ザ・ハードバップ・グランドポップ
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『ザ・ハードバップ・グランドポップ』 | ||||
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ホレス・シルヴァー の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1996年2月29日 - 3月1日 ニューヨーク パワー・ステーション[1] | |||
ジャンル | ジャズ | |||
時間 | ||||
レーベル | インパルス!レコード | |||
プロデュース | ホレス・シルヴァー | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
ホレス・シルヴァー アルバム 年表 | ||||
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『ザ・ハードバップ・グランドポップ』(The Hardbop Grandpop)は、アメリカ合衆国のジャズ・ピアニスト、ホレス・シルヴァーが1996年に録音・発表したスタジオ・アルバム。
背景
[編集]インパルス!レコード移籍第1弾アルバムに当たる[2]。全曲ともインストゥルメンタルだが、シルヴァーは10曲中5曲の歌詞も自作し「ライナーノーツに歌詞を掲載したから、プロであれアマチュアであれ、歌ってくれる歌手が出てくるかもしれない」とコメントしている[3]。「ホーキン」はコールマン・ホーキンス、「ディギン・オン・デクスター」はデクスター・ゴードンに捧げられた曲である[3]。
評価
[編集]第39回グラミー賞では、本作が最優秀ジャズ・インストゥルメンタル・パフォーマンス賞にノミネートされ、収録曲「ディギン・オン・デクスター」は最優秀ジャズ・インストゥルメンタル・ソロ賞にノミネートされた[4]。スコット・ヤナウはオールミュージックにおいて5点満点中4.5点を付け「どの曲もスタンダード・ナンバーになり得るとまでは言えないが、いずれも覚えやすく、シルヴァーの聴衆を魅了する個性に満ちており、即興演奏を引き出す絶好の素材となっている」「ブルーノートを離れてからのホレス・シルヴァーを代表する傑作の一つ」と評している[1]。
収録曲
[編集]全曲ともホレス・シルヴァー作。
- アイ・ウォント・ユー - "I Want You" - 5:17
- ザ・ヒッペスト・キャット・イン・ハリウッド - "The Hippest Cat in Hollywood" - 6:43
- グラティテュード - "Gratitude" - 5:38
- ホーキン - "Hawkin'" - 6:18
- アイ・ガット・ザ・ブルース・イン・サンタ・クルーズ - "I Got the Blues in Santa Cruz" - 8:06
- ウィーヴ・ガット・シルヴァー・アット・シックス - "We've Got Silver at Six" - 7:04
- ザ・ハードバップ・グランドポップ - "The Hardbop Grandpop" - 5:20
- ザ・レディ・フロム・ヨハネスブルグ - "The Lady from Johannesburg" - 6:04
- セレナーデ・トゥ・ア・ティーケトル - "Serenade to a Teakettle" - 6:24
- ディギン・オン・デクスター - "Diggin' on Dexter" - 5:39
参加ミュージシャン
[編集]- ホレス・シルヴァー - ピアノ
- クラウディオ・ロディッティ - トランペット、フリューゲルホルン
- スティーヴ・トゥーレ - トロンボーン
- マイケル・ブレッカー - テナー・サクソフォーン
- ロニー・キューバー - バリトン・サクソフォーン
- ロン・カーター - ベース
- ルイス・ナッシュ - ドラムス
脚注
[編集]- ^ a b c Yanow, Scott. “The Hard Bop Grandpop - Horace Silver - Album”. AllMusic. 2024年11月24日閲覧。
- ^ Waring, Charles (2022年9月2日). “Horace Silver: Celebrating The Jazz Messenger's Golden Legacy”. uDiscoverMusic. 2024年11月24日閲覧。
- ^ a b CD英文ライナーノーツ(ホレス・シルヴァー)
- ^ “Horace Silver - Artist”. GRAMMY.com. Recording Academy. 2024年11月24日閲覧。
外部リンク
[編集]- ザ・ハードバップ・グランドポップ - Discogs (発売一覧)