ジャック・オーディアール
ジャック・オーディアール Jacques Audiard | |||||||||||||||||||||||||||
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第62回カンヌ国際映画祭にて (2009年) | |||||||||||||||||||||||||||
生年月日 | 1952年4月30日(72歳) | ||||||||||||||||||||||||||
出生地 | パリ | ||||||||||||||||||||||||||
国籍 | フランス | ||||||||||||||||||||||||||
職業 | 映画監督、脚本家、編集技師 | ||||||||||||||||||||||||||
ジャンル | 映画 | ||||||||||||||||||||||||||
活動期間 | 1981年 - | ||||||||||||||||||||||||||
配偶者 | マリオン・ヴェルヌー | ||||||||||||||||||||||||||
著名な家族 | ミシェル・オーディアール (父) | ||||||||||||||||||||||||||
主な作品 | |||||||||||||||||||||||||||
『真夜中のピアニスト』 『預言者』 『君と歩く世界』 『ディーパンの闘い』 『ゴールデン・リバー』 | |||||||||||||||||||||||||||
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ジャック・オーディアール (Jacques Audiard, 1952年4月30日 - ) は、フランスの映画監督、脚本家。
来歴
[編集]1952年4月30日、パリで生まれる[1]。父親は脚本家のミシェル・オーディアール、叔父はプロデューサーという映画一家で育つ[2]。ソルボンヌ大学で文学と哲学を専攻した後、編集技師として映画界に携わるようになる[1]。
1981年から脚本家として活動。その後、1994年にマチュー・カソヴィッツとジャン=ルイ・トランティニャン主演の『天使が隣で眠る夜』で映画監督としてデビュー。本作で第20回セザール賞の第1回監督作品賞、ジョルジュ・サドゥール賞を受賞[1][注釈 1]。
1996年には再びカソヴィッツとトランティニャンを主演に迎え、ジャン=フランソワ・ドニオーの小説を映画化した『つつましき詐欺師』を発表。第49回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品され、脚本賞を受賞した[4]。
2001年の『リード・マイ・リップス』は第27回セザール賞で9部門にノミネートされ、脚本賞と音響賞を受賞。主演のエマニュエル・ドゥヴォスはこの年世界中で大ヒットした『アメリ』に主演したオドレイ・トトゥを抑えて同賞の主演女優賞を獲得した。
2005年にはアメリカ映画『マッド・フィンガーズ』(1978年)を翻案した『真夜中のピアニスト』を発表。第55回ベルリン国際映画祭のコンペティション部門で上映され、アレクサンドル・デスプラが音楽賞を受賞。また、第31回セザール賞では作品賞、監督賞など8部門で受賞。その他に第59回英国アカデミー賞の外国語映画賞を受賞するなど、数多くの賞を受けた。
2009年、タハール・ラヒムを主演に迎え、刑務所を舞台とした『預言者』を発表。第62回カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞[5]。ロンドン映画祭でも最優秀作品賞を受賞した[6]。第35回セザール賞では同賞の最多記録に並ぶ13部門にノミネートされ、作品賞、監督賞を含む9部門を受賞[7]。第82回アカデミー賞では外国語映画賞にノミネートされたが受賞は逃した。その他、同年のルイ・デリュック賞も受賞している[8]。
2012年、マリオン・コティヤールを主演に『君と歩く世界』を発表。第65回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門への出品の他[9]、ロンドン国際映画祭では2度目となる最優秀作品賞を受賞[10]。第38回セザール賞では9部門にノミネートされたが、脚色賞など4部門での受賞に留まった。
2015年、タミル人の移民を描いた『ディーパンの闘い』が第68回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品され、悲願のパルム・ドールを受賞した[11]。また授賞の際のスピーチで、過去コンペティション部門に『預言者』『君と歩く世界』が出品されたが、いずれもミヒャエル・ハネケ監督がパルム・ドールを受賞していたことから、「ミヒャエル、今年、映画を作らないでいてくれてありがとう」と語った[12][13]。
2018年、ジョン・C・ライリー、ホアキン・フェニックス、ジェイク・ギレンホールを主演に迎えた西部劇『ゴールデン・リバー』が第75回ヴェネツィア国際映画祭に自身の作品としては初めて出品され、銀獅子賞を受賞した。
また、映画の他にノワール・デジールなどのミュージック・ビデオも手がけている。
作品
[編集]監督
[編集]- 天使が隣で眠る夜 Regarde les hommes tomber (1994年)
- つつましき詐欺師 Un héros très discret (1996年)
- Norme française (1998年) 短編
- リード・マイ・リップス Sur mes lèvres (2001年)
- 真夜中のピアニスト De battre mon coeur s'est arrêté (2005年)
- 預言者 Un prophète (2009年)
- 君と歩く世界 De rouille et d'os (2012年)
- ディーパンの闘い Dheepan (2015年)
- ゴールデン・リバー The Sisters Brothers(2018年)
- パリ13区 Paris, 13th District (2021年)
脚本
[編集]- プロフェッショナル Le Professionnel (1981年)
- 死への逃避行 Mortelle randonnée (1983年)
- Réveillon chez Bob (1984年)
- Sac de noeuds (1985年)
- キリング・タイム Poussière d'ange (1987年)
- Saxo (1987年)
- Fréquence meurtre (1988年)
- バクステール/ぼくを可愛がってください。さもないと何かが起こります。 Baxter (1989年)
- Australia (1989年)
- Swing troubadour (1991年)
- バルジョーでいこう! Confessions d'un Barjo (1992年)
- エステサロン/ヴィーナス・ビューティ Vénus beauté (institut) (1999年)
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c “テレビ東京 CINEMA STREET / リード・マイ・リップス”. テレビ東京. 13 October 2014閲覧。
- ^ “Jacques Audiard”. IMDb. 13 October 2014閲覧。
- ^ “Regarde les hommes tomber”. Cannes. 13 October 2014閲覧。
- ^ “Un héros très discret”. Cannes. 13 October 2014閲覧。
- ^ “Un prophète (A Prophet)”. Cannes. 13 October 2014閲覧。
- ^ “London Film Festival (2009)”. IMDb. 13 October 2014閲覧。
- ^ “Cesar 2010 du Meilleur Realisateur à Jacques Audiard pour le film UN PROPHETE”. CANAL+. 13 October 2014閲覧。
- ^ “Prix Louis Delluc (2009)”. IMDb. 13 October 2014閲覧。
- ^ “De rouille et d'os (Rust and Bone)”. Cannes. 13 October 2014閲覧。
- ^ “London Film Festival (2012)”. IMDb. 13 October 2014閲覧。
- ^ “winners of the 68th Festival de Cannes”. 2015年5月25日閲覧。
- ^ “デイリーニュース 2015”. 2015年5月25日閲覧。
- ^ “カンヌ映画祭パルムドールに『Dheepan』(ぴあ映画生活ハリウッドニュース)”. 2015年5月25日閲覧。