コンテンツにスキップ

英文维基 | 中文维基 | 日文维基 | 草榴社区

サトノグランツ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
サトノグランツ
2023年ゆきやなぎ賞
欧字表記 Satono Glanz[1]
香港表記 里見騰輝[2]
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 鹿毛[1]
生誕 2020年4月3日(4歳)[1]
サトノダイヤモンド[1]
チェリーコレクト[1]
母の父 Oratorio[1]
生国 日本の旗 日本北海道安平町[1]
生産者 ノーザンファーム[1]
馬主 里見治[1]
調教師 友道康夫栗東[1]
競走成績
生涯成績 12戦4勝[1]
中央:11戦4勝
海外:1戦0勝
獲得賞金 1億9639万2800円[3]
中央:1億5750万7000円[1]
カタール:27万5000米ドル[4]
(2024年10月6日現在)
勝ち鞍
GII 京都新聞杯 2023年
GII 神戸新聞杯 2023年
テンプレートを表示

サトノグランツ(欧字名:Satono Glanz2020年4月3日 - )は、日本競走馬[1]。主な勝ち鞍は2023年京都新聞杯神戸新聞杯

馬名の意味は、冠名+輝き(ドイツ語[3]

戦績

[編集]

デビュー前

[編集]

2021年7月のセレクトセール1歳馬セールに上場され、里見治に1億500万円(税別)で落札された[5]

2歳(2022年)

[編集]

2022年10月23日に阪神競馬場第5レースの2歳新馬戦(芝1800m)でデビュー。クリストフ・ルメールを鞍上に1番人気に支持されたが、結果は8着という苦いスタートとなった。12月11日の阪神競馬場・2歳未勝利戦で、通算3戦目にして初勝利を収めた。

3歳(2023年)

[編集]

2023年は3月11日の1勝クラス・ゆきやなぎ賞から始動し、そこで2勝目を挙げた。そして5月6日には初の重賞挑戦として京都競馬場で行われた京都新聞杯に出走した。レースは出入りの激しい流れとなったが、中団から冷静に運んだ。直線に入ると、4頭がもつれる激しい叩き合いが繰り広げられたが、それをクビ差で制し、3連勝で重賞初制覇を飾った。これにより、サトノダイヤモンド産駒にとってもJRA重賞初制覇となった[6][7][8][9]。初のGI初出走となった5月28日の東京優駿は後方から脚を伸ばすも、タスティエーラの11着に惨敗。レース後、休養に入った。

東京優駿から約4か月後、9月24日の神戸新聞杯でレースに復帰。道中は中団に待機して直線で馬群を捌いて伸びて、好位から脚を伸ばしてきたサヴォーナをゴール前でわずかに差し切って、アタマ差で重賞2勝目を飾った[10][11]。なお、勝ちタイムの2分23秒5はコースレコードとなった[11]。神戸新聞杯は父サトノダイヤモンド・祖父ディープインパクトも勝利しており、親子3代同一GⅡ制覇となった。

競走成績

[編集]

以下の内容は、JBISサーチ[12]およびnetkeiba.com[13]の情報に基づく。

競走日 競馬場 競走名 距離(馬場)


オッズ
(人気)
着順 タイム
(上り3F)
着差 騎手 斤量
[kg]
1着馬(2着馬) 馬体重
[kg]
2022.10.23 阪神 2歳新馬 芝1800m(良) 11 5 5 001.50(1人) 08着 R1:49.2(34.7) -0.9 0C.ルメール 55 ドクタードリトル 480
0000.11.12 東京 2歳未勝利 芝2000m(良) 11 8 11 004.10(3人) 02着 R2:00.9(33.7) -0.0 0R.ムーア 55 ドゥレッツァ 478
0000.12.11 阪神 2歳未勝利 芝1800m(良) 15 6 11 002.50(2人) 01着 R1:47.2(35.0) -0.1 0川田将雅 55 エルトンバローズ 482
2023.03.11 阪神 ゆきやなぎ賞 1勝 芝2400m(良) 12 7 10 003.60(2人) 01着 R2:25.9(34.6) -0.1 0坂井瑠星 55 (サヴォーナ) 490
0000.05.06 京都 京都新聞杯 GII 芝2200m(良) 12 5 6 002.80(1人) 01着 R2:14.1(33.3) -0.0 0川田将雅 56 (ダノントルネード) 494
0000.05.28 東京 東京優駿 GI 芝2400m(良) 18 8 18 042.70(7人) 11着 R2:25.9(33.1) -0.7 0川田将雅 57 タスティエーラ 490
0000.09.24 阪神 神戸新聞杯 GII 芝2400m(良) 13 3 3 005.00(3人) 01着 R2:23.5(33.1) -0.0 0川田将雅 56 (サヴォーナ) 492
0000.10.22 京都 菊花賞 GI 芝3000m(良) 17 6 11 005.00(3人) 10着 R3:04.3(35.1) -1.2 0川田将雅 57 ドゥレッツァ 496
2024.01.14 京都 日経新春杯 GII 芝2400m(良) 14 8 14 005.90(3人) 03着 R2:24.0(36.5) -0.3 0川田将雅 57.5 ブローザホーン 506
0000.02.17 アルライヤン アミールT G3 芝2400m(Gd)[注釈 1] 11 5 11 03着 R2:29.57 -(4.75馬身) 0川田将雅 57 Rebel's Romance 計不
0000.05.26 東京 目黒記念 GII 芝2500m(良) 13 2 2 005.30(3人) 04着 R2:32.5(33.7) -0.2 0川田将雅 58.5 シュトルーヴェ 498
0000.10.06 京都 京都大賞典 GII 芝2400m(良) 11 1 1 002.80(2人) 05着 R2:23.2(34.5) -0.3 0川田将雅 57 シュヴァリエローズ 506
  • 海外の競走の「枠番」欄にはゲート番を記載
  • タイム欄のRはレコード勝ちを示す
  • 競走成績は2024年10月6日現在

血統表

[編集]
サトノグランツ血統 (血統表の出典)[§ 1]
父系 サンデーサイレンス系
[§ 2]

サトノダイヤモンド
2013 鹿毛
父の父
ディープインパクト
2002 鹿毛
*サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
*ウインドインハーヘア Alzao
Burghclere
父の母
*マルペンサ
Malpensa
2006 鹿毛
Orpen Lure
Bonita Francita
Marsella *サザンヘイロー
Riviere

*チェリーコレクト
Cherry Collect
2009 鹿毛
Oratorio
2002 鹿毛
*デインヒル Danzig
Razyana
Mahrah Vaguely Noble
Montage
母の母
Holy Moon
2000 鹿毛
Hernando Niniski
Whakilyric
Centinela Caerleon
New Generation
母系(F-No.) (FN:14-f) [§ 3]
5代内の近親交配 Danzig 4×5、Halo 4・5(父内)、Nijinsky 5・5(母内) [§ 4]
出典
  1. ^ [16]
  2. ^ [17]
  3. ^ [16]
  4. ^ [16]

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 馬場状態の発表は「Good」[14]。これをJRAは「良」と発表した[15]馬場状態#芝馬場参照。

出典

[編集]
  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o サトノグランツ”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2024年2月17日閲覧。
  2. ^ https://racingnews.hkjc.com/chinese/2024/02/15/%E9%85%8B%E9%95%B7%E9%8C%A6%E6%A8%99%E5%B0%87%E7%8E%8B%E6%8E%92%E4%B8%83%E6%AA%94%E5%8A%9B%E7%88%AD%E8%A1%9B%E5%86%95
  3. ^ a b 競走馬情報 - サトノグランツ”. 日本中央競馬会. 2024年3月12日閲覧。
  4. ^ 2024 アミール・スウォード・フェスティバル施行競走登録要綱(カタール)”. 公益財団法人 ジャパン・スタッドブック・インターナショナル. 2024年2月17日閲覧。
  5. ^ 【セレクトセール2021】サトノダイヤモンド産駒、チェリーコレクトの2020が1億500万円で落札」『netkeiba.com』株式会社ネットドリーマーズ、2021年7月12日。2023年5月6日閲覧。
  6. ^ 【京都新聞杯】サトノグランツ3連勝で重賞初制覇」『スポーツニッポン』2023年5月6日。2023年5月6日閲覧。
  7. ^ 【京都新聞杯】サトノグランツが3連勝で重賞初制覇」『スポーツ報知』2023年5月6日。2023年5月6日閲覧。
  8. ^ 【京都新聞杯結果】サトノグランツが追い比べを制して3連勝 サトノダイヤモンド産駒は重賞初V」『netkeiba.com』2023年5月6日。2023年5月6日閲覧。
  9. ^ 【京都新聞杯】サトノグランツがゴール寸前でかわして東上最終便を制す」『サンケイスポーツ』2023年5月6日。2023年5月6日閲覧。
  10. ^ 【神戸新聞杯結果】サトノグランツが差し切ってレコードV!重賞2勝目を挙げる」『netkeiba』2023年9月24日。2023年9月24日閲覧。
  11. ^ a b 【神戸新聞杯】サトノグランツがレコードで重賞2勝目 いざ菊花賞へ」『サンケイスポーツ』2023年9月24日。2023年9月24日閲覧。
  12. ^ サトノグランツ 競走成績”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2023年10月22日閲覧。
  13. ^ サトノグランツの競走成績”. netkeiba.com. Net Dreamers Co., Ltd.. 2023年10月22日閲覧。
  14. ^ Calendar - Qatar Racing and Equestrian Club - H.H The Amir Sword and Trophy”. Qatar Racing and Equestrian Club. 2024年2月17日閲覧。
  15. ^ 2024アミールトロフィー(G3)の結果”. 日本中央競馬会. 2024年2月17日閲覧。
  16. ^ a b c 血統情報:5代血統表|サトノグランツ”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2023年5月6日閲覧。
  17. ^ サトノグランツの血統データ”. 競馬ラボ. 2023年5月6日閲覧。

外部リンク

[編集]