ザ・ベスト・ライヴ (ジャクソンズのアルバム)
『ザ・ベスト・ライヴ』 | ||||
---|---|---|---|---|
ジャクソンズ の ライブ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | ソウル、ファンク、ポップス | |||
時間 | ||||
レーベル | エピック・レコード | |||
プロデュース | ジャクソンズ | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
| ||||
ジャクソンズ アルバム 年表 | ||||
|
『ザ・ベスト・ライヴ[3]』(原題:The Jacksons Live)は、アメリカ合衆国の兄弟ボーカル・グループ、ジャクソンズが1981年に録音・発表したライブ・アルバム。オリジナルLPは2枚組だが[4]、CDでは1枚にまとめられた。
背景
[編集]スタジオ・アルバム『トライアンフ』(1980年)のプロモーションのため、ジャクソンズは1981年7月8日から9月26日にかけてアメリカ・ツアーを行った[5]。本作のクレジットにはライブ録音の公演地が明記されておらず、複数の公演からのベスト・テイクが選ばれたという説もある[6]。
収録曲のうち5曲はマイケル・ジャクソンのソロ・アルバム『オフ・ザ・ウォール』(1979年)からの曲で、また、「ベンのテーマ」はマイケルがソロ名義で1971年にシングル・ヒットさせた曲。「ムービー・アンド・ラップ」はライブ演奏ではなく、ジャクソン5時代の楽曲「帰ってほしいの」、「さよならは言わないで」、それにマイケルのソロ・デビュー曲「ガット・トゥ・ビー・ゼア」の映像を流しながらメンバーの語りが入るという内容である[7]。
反響・評価
[編集]アメリカでは、総合アルバム・チャートのBillboard 200で30位、『ビルボード』のR&Bアルバム・チャートで10位を記録し[1]、リリースから約14年後の1995年9月にはRIAAによってゴールドディスクに認定された[8]。
Bruce Ederはオールミュージックにおいて5点満点中3.5点を付け「彼らがいかに偉大な一座であったかを思い起こさせ、マイケル・ジャクソンとファミリー・グループの活動が終わろうとしていた頃の絶好調ぶりを捉えている」と評している[4]。
収録曲
[編集]- オープニング/キャン・ユー・フィール・イット - "Opening/Can You Feel It" (Michael Jackson, Jackie Jackson) - 6:03
- シングス・アイ・ドゥ・フォー・ユー - "Things I Do for You" (Michael Jackson, Jackie Jackson, Randy Jackson, Tito Jackson) - 3:38
- オフ・ザ・ウォール - "Off the Wall" (Rod Temperton) - 4:00
- ベンのテーマ - "Ben" (Walter Scharf, Don Black) - 3:52
- ハートブレイク・ホテル - "This Place Hotel" (Michael Jackson) - 4:40
- あの娘が消えた - "She's Out of My Life" (Tom Bahler) - 4:48
- ムービー・アンド・ラップ - "Movie and Rap Including Excerpts of I Want You Back/Never Can Say Goodbye/Got to Be There" (Berry Gordy, Freddie Perren, Alphonzo Mizell, Deke Richards, Clifton Davis, Elliot Willensky) - 3:04
- メドレー:帰ってほしいの/ABC/小さな経験 - "Medley: I Want You Back/ABC/The Love You Save" (Berry Gordy, Freddie Perren, Alphonzo Mizell, Deke Richards) - 2:54
- アイル・ビー・ゼア - "I'll Be There" (Berry Gordy, Bob West, Willie Hutch, Hal Davis) - 3:13
- ロック・ウィズ・ユー - "Rock with You" (Rod Temperton) - 3:58
- マイ・ラヴリー・ワン - "Lovely One" (Michael Jackson, Randy Jackson) - 6:28
- ワーキング・デイ・アンド・ナイト - "Working Day and Night" (Michael Jackson) - 6:53
- 今夜はドント・ストップ - "Don't Stop 'Til You Get Enough" (Michael Jackson) - 4:21
- シェイク・ユア・ボディ - "Shake Your Body (Down to the Ground)" (Michael Jackson, Randy Jackson) - 8:34
日本盤リマスターCDボーナス・トラック
[編集]- ワーキング・デイ・アンド・ナイト(エディット) - "Working Day and Night (Edit)" (Michael Jackson) - 4:34
参加ミュージシャン
[編集]- マイケル・ジャクソン - ボーカル
- ティト・ジャクソン - ボーカル、ギター
- マーロン・ジャクソン - ボーカル
- ジャッキー・ジャクソン - ボーカル、タンブリン
- ランディ・ジャクソン - ボーカル、バッキング・ボーカル、パーカッション
アディショナル・ミュージシャン
- デヴィッド・ウィリアムス - ギター
- ビル・ウルファー - キーボード
- マイケル・マッキニー - ベース
- ジョナサン・モフェット - ドラムス
- イースト・コースト・ホーンズ - ホーン・セクション
- ウェズリー・フィリップス
- クロリス・グライムス
- アラン・プラター
- ロデリック・マックモリス
脚注・出典
[編集]- ^ a b The Jacksons | Awards | AllMusic
- ^ The Jacksons - Live - dutchcharts.nl
- ^ 日本初回盤(36・3P-328/329)の表記は『ザ・ベスト・ライブ』で、CD化以降は現行表記に変更されたが、初回盤の帯を復刻した2009年の紙ジャケットCD(EICP 1204-5)は旧表記となっている
- ^ a b Eder, Bruce. “The Jacksons: Live - The Jacksons”. AllMusic. 2015年7月28日閲覧。
- ^ Triumph Tour (1981) - Tito Jackson Official Website
- ^ 日本盤リマスターCD(EICP-1405)ライナーノーツ(西寺郷太、2010年)
- ^ 日本盤リマスターCD(EICP-1405)トラック・リスト
- ^ RIAA公式サイト内SEARCHABLE DATABASE - 引用符付きの"JACKSONS LIVE"と入力して検索すれば表示される