014年にメイショウナルトが記録したレースレコードを0.5秒更新し勝利した[28]。勝利は1年2か月ぶり、重賞勝利は3年4か月ぶりとなった[4]。その後、3ヶ月の休養をはさんだ毎日王冠では11着。その後、マイルチャンピオンシップに向けて調整されていたが、屈腱炎を再び発症し引退することになった[29]。引退後はブリーダーズスタリオンステーションで種牡馬となる[30][31][32]。
種牡馬時代
[編集]2016年よりブリーダーズスタリオンステーション入りし、2017年には初年度産駒が誕生した。
2019年に産駒がデビューするも、翌2020年をもって種牡馬を引退した。
種牡馬引退後は北海道札幌市のモモセライディングファームで乗馬となる。
2022年から引退名馬繋養展示事業の対象馬となっている。
競走成績
[編集]競走日 | 競馬場 | 競走名 | 格 | 距離(馬場) | 頭 数 |
枠 番 |
馬 番 |
オッズ (人気) |
着順 | タイム (上り3F) |
着差 | 騎手 | 斤量 | 1着馬(2着馬) |
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2011. 8.17 | 札幌 | 2歳新馬 | 芝1800m(良) | 8 | 2 | 2 | 2.3(2人) | 2着 | 1:52.8(34.0) | 0.1 | 秋山真一郎 | 54kg | マカハ | |
9.17 | 札幌 | 2歳未勝利 | 芝1800m(良) | 7 | 2 | 2 | 1.1(1人) | 1着 | 1:50.9(36.9) | -1.3 | 秋山真一郎 | 54kg | (マイネルテュール) | |
10. 1 | 札幌 | 札幌2歳S | GIII | 芝1800m(稍) | 13 | 7 | 11 | 1.6(1人) | 1着 | 1:50.8(36.4) | -0.1 | 秋山真一郎 | 55kg | (ゴールドシップ) |
12.24 | 阪神 | ラジオNIKKEI杯2歳S | GIII | 芝2000m(良) | 16 | 7 | 13 | 3.5(2人) | 3着 | 2:02.6(35.5) | 0.2 | 秋山真一郎 | 55kg | アダムスピーク |
2012. 3.18 | 中山 | スプリングS | GII | 芝1800m(重) | 14 | 8 | 14 | 6.0(3人) | 1着 | 1:50.7(35.5) | -0.2 | M.デムーロ | 56kg | (ディープブリランテ) |
4.15 | 中山 | 皐月賞 | GI | 芝2000m(稍) | 18 | 8 | 18 | 3.1(1人) | 5着 | 2:02.0(35.4) | 0.7 | M.デムーロ | 57kg | ゴールドシップ |
5.27 | 東京 | 東京優駿 | GI | 芝2400m(良) | 18 | 8 | 17 | 13.9(4人) | 10着 | 2:24.6(35.0) | 0.8 | 池添謙一 | 57kg | ディープブリランテ |
2014. 1.12 | 中山 | ポルックスS | OP | ダ1800m(重) | 16 | 3 | 6 | 19.3(8人) | 16着 | 1:59.2(44.9) | 8.3 | 戸崎圭太 | 56kg | ソロル |
2.15 | 京都 | アルデバランS | OP | ダ1900m(不) | 16 | 7 | 14 | 53.9(10人) | 11着 | 1:58.9(40.0) | 2.9 | 国分優作 | 57kg | エーシンゴールド |
5.18 | 京都 | 都大路S | OP | 芝1800m(良) | 18 | 8 | 17 | 10.7(5人) | 1着 | R1:43.9(34.0) | -0.9 | 秋山真一郎 | 56kg | (ディサイファ) |
6. 8 | 東京 | 安田記念 | GI | 芝1600m(不) | 17 | 1 | 1 | 13.8(4人) | 11着 | 1:38:0(38.3) | 1.2 | 石橋脩 | 58kg | ジャスタウェイ |
7.20 | 函館 | 函館記念 | GIII | 芝2000m(良) | 15 | 2 | 5 | 3.6(1人) | 10着 | 2:01:0(37.6) | 1.2 | 秋山真一郎 | 57.5kg | ラブイズブーシェ |
10.12 | 東京 | 毎日王冠 | GII | 芝1800m(良) | 15 | 5 | 9 | 6.0(2人) | 5着 | 1:45:5(34.3) | 0.3 | 秋山真一郎 | 56kg | エアソミュール |
11.23 | 京都 | マイルCS | GI | 芝1600m(良) | 17 | 2 | 3 | 18.6(9人) | 3着 | 1:31:7(34.8) | 0.2 | 秋山真一郎 | 57kg | ダノンシャーク |
2015. 1. 4 | 京都 | 京都金杯 | GIII | 芝1600m(良) | 18 | 4 | 8 | 4.1(1人) | 5着 | 1:33:1(34.2) | 0.3 | 秋山真一郎 | 57.5kg | ウインフルブルーム |
5.16 | 京都 | 都大路S | OP | 芝1600m(稍) | 13 | 7 | 11 | 2.7(2人) | 2着 | 1:45:9(34.6) | 0.2 | 川田将雅 | 57kg | エイシンヒカリ |
6. 6 | 阪神 | 鳴尾記念 | GIII | 芝2000m(良) | 11 | 1 | 1 | 5.6(3人) | 5着 | 1:59:3(35.6) | 0.5 | 川田将雅 | 56kg | ラブリーデイ |
7.12 | 福島 | 七夕賞 | GIII | 芝2000m(良) | 16 | 6 | 11 | 4.5(2人) | 1着 | 1:58:2(34.3) | -0.2 | 川田将雅 | 57kg | (ステラウインド) |
10.11 | 東京 | 毎日王冠 | GII | 芝1800m(良) | 13 | 1 | 1 | 16.4(8人) | 11着 | 1:46:4(34.5) | 0.8 | 福永祐一 | 56kg | エイシンヒカリ |
- タイム欄のRはレコード勝ちを示す
- [33]
血統表
[編集]グランデッツァの血統 | (血統表の出典)[§ 1] | |||
父系 | サンデーサイレンス系 |
[§ 2] | ||
父 アグネスタキオン 1998 栗毛 |
父の父 *サンデーサイレンスSunday Silence 1986 青鹿毛 |
Halo | Hail to Reason | |
Cosmah | ||||
Wishing Well | Understanding | |||
Mountain Flower | ||||
父の母 アグネスフローラ1987 鹿毛 |
*ロイヤルスキー | Raja Baba | ||
Coz o'Nijinsky | ||||
アグネスレディー | *リマンド | |||
イコマエイカン | ||||
母 *マルバイユ Marbye 2000 鹿毛 |
Marju 1988 黒鹿毛 |
*ラストタイクーン Last Tycoon |
*トライマイベスト | |
Mill Princess | ||||
Flame of Tara | *アーテイアス | |||
Welsh Flame | ||||
母の母 Hambye 1994鹿毛 イギリス |
Distant Relative | Habitat | ||
Royal Sister | ||||
Paglietta Gener | Final Straw | |||
Miss Puddleduck | ||||
母系(F-No.) | (FN:9-f) | [§ 3] | ||
5代内の近親交配 | なし | [§ 4] | ||
出典 |
出典
[編集]- ^ a b c d e f g h i j k l m n “グランデッツァ”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2022年8月12日閲覧。
- ^ a b c d e f “一口馬主DB グランデッツァ”. 一口馬主DB. 2015年7月13日閲覧。
- ^ “グランデッツァが引退、種牡馬へ”. netkeiba.com. 2022年7月10日閲覧。
- ^ a b c “【七夕賞】将雅に導かれグランデッツァ3年4ヶ月ぶり重賞V”. 競馬ラボ. (2015年7月12日) 2015年7月13日閲覧。
- ^ “4番人気マカハ、良血馬グランデッツァの追撃抑える/新馬戦”. netkeiba.com. (2011年8月21日) 2015年7月12日閲覧。
- ^ a b “【札幌1R】グランデッツァ、8馬身差圧巻V!”. スポニチアネックス (スポーツニッポン). (2011年9月18日) 2015年7月12日閲覧。
- ^ “【札幌2歳S】(札幌)~良血グランデッツァが断然人気に応えて初重賞V”. 中央競馬実況Web. ラジオNIKKEI (2011年10月1日). 2015年7月12日閲覧。
- ^ “第28回ラジオNIKKEI杯(G3)”. netkeiba.com (2011年12月24日). 2015年7月12日閲覧。
- ^ “スプリングS・グランデッツァが豪快な差し切り勝ち(18日)”. 馬三郎タイムス (デイリースポーツ). (2012年3月19日) 2015年7月13日閲覧。
- ^ “第61回フジTVスプリングS(G2)”. netkeiba.com (2012年3月18日). 2015年7月13日閲覧。
- ^ a b “皐月賞・ゴールドシップがインから抜け出し完勝”. 馬三郎タイムス (デイリースポーツ). (2012年4月16日) 2015年7月13日閲覧。
- ^ “第72回皐月賞(G1)”. netkeiba.com (2012年4月15日). 2015年7月13日閲覧。
- ^ a b “【日本ダービー】グランデッツァ失速「距離かな」”. スポニチアネックス (スポーツニッポン). (2012年5月28日) 2015年7月13日閲覧。
- ^ “グランデッツァが左前脚屈腱炎 全治は不明”. スポニチアネックス (スポーツニッポン). (2012年10月4日) 2013年5月13日閲覧。
- ^ “ポルックスステークス”. netkeiba.com (2014年1月12日). 2015年7月13日閲覧。
- ^ “アルデバランS”. netkeiba.com (2014年2月15日). 2015年7月13日閲覧。
- ^ “【京都11R・都大路S】グランデッツァが日本レコードV”. スポニチアネックス (スポーツニッポン). (2014年5月18日) 2015年7月13日閲覧。
- ^ “【安田記念(GI)】(東京)~ジャスタウェイがG寸前捉えてV”. 中央競馬実況Web (ラジオNIKKEI). (2014年6月8日) 2015年7月13日閲覧。
- ^ a b “函館記念・ラブイズブーシェが得意の函館で重賞初V”. 競馬ラボ. (2014年7月20日) 2015年7月13日閲覧。
- ^ “第65回毎日王冠(G2)”. netkeiba.com. 2015年7月13日閲覧。
- ^ “第31回マイルチャンピオンS(G1)”. netkeiba.com (2014年11月23日). 2015年7月13日閲覧。
- ^ “初重賞制覇か連覇か/京都金杯の見どころ”. netkeiba.com. 2015年7月13日閲覧。
- ^ “第53回スポニチ賞京都金杯(G3)”. netkeiba.com (2015年1月4日). 2015年7月13日閲覧。
- ^ “都大路ステークス”. netkeiba.com (2015年5月16日). 2015年7月13日閲覧。
- ^ “第68回鳴尾記念(G3)”. netkeiba.com (2015年6月6日). 2015年7月13日閲覧。
- ^ “【七夕賞】勝負の秋へ賞金加算だ!グランデッツァ”. サンスポ競馬予想王 (産経新聞社). (2015年7月11日) 2015年7月13日閲覧。
- ^ “【七夕賞】グランデッツァ復活V”. デイリースポーツ. (2015年7月13日) 2015年7月13日閲覧。
- ^ “グランデッツァ復活重賞3年4カ月ぶり/七夕賞”. 日刊スポーツ. (2015年7月13日) 2015年7月13日閲覧。
- ^ グランデッツァ号が競走馬登録抹消日本中央競馬会、2015年11月5日閲覧
- ^ グランデッツァが引退!種牡馬入りへ「アグネスタキオンの最高傑作に」と期待された逸材競馬タイムス、2015年11月5日閲覧
- ^ グランデッツァがブリーダーズ・スタリオン・ステーションにスタッドイン競走馬のふるさと案内所、2015年11月14日閲覧
- ^ 2016年ブリーダーズ・スタリオン・ステーション繋養種牡馬2016年3月20日閲覧
- ^ “競走成績:全競走成績|グランデッツァ|JBISサーチ(JBIS-Search)”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2015年7月13日閲覧。
- ^ a b c “血統情報:5代血統表|グランデッツァ|JBISサーチ”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2015年5月14日閲覧。
- ^ “グランデッツァの種牡馬情報”. 競馬ラボ. 2021年7月6日閲覧。
外部リンク
[編集]- 競走馬成績と情報 netkeiba、スポーツナビ、JBISサーチ、Racing Post
- グランデッツァ - 競走馬のふるさと案内所
- グランデッツァ - 引退名馬(名馬.jp)