ショーン・ダンストン

ショーン・ダンストン
*Shawon Dunston*
サンフランシスコ・ジャイアンツコーチ
	シカゴ・カブス時代; （1988年）
基本情報
国籍	アメリカ合衆国
出身地	ニューヨーク州ニューヨーク市ブルックリン区
生年月日	1963年3月21日（61歳）
身長; 体重	6' 1" ＝約185.4 cm; 175 lb ＝約79.4 kg
選手情報
投球・打席	右投右打
ポジション	遊撃手
プロ入り	1982年ドラフト1巡目(全体1位)でシカゴ・カブスから指名
初出場	1985年4月9日
最終出場	2002年9月29日
経歴（括弧内はプロチーム在籍年度）
	選手歴トーマス・ジェファーソン高等学校; シカゴ・カブス (1985 - 1995); サンフランシスコ・ジャイアンツ (1996); シカゴ・カブス (1997); ピッツバーグ・パイレーツ (1997); クリーブランド・インディアンス (1998); サンフランシスコ・ジャイアンツ (1998); セントルイス・カージナルス (1999); ニューヨーク・メッツ (1999); セントルイス・カージナルス (2000); サンフランシスコ・ジャイアンツ (2001 - 2002); コーチ歴サンフランシスコ・ジャイアンツ (2015 - );
	この表について

ショーン・ドネル・ダンストン（Shawon Donnell Dunston, 1963年 3月21日 - ）は、アメリカ合衆国・ニューヨーク州ニューヨーク市ブルックリン区出身の元プロ野球選手（遊撃手）。右投右打。現在はサンフランシスコ・ジャイアンツのスペシャルアシスタントを務める。

経歴

プロ入りとカブス時代

1982年のMLBドラフトでシカゴ・カブスから1巡目（全体1位）指名を受け、プロ入り。

1985年、スプリングトレーニングから大ベテランのラリー・ボーワと遊撃のレギュラーの座を争い^[1]、4月9日のピッツバーグ・パイレーツとのシーズン開幕戦でメジャーデビューを果たした。デビューから23試合で9失策に打率.194と不調のため、5月にマイナー降格するが^[2]、8月に再昇格。以後10年余りカブスの遊撃のレギュラーに君臨する。1988年と1990年にはオールスターに選出されている。

ジャイアンツ時代

1996年1月9日にFAでサンフランシスコ・ジャイアンツへ移籍。

カブス復帰

1996年12月2日に古巣・カブスへ移籍。翌1997年より外野手としての出場が増え始める。

パイレーツ時代

1997年8月31日に遊撃手のケビン・エルスターとケビン・ポルコビッチを故障で欠いていたパイレーツへ移籍。

カージナルス復帰

2000年2月3日にカージナルスへ移籍。

3度目のジャイアンツ時代

2000年12月8日にジャイアンツへ移籍。現役最終年の2002年には自身初のワールドシリーズ（アナハイム・エンゼルスと対戦）を経験し、シリーズ最終戦となった第6戦にケビン・エイピアーから本塁打を放っている^[3]。

引退後

引退後はカリフォルニア州フリーモントに在住。2015年現在はジャイアンツのスペシャルアシスタントを務めている。

また、息子のショーン・ダンストン・ジュニアも2011年6月のMLBドラフトでカブスから11巡目指名（全体339位）を受けてプロ入りしている。

選手としての特徴

最大の魅力はロベルト・クレメンテと並び称された強肩。守備範囲も広かったが、同時代にオジー・スミスがいたためゴールドグラブ賞は未受賞。俊足強打の素質がありながら選球眼が悪く、打撃では才能を生かし切れなかった^[4]。

詳細情報

年度別打撃成績

年度	球団	試合	打席	打数	得点	安打	二塁打	三塁打	本塁打	塁打	打点	盗塁	盗塁死	犠打	犠飛	四球	敬遠	死球	三振	併殺打	打率	出塁率	長打率	O P S
1985	CHC	74	272	250	40	65	12	4	4	97	18	11	3	1	2	19	3	0	42	3	.260	.310	.388	.698
1986		150	611	581	66	145	37	3	17	239	68	13	11	4	2	21	5	3	114	5	.250	.278	.411	.690
1987		95	359	346	40	85	18	3	5	124	22	12	3	0	2	10	1	1	68	6	.246	.267	.358	.626
1988		155	599	575	69	143	23	6	9	205	56	30	9	4	2	16	8	2	108	6	.249	.271	.357	.627
1989		138	512	471	52	131	20	6	9	190	60	19	11	6	4	30	15	1	86	7	.278	.320	.403	.724
1990		146	573	545	73	143	22	8	17	232	66	25	5	4	6	15	1	3	87	9	.262	.283	.426	.709
1991		142	534	492	59	128	22	7	12	200	50	21	6	4	11	23	5	9	64	9	.260	.292	.407	.699
1992		18	76	73	8	23	3	1	0	28	2	2	3	0	0	3	0	0	13	0	.315	.342	.384	.726
1993		7	10	10	3	4	2	0	0	6	2	0	0	0	0	0	0	0	1	0	.400	.400	.600	1.000
1994		88	356	331	38	92	19	0	11	144	35	3	8	5	2	16	3	2	48	4	.278	.313	.435	.748
1995		127	503	477	58	141	30	6	14	225	69	10	5	7	3	10	3	6	75	8	.296	.317	.472	.788
1996	SF	82	307	287	27	86	12	2	5	117	25	8	0	5	1	13	0	1	40	8	.300	.331	.408	.739
1997	CHC	114	437	419	57	119	18	4	9	172	41	29	7	3	4	8	0	3	64	7	.284	.300	.411	.710
1997	PIT	18	74	71	14	28	4	1	5	49	16	3	1	2	1	0	0	0	11	2	.394	.389	.690	1.079
'97計	PIT	132	511	490	71	147	22	5	14	221	57	32	8	5	5	8	0	3	75	9	.300	.312	.451	.763
1998	CLE	62	166	156	26	37	11	3	3	63	12	9	2	0	3	6	0	1	18	2	.237	.265	.404	.669
1998	SF	36	55	51	10	9	2	0	3	20	8	0	2	1	0	0	0	3	10	1	.176	.222	.392	.614
'98計	SF	98	221	207	36	46	13	3	6	83	20	9	4	1	3	6	0	4	28	3	.222	.255	.401	.656
1999	STL	62	158	150	23	46	5	2	5	70	25	6	3	2	1	2	0	3	23	4	.307	.327	.467	.794
1999	NYM	42	97	93	12	32	6	1	0	40	16	4	1	1	1	0	0	2	16	4	.344	.354	.430	.784
'99計	NYM	104	255	243	35	78	11	3	5	110	41	10	4	3	2	2	0	5	39	8	.321	.337	.453	.790
2000	STL	98	231	216	28	54	11	2	12	105	43	3	1	4	2	6	0	3	47	11	.250	.278	.486	.764
2001	SF	88	193	186	26	52	10	3	9	95	25	3	1	2	1	2	0	2	32	2	.280	.293	.511	.804
2002	SF	72	153	147	7	34	5	0	1	42	9	1	0	1	1	3	0	1	33	0	.231	.250	.286	.536
MLB：18年		1814	6276	5927	736	1597	292	62	150	2463	668	212	82	56	49	203	44	41	1000	98	.269	.296	.416	.712

年度別守備成績

内野守備

年度	球団	一塁（1B）						二塁（2B）						三塁（3B）						遊撃（SS）
年度	球団	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率
1985	CHC	-						-						-						73	144	248	17	39	.958
1986		-						-						-						149	320	465	32	96	.961
1987		-						-						-						94	160	271	14	54	.969
1988		-						-						-						151	257	455	20	76	.973
1989		-						-						-						138	213	379	17	76	.972
1990		-						-						-						144	255	392	20	77	.970
1991		-						-						-						142	261	383	21	69	.968
1992		-						-						-						18	28	42	1	9	.986
1993		-						-						-						2	5	0	0	0	1.000
1994		-						-						-						84	121	218	12	48	.966
1995		-						-						-						125	187	336	17	51	.969
1996	SF	-						-						-						78	116	217	15	51	.957
1997	CHC	-						-						-						108	163	227	12	46	.970
1997	PIT	-						-						-						18	28	55	3	8	.965
'97計	PIT	-						-						-						126	191	282	15	54	.969
1998	CLE	-						24	32	55	2	9	.978	-						14	13	21	2	3	.944
1998	SF	-						1	0	1	0	1	1.000	-						9	11	4	1	0	.938
'98計	SF	-						25	32	56	2	10	.978	-						23	24	25	3	3	.942
1999	STL	8	37	2	0	3	1.000	-						5	2	8	1	2	.909	7	1	12	1	3	.929
1999	NYM	-						-						1	1	1	0	0	1.000	-
'99計	NYM	8	37	2	0	3	1.000	-						6	3	9	1	2	.923	7	1	12	1	3	.929
2000	STL	6	21	0	1	3	.955	-						5	0	3	0	1	1.000	8	4	6	0	2	1.000
2001	SF	1	0	0	0	0	----	-						-						-
2002	SF	1	6	0	0	0	1.000	-						-						1	0	0	0	0	----
MLB		16	64	2	1	6	.985	25	32	56	2	10	.978	11	3	12	1	3	.938	1363	2287	3731	205	708	.967

外野守備

年度	球団	左翼（LF）						中堅（CF）						右翼（RF）
年度	球団	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率	試合	刺殺	補殺	失策	併殺	守備率
1997	CHC	7	16	0	0	0	1.000	-						-
1998	CLE	11	16	0	0	0	1.000	1	2	0	0	0	1.000	-
1998	SF	-						6	9	0	1	0	.900	-
'98計	SF	11	16	0	0	0	1.000	7	11	0	1	0	.917	-
1999	STL	9	10	0	0	0	1.000	11	22	1	0	0	1.000	4	6	0	0	0	1.000
1999	NYM	9	9	0	1	0	.900	16	32	1	0	0	1.000	5	2	0	0	0	1.000
'99計	NYM	18	19	0	1	0	.950	27	54	2	0	0	1.000	9	8	0	0	0	1.000
2000	STL	41	55	0	1	0	.982	9	14	0	0	0	1.000	13	17	1	0	0	1.000
2001	SF	12	4	0	0	0	1.000	23	50	0	2	0	.962	26	26	4	1	2	.968
2002	SF	18	15	0	0	0	1.000	9	10	0	0	0	1.000	22	22	0	0	0	1.000
MLB		107	125	0	2	0	.984	75	139	2	3	0	.979	70	73	5	1	2	.987

各年度の太字はリーグ最高

獲得タイトル・表彰・記録

MLBオールスターゲーム選出：2回（1988年、1990年）

背番号

12 (1985年 - 1995年、1997年 - 同年途中、1999年途中 - 2000年)
21 (1996年、1999年 - 同年途中)
3 (1997年途中 - 同年終了)
9 (1998年 - 同年途中)
8 (1998年途中 - 同年終了)
23 (2001年 - 2002年)

脚注

外部リンク

選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)

この項目は、野球選手に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています（PJ野球選手/P野球）。

[1] The Telegraph-Herald - Google News Archive Search

[2] “SPORTS PEOPLE - Dunston Sent Down”. NYTimes.com. (1985年5月16日) 2015年2月23日閲覧。

[3] Kepner, Tyler (October 27, 2002). “BASEBALL: NOTEBOOK; At 39, Dunston Savors the Moment - New York Times”. Nytimes.com 2015年2月23日閲覧。

[4] 「忘れじのヒーロー厳選の90人」『週刊ベースボール別冊空風号大リーグ激動の90年代』ベースボール・マガジン社 61頁

[1]

[2]

[3]

[4]

表話編歴サンフランシスコ・ジャイアンツロースター
投手	43 トリスタン・ベック（英語版） 60 ヘイデン・バードソング 76 スペンサー・ビブンズ（英語版） 47 メイソン・ブラック（英語版） 75 カミロ・ドバル 45 カイル・ハリソン 12 ジョーダン・ヒックス 64 ショーン・ジェリー 72 トレバー・マクドナルド（英語版） 68 エリック・ミラー 23 ロビー・レイ 73 ランディ・ロドリゲス 33 テイラー・ロジャース 71 タイラー・ロジャース 65 ランデン・ロウプ（英語版） 63 イーサン・スモール 70 鄧愷威（英語版） 74 ライアン・ウォーカー 57 オースティン・ウォーレン 62 ローガン・ウェブ 67 キートン・ウィン（英語版）
捕手	14 パトリック・ベイリー 19 トム・マーフィー（故障者リスト） 2 ブレイク・セイボル
内野手	26 マット・チャップマン 49 タイラー・フィッツジェラルド 41 ウィルマー・フローレス 37 マルコ・ルシアーノ 10 ケイシー・シュミット 32 デビッド・ビヤー（英語版） 31 ラマン・ウェイド・ジュニア 0 ブレット・ワイズリー（英語版）
外野手	59 ヘラル・エンカーナシオン 51 李政厚 29 ルイス・マトス 58 グラント・マックレイ（英語版） 53 ウェイド・メックラー（英語版） 17 エリオット・ラモス 5 マイク・ヤストレムスキー
監督・コーチ	6 ボブ・メルビン（監督） 52 ライアン・クリステンソン（ベンチコーチ） 95 パット・バレル（打撃コーチ） 85 ペドロ・ゲレーロ（英語版）（打撃コーチ補佐） 80 ブライアン・プライス（投手コーチ） 72 J.P.マルティネス（投手コーチ補佐） 91 マーク・ホールバーグ（英語版）（一塁コーチ） 9 マット・ウィリアムズ（三塁コーチ） 81 ガービン・オルストン（英語版）（ブルペンコーチ） 92 アリッサ・ナッケン（コーチ補佐） 99 植松泰良（コーチ補佐）
公式サイト（英語）より　40人ロースター　監督・コーチ一覧　2024年11月4日更新

表話編歴 MLBドラフト全体1位指名選手
1960年代	1965 リック・マンデイ 1966 スティーブ・チルコット 1967 ロン・ブロムバーグ（英語版） 1968 ティム・フォーリ（英語版） 1969 ジェフ・バロウズ
1970年代	1970 マイク・アイビー（英語版） 1971 ダニー・グッドウィン 1972 デーブ・ロバーツ（英語版） 1973 デビッド・クライド 1974 ビル・アーモン（英語版） 1975 ダニー・グッドウィン 1976 フロイド・バニスター 1977 ハロルド・ベインズ 1978 ボブ・ホーナー 1979 アル・チェインバーズ
1980年代	1980 ダリル・ストロベリー 1981 マイク・ムーア 1982 ショーン・ダンストン 1983 ティム・ベルチャー 1984 ショーン・エイブナー 1985 B.J.サーホフ 1986 ジェフ・キング 1987 ケン・グリフィー・ジュニア 1988 アンディ・ベネス 1989 ベン・マクドナルド
1990年代	1990 チッパー・ジョーンズ 1991 ブリエン・テイラー 1992 フィル・ネビン 1993 アレックス・ロドリゲス 1994 ポール・ウィルソン 1995 ダリン・アースタッド 1996 クリス・ベンソン 1997 マット・アンダーソン 1998 パット・バレル 1999 ジョシュ・ハミルトン
2000年代	2000 エイドリアン・ゴンザレス 2001 ジョー・マウアー 2002 ブライアン・バリントン 2003 デルモン・ヤング 2004 マット・ブッシュ 2005 ジャスティン・アップトン 2006 ルーク・ホッチェバー 2007 デビッド・プライス 2008 ティム・ベッカム 2009 スティーブン・ストラスバーグ
2010年代	2010 ブライス・ハーパー 2011 ゲリット・コール 2012 カルロス・コレア 2013 マーク・アペル 2014 ブレイディ・エイケン 2015 ダンズビー・スワンソン 2016 ミッキー・モニアック 2017 ロイス・ルイス 2018 ケイシー・マイズ 2019 アドリー・ラッチマン
2020年代	2020 スペンサー・トーケルソン 2021 ヘンリー・デービス 2022 ジャクソン・ホリデイ 2023 ポール・スキーンズ 2024 トラビス・バザナ

経歴