サリシン
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サリシン | |
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(2R,3S,4S,5R,6S)-2-(ヒドロキシメチル)-6-[2-(ヒドロキシメチル)フェノキシ]オキサン-3,4,5-トリオール | |
別称
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識別情報 | |
CAS登録番号 | 138-52-3 |
日化辞番号 | J5.634K |
KEGG | C01451 |
特性 | |
化学式 | C13H18O7 |
モル質量 | 286.28 g mol−1 |
外観 | 無色固体 |
融点 |
197-200℃ |
比旋光度 [α]D | −45.6° (c = 0.6 in EtOH)[1] |
関連する物質 | |
関連物質 | サリチル酸 サリゲニン |
特記なき場合、データは常温 (25 °C)・常圧 (100 kPa) におけるものである。 |
サリシン (Salicin) は、D-グルコースを含むアルコール性のβ-グルコシドである。サリチルアルコールをアグリコンとする。サリシンはすべてのヤナギの樹皮で産生する抗炎症性のグルコシドである[2][出典無効]。
サリシンは、アスピリンと化学的に大きな関係を持っており、人体においては鎮痛剤としてとてもよく似た効果を与える。服用するとサリチル酸に分解されるが、服用時にはキニーネのような苦味を感じる[3]。
脚注
[編集]- ^ Merck Index 14th ed., 8324.
- ^ Uchytil, RJ (1991). Salix drummondiana. Fire Effects Information System,. Online. U.S. Department of Agriculture, Forest Service, Rocky Mountain Research Station, Fire Sciences Laboratory (Producer). Retrieved on 2006-07-19.
- ^ Daniells, S (09/10/2006). Symrise explores cheaper alternatives in bitter-maskers (HTML). www.foodnavigator.com. Retrieved on 2007-12-13.