ザ・トーキョー・ブルース
『ザ・トーキョー・ブルース』 | ||||
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ホレス・シルヴァー の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1962年7月13日(#2, #3)、14日(#1, #4, #5) ニュージャージー州 ヴァン・ゲルダー・スタジオ[1] | |||
ジャンル | ジャズ | |||
時間 | ||||
レーベル | ブルーノート・レコード | |||
プロデュース | アルフレッド・ライオン | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
ホレス・シルヴァー アルバム 年表 | ||||
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『ザ・トーキョー・ブルース』(The Tokyo Blues)は、アメリカ合衆国のジャズ・ピアニスト、ホレス・シルヴァーが1962年に録音・発表したスタジオ・アルバム。
背景
[編集]シルヴァーは1962年1月2日から15日に自身初の日本ツアーを行い、本作は同年7月に、日本公演時と同じラインナップで録音された[3]。なお、ドラマーのジョン・ハリス・ジュニアは、体調を崩したロイ・ブルックスの代役として、1961年末に加入したばかりの新メンバーである[4]。
大部分の曲は、シルヴァーが日本滞在の思い出を元に作った新曲だが、「チェリー・ブロッサム」のみ、当時サラ・ヴォーンの伴奏ピアニストとして知られていたロンネル・ブライトの曲で[4]、この曲はピアノ・トリオ編成で録音された[1]。「トゥー・マッチ・サケ」のタイトルは、日本ツアー当時シルヴァーらと共にすき焼き店に行った白木秀雄が、熱燗を飲んで酔っ払ったシルヴァー達を見て発した言葉に由来し、シルヴァーは「日本酒はそれほど強い酒ではないけど、じわじわと酔っていくよ」とコメントしている[4]。アルバム・ジャケットはニューヨークで撮影され、シルヴァーを囲んでいる着物の女性の一人は出光真子である[3]。
評価・影響
[編集]Steve Leggettはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「ラテン・リズムとブルースを基本としており、シルヴァーが東京に影響を受けた曲は、多少の異文化交流もあるが、最終的には、彼が追求してきたアメリカのハード・バップそのものである」と評している[2]。タイトル曲はシルヴァー自身による歌詞も作られており、ディー・ディー・ブリッジウォーターは1994年録音のアルバム『"ラヴ&ピース"トリビュート・トゥ・ホレス・シルヴァー』で、シルヴァーの歌詞に準拠したカヴァーを歌っている[3]。
収録曲
[編集]特記なき楽曲はホレス・シルヴァー作。
- トゥー・マッチ・サケ - "Too Much Sake" - 6:48
- サヨナラ・ブルース - "Sayonara Blues" - 12:10
- ザ・トーキョー・ブルース - "The Tokyo Blues" - 7:39
- チェリー・ブロッサム - "Cherry Blossom" (Ronnell Bright) - 6:11
- アー! ソー - "Ah! So" - 7:04
参加ミュージシャン
[編集]- ホレス・シルヴァー - ピアノ
- ブルー・ミッチェル - トランペット(#4を除く全曲)
- ジュニア・クック - テナー・サクソフォーン(#4を除く全曲)
- ジーン・テイラー - ベース
- ジョン・ハリス・ジュニア - ドラムス
脚注
[編集]外部リンク
[編集]- ザ・トーキョー・ブルース - Discogs (発売一覧)